明鏡   

鏡のごとく

イランも痛い目にあいそうである。

2016-01-19 01:17:09 | 日記
  イランも痛い目にあいそうである。

 中国国内の列車事故後、問題を徹底的に突き詰めることなく、埋めてしまって、何事もなかったように、証拠隠滅したことを知らないのだろうか。

 残念なことである。

 情報が遮断されていて知らないことが多いのかもしれないが、仕事が暗礁に乗り上げるのは、目に見えていることを老婆心ながら危惧している。

 いずれお互い嫌というほどわかることであろう。

 今からでも遅くない。日本製にした方がいいのだが!

 まあ、急がない方がいいとは、友として助言しておきたい。

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中国の習近平主席は19日から23日まで、サウジアラビア、エジプト、イランを公式訪問する。中国メディアの21世紀経済報道によると、イランのアリ・アスカル・ハジ駐中国大使は、習主席のイラン滞在時に、金融、高速鉄道、自由貿易区、エネルギーの4分野などで中国とイランが合意文章にサインすると述べた。

 中国は、人権問題などで国際的に強く非難されている国とも親密な関係を継続することがある。資源などさまざまな国益を優先させ、“理論的”には「内政不干渉」とする。イランとも緊密な関係を続け、原油を大量に買い続けた。孤立するイランにとって、中国はかけがえのない「親友」だった。

 イランが2015年になり、核開発の事実上の放棄を受けいれたのも、中国の説得に応じた面が強いという。

 習主席のイラン訪問は22日から23日で、習政権が重要国策とする「一路一帯」に関連する覚書に双方がサインする。ハジ大使によると、双方は「相当な件数」の合意書を取り交わす。金融、高速鉄道、自由貿易区、エネルギーの4分野についての合意書も含まれるという。

 イランは制裁を受けていた2015年に、貿易決済で米ドルの使用を停止し、人民元、露ルーブル、韓国ウォンを用いるようになった。特に人民元は重視しており、国際通貨基金(IMF)が同年12月に人民元のSDR入りを決めたことも、イランにとっては「喜ぶべき事態」(ハジ大使)だったという。

 イランは今後、在来線と高速路線の双方の鉄道建設に力を入れる考えで、まずは首都のテヘランから宗教上の聖地とされるゴムまでの路線を建設する方針で、その後はさらに南部のイスハファンまで延長して全長400キロメートル程度にする構想という。
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◆解説◆
 習近平主席の中東3カ国訪問は、イランとサウジアラビアが対立をエスカレートさせないよう、説得する意味合いもあると考えるのが自然だ。

 中国は米国への対抗上、アラブとイスラエルの対立ではアラブ側を応援する立場を取った。中国がパレスチナ国を国家承認して外交関係を樹立したのは、1988年11月で、1992年1月にイスラエルと外交関係を結ぶよりも、4年近く早かった。ちなみに日本はパレスチナ国を承認しておらず、政府組織を「パレスチナ自治政府」などと呼んでいる。

 1990年代からは、中国の「親アラブ政策」で石油資源の確保という意味合いが強くなった。イランとサウジアラビアの対立が激化すると、中国としては対中東外交が極めて難しくなる。イランからもアラブ諸国からも信頼を失う結果にもなりかねない。そのため、習主席も訪問時に、緊張緩和のためできるかぎりの説得をすると考えられる。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)