ホームグランドのミューザ川崎だけに、昨夜の公演以上に打ち解けた、確信に満ちた演奏で大きな充足感を味わい、その余韻に浸っている。
マーラーの3番は、ボクにとっては、ブルックナーの0番より遠くにある音楽だけれど、それを近しいものに聴かせてくれたノット&東響に感謝したい。
さて、ミューザ川崎の音響だが、以前、同じコンビのマーラー9を聴いたときより遥かによかった。前回、2階席後方で聴いたときは、弦が遠くて欲求不満が募ったものだが、今回は2階席前方ということで、最適のバランスで聴くことができたのである。
あ、そうそう、本日は演奏終了後のフライング・ブラヴォーもなく、静かに余韻を味わえたのもよかった(開演直前の客席でのトラブルは残念だったが・・)。そもそも、指揮者のタクトが降りるまで「誰も拍手するな、ブラヴォー叫ぶな」、という邪念の入ることすら、嬉しくはないのだけれど。
さあ、大阪フィル合唱団の女声部にも頑張って貰わなくては!