関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 潮来水原温泉 「かんぽの宿潮来」 〔 Pick Up温泉 〕
公式HP
北浦の西岸にあるかんぽの宿が温泉浴場を日帰り開放するもの。
JR鹿島線「延方」駅から北上する県道188を走ると看板があるので簡単にみつかります。典型的な公共系宿泊施設のつくりで、玄関先に日帰り入浴の案内が出ていて日帰り客も多そう。
上層階にある男女別の浴室は、”展望大浴場”と謳っているだけあって、眼下に北浦の眺望が広がります。窓が広くて明るく、壁面は木貼りで”かんぽの湯”にしてはなかなか風情のあるいい浴場です。露天はありません。
高温槽(木枠タイル貼20人以上)、適温槽(同15人以上)、寝湯(同×4)という構成。カラン20、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜15時で20人位となかなかの盛況。
年齢層の高い落ちついた客層で、日帰りの固定客がかなりいそうです。
高温槽は、木の湯口からの投入+側面注入を窓際の側溝への流し出し+底面吸湯。
適温槽は、木の湯口からの投入+側面注入を窓際の側溝への流し出しで槽内吸湯不明。
寝湯は、木の湯口から投入で側面注吸湯あり。
すべての浴槽でかなりの量のオーバーフローがあって、お湯の鮮度はけっこう高いように思いました。(とくに寝湯)
湯口の投入量は、すべての浴槽で絶え間なく変動していました。
お湯は、高温槽で黄緑色うすにごり、適温槽で緑褐色にごり湯(透明度40cm)、寝湯で緑茶色にごり湯(同50cm)と湯づかいにより色味やにごり度が微妙に変化しています。
明瞭な塩味+重曹味がありますが、分析表ほどの濃度はないような・・・。
弱いうがい薬臭+泥臭。重曹泉系のツルすべがあり、しっかりとした浴感と温まり感を楽しめるなかなかにいいお湯です。
ここは正直ほとんど期待していませんでしたが、強力なスペック(びっくり!)といい、雰囲気のいい浴室といい、充実の浴感といいかなりの拾いもの ^^; かと思いました。
潮来周辺ではイチ推しのお湯かと思います。
Na-塩化物泉 23.6℃、pH・湧出量不明、成分総計=15.14g/kg、Na^+=5207mg/kg (90.28mval%)、Mg^2+=175.9 (5.77)、総鉄イオン=0.3、NH^4+=18.2、Cl^-=8134 (91.43)、HCO_3^-=1220 (7.97)、陽イオン計=5667.0 (250.9mval)、陰イオン計=9426 (250.9mval)、メタけい酸=50.8、硫化水素=0.4 <分析年月日不明>
北浦周辺には地味ながらかなりとクセモノのお湯が潜んでいることが判明してきました。(北浦宝来温泉は未湯ですが、ここもけっこうよさげ)
たとえば、潮来水原温泉「かんぽの宿潮来」~北浦温泉「北浦荘」~鉾田温泉「ほっとパーク鉾田」 or 「ともえ荘」あたりを廻れば、そうとう充実した湯めぐりになるのでは?
〔 2004年1月17日レポに加筆修正 〕
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