福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

大阪フィル マーラー3 2日目終了!

2015-09-19 00:28:41 | コンサート


終わりました!
オーケストラもコーラスも悔いの残らない出来映えだったと思われます。

今宵は、昨夜以上にナタリー・シュトゥッツマンの超ピアニシモに痺れました。やはり、次元が違います。

それにしても、ノット&東響の2日間につづき、大植&大阪フィルで2日間。こんな短期間にマーラー「3番」を4回も聴く経験は、今後なかなか出来ないでしょうね。

いま、打ち上げで満腹につき、これにて失礼。
(写真 : 飯島隆)

以下、大阪フィルTwitterより

「第491回定期演奏会」2日目も大大大盛況のうちに終了しました。初日同様、最後の音が鳴り止んだ後の静寂。そして、拍手喝采とブラヴォーの嵐!100分に渡る演奏の締め括りとして、出演者も感激です。全出演者を代表して!#osaka_phil http://t.co/HBFMtpDDTh
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ジョン・ラッターのフォーレ「レクイエム」

2015-09-18 13:28:18 | レコード、オーディオ


合唱団の集合時間まで間があるので、宿からレコード店巡りの散策。

一軒目は、京阪・なにわ駅および北浜駅近くのPという専門店。

お目当てのレコード、在庫ありました!
フォーレ「レクイエム」「ラシーヌ雅歌」
ジョン・ラッター指揮ケンブリッジ・シンガーズ&シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
英CONIFER RECORDS CFRA 122

フォーレ「レクイエム」の第2稿を世に紹介した一人、作曲家ラターによる心に染み入る名演です。文春新書「クラシックCDの名盤」でも、ヘレヴェッヘ盤を差し置いて推薦した録音。

これが、LPレコードでもリリースされていたなんて知らなかったなぁ。1984年リリースということでデジタル初期の録音。音質的には最新録音にも、アナログ録音にも不利ではありますが、演奏の価値は不変でありましょう。

帰宅してから、針を降ろすことを楽しみとします。

巨大な黄色の鳥は、難波橋より撮影。

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第1楽章から座るということ

2015-09-18 11:33:41 | コンサート
今回の公演で、合唱団は少年少女も大人も、第1楽章からの入りとなった。

座り心地の良いとは言えない木製のベンチにも関わらす、毅然とした姿勢で待ちつづけたメンバーは立派であり、その図は壮観であった。まさにその姿は演奏の一部でもあった、と言えるだろう。

確かに、コーラスの出番は第5楽章のみ。しかも、100分を越す全曲のうちの僅か5分ほど。待つ間、尻は痛いし、喉は乾く。姿勢を維持するための筋力もフル稼働だ。

第1部である第1楽章だけでも30分を越すのだから、第2楽章の前に入るという選択肢もある。コーラスにとって、その方が有り難いには違いないが、マーラー「3番」をひとつの巨大な作品として演奏するには、昨夜のスタイルで正解だったと思われる。

もし、楽章間にコーラスの入場のための長い間が空いてしまったら、指揮者やオーケストラの緊張の糸だって切れてしまうかも知れないわけであるし。

今宵も、合唱団員は、立派な立ち姿ならぬ座り姿で魅せてくれるだろう。合唱指揮者として、まこと誇らしいことである。









大阪フィルTwitterより

大阪すみよし少年少女合唱団、大フィル合唱団は第1楽章からステージに登場。すべての音楽をオケと共に体験したことで、同じ思いで歌え、素晴らしい歌唱に繋がったと思います。合唱団のメンバー、指導者の方、ブラヴォーでした。#osaka_phil pic.twitter.com/dRPSJhiLeL
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マーラー3 初日 無事終了

2015-09-17 23:06:58 | コンサート
大阪フィル定期演奏会 マーラー3番の初日は無事終了。



大阪フィル合唱団女声部も立派に務めを果たしてくれた。課題である「力まず、柔らかな体勢でニュアンスを出す」という課題はある程度達成出来てきた。あとは、しっかり身体づくりをして、さらに豊かな声量と様々な色彩感を身に付けてゆかねばなるまい。

ナタリー・シュトゥッツマンの歌は期待通り素晴らしかった。本番を客席(1階中央通路よりやや後ろ)で聴いて驚かされたのは、彼女の声がステージの立ち位置からでなく、もっと遠いところから聴こえてきたこと。かつて、東京文化会館でジェシー・ノーマンを聴いたとき、彼女の歌声が客席の後方からも聴こえてきて
思わず振り返ったことを思い出した次第。

マエストロ大植の棒の下、明日は今日とはまた別の演奏が生まれることは間違いない。それを楽しみにしたい。



以下、大阪フィルTwitterより

フェスティバルホールは「第491回定期演奏会」初日を大盛況のうちに終了しました。第6楽章最後の音が消えた後も暫く無音の状態が続き…。その後、拍手喝采、ブラヴォーの嵐。静かに集中してお聴き頂き有難うございました。大植マエストロの歓喜に満ちた表情が印象的でした。#osaka_phil
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本日開演 マエストロ大植のマーラー3

2015-09-17 13:29:26 | コーラス、オーケストラ
大阪フィル公式ブログの記事をお読みください!

もうしばらくしたら、ボクもフェスティバルホールへ向かいます。さあ、コーラスに魂注入だ。

大植英次のマーラー交響曲第3番、本日開演です! - 大阪フィルハーモニー交響楽団の公式ブログです。


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大阪フィル公式ブログはこちら

2015-09-17 00:28:06 | コーラス、オーケストラ
ナタリー・シュトゥッツマンが大フィル会館に登場! 定期は明日本番! - 大阪フィルハーモニー交響楽団の公式ブログです。



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ナタリー・シュトゥッツマン 深淵からの声

2015-09-16 22:20:25 | コーラス、オーケストラ


ところで、本日、マエストロ大植は、アルト独唱による第4楽章から女声合唱の加わる第5楽章については、2回通された。さらに繊細さの求められりる第4楽章の冒頭は念入りに何度も繰り返すことに。

あのスタジオに居た全員にとって幸せだったことは、楽章の冒頭から返す度に、O Mensch (人々よ)と呼び掛けるシュトゥッツマンの歌声を体験することの出来たことである。

深淵から聴こえるような声の何という豊穣だったか。しかも、驚くべきは、ひとつとして最初と同じ歌はない。繰り返す度に表情やニュアンスは変容を遂げ、常に新しく音楽が生まれることである。

聴衆を前にした明日と明後日のステージで、いったいどのような一期一会の歌を聴かせてくれるのか。想像するだけで胸が熱くなる。なんだか凄いことになりそうだ。

マエストロ大植のマーラー3番への愛情も深く、入魂の指揮となることは間違いない。オーケストラもその棒に応えることだろう。

このたびの大阪フィル定期演奏会。一人でも多くの方に足を運んで頂きたい。






(写真 : 飯島隆)

以下、大阪フィルTwitterより

世界のナタリー・シュトゥッツマンの独唱でマーラー3番を演奏出来るのは、我々にとっても嬉しい事です。彼女はオケも合唱団も優しく包み込むだけのオーラのようなものがあります。コンマス田野倉雅秋との絡みにもご期待下さい。#osaka_phil http://t.co/uMbIzUAkYH
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イエスの取り持つご縁 ~ 大阪フィル マーラー3 マエストロ稽古にて

2015-09-16 21:54:45 | コーラス、オーケストラ


合唱稽古からソリスト、合唱、オーケストラ合わせの模様が大阪フィルTwitterにアップされました。不肖・福島章恭、イエス「こわれものシャツ」を着ての晴れ姿であります。

ところで、まさに、オケ合わせの始まる直前、大阪クラシックでチルコット「小ジャズミサ」に共演してくださったコントラバスの新さんから、突然、「福島さん、イエス、好きなの?」と声を掛けられてビックリ。休み時間に改めて対面すると、「ボクも好きなんだよ。今朝、Close to the Edge(危機)を聴いてきたばかり」と仰るではありませんか。やはり、魂の呼び合う者同士は出会うものなのか。人のご縁の不可思議さを感じた1日でした。



以下、大阪フィルTwitterより

マーラー3番は、4楽章でアルト独唱、5楽章では合唱団とアルト独唱が登場。世界のシュトゥッツマンと共演の大フィル合唱団女声部、すみよし少年少女合唱団の頑張りに乞うご期待!福島章恭さんの指導の成果をお聴きください。#osaka_phil





(写真 : 飯島隆)


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マーラー3 オケ合わせ恙無く終了

2015-09-15 23:06:52 | コンサート


大阪フィル定期 マーラー3。
ナタリー・シュトゥッツマンを迎えてのオケ合わせ初日、恙無く終了。

大阪すみよし少年少女合唱団とも嬉しい再会。
「先日、福島先生にみて頂いてから、声がガラッと変わったんです!」
とは、ご指導の先生方よりの嬉しいお言葉。子どもたちにも良い刺激だったとかで何より。

リハーサルは順調。大植先生にはご満足頂けたようでコーラスへの大きなダメ出しはなかった。とは言うものの、ボクの耳にはまだまだ伸びしろがあるように聴こえる。明後日の本番まで、もっともっと高いレベルに仕上げなくては。

それにしても、シュトゥッツマンと共演できるとは大きな幸せだ。





※写真は大阪フィルTwitterより(撮影: 飯島隆)
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いよいよ大阪入り

2015-09-15 00:04:25 | コンサート

さあ、いよいよ、というより、またまた大阪入りだ。

ナタリー・シュトゥッツマンとの共演も楽しみ。

ノット&東響の超名演にあやかって、ボクも出来る限りのお仕事をして参ります。

大阪フィルハーモニー合唱団女声部にご期待ください!

大植先生と大阪フィル、どこまでやってくれるか? 楽しみです。

以下、コンサート情報、大阪フィルのHPより転載します。

第491回定期演奏会

 

2015年9月17日(木) 18日(金) 
19:00開演(18:00開場)

 

フェスティバルホール

<指揮>大植英次
<独唱>ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
<女声合唱>大阪フィルハーモニー合唱団
<児童合唱>大阪すみよし少年少女合唱団

<曲目>
マーラー/交響曲 第3番 ニ短調

<料金>(全席指定・税込)
A席:6,000円(4,800円)
B席:5,000円(4,000円)
C席:4,000円(3,200円)
学生席(3階席):1,000円(割引なし)
BOX席:7,000円(6,000円)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。
※連続券の販売は大阪フィル・チケットセンターのみの取扱いとなります。
※(  )内の料金は大阪フィル・会員価格でございます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売しております。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。
・HPからのご予約は公演4日前までとなりますので、それ以降は当日券にてお買い求めください。

・チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:249-393】

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)

年間・前期連続券、1回券 好評発売中

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