関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 白田温泉 「白田川観光ホテル」 〔 Pick Up温泉 〕
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住 所 :静岡県賀茂郡東伊豆町白田330-12
電 話 :0557-23-2126 (休業中)
時 間 :(休業中)
料 金 :(休業中) ※以前は500円
■ 紹介ページ (伊豆の立ち寄り温泉 by こあじさん)
ここは東伊豆南部にしてはかなり感動したお湯で、早めにレポしようと思っていましたが、「伊豆の立ち寄り温泉 by こあじさん」の情報によると、今年2010年2月時点でなんと休業に入っているとの由。
記録の意味でレポします。
東伊豆、片瀬・白田あたりの温泉はナゾにつつまれています。
宿泊施設は温泉メインのものはすくなく、「花いっぱい温泉」(入湯済、未レポ)を除いて目ぼしい日帰り温泉もありません。
当然、Web情報もすくないのですが、こあじさんのサイトで紹介されていてよさげだったので攻めてみました。
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【写真 上(左)】 B級入ったサイン-1
【写真 下(右)】 B級入ったサイン-2
場所は、R135「白田」交差点から、山側に向け白田川沿いに少し走った川沿い左手。
B級入った看板類と、年季入った外観は、「よほどの温泉好きでなければまず入らないだろうな~」と思えるほど。
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【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 男湯入口
館内は古きよき昭和の雰囲気。意外に清掃がきいていてすっきりとしています。
人気のない館内に広い大広間が寂しげでした。
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 注意書き
廊下おくの浴場は手前が女湯、おくが男湯。
細長い脱衣所にしぶい木づくりの脱衣棚。
二面採光のあかるい浴室に6-7人の趣きのある水色丸タイル浴槽がひとつ。
余分なものがなにもないシンプルでいい浴室です。
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【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 親子ガエル
カラン5位(たぶん温泉)、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
土曜16時でず~っと独占でした。
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【写真 上(左)】 男湯の湯口
【写真 下(右)】 切欠からの流し出し
浴場よこの泉源小屋らしきものから直引きされたパイプから岩の湯口を通して熱~いお湯を投入で切欠からの上面排湯。
側面に注吸湯口らしき孔がありましたが作動なく、お湯の感じからしても文句なしのかけ流しかと思います。
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【写真 上(左)】 男湯浴槽
【写真 下(右)】 いい感じのタイル浴槽
適温のお湯はうすく懸濁してうす茶と白の湯の花がたくさん。
硫酸塩がしっかりと効いていて、湯中の指先が青白く発光しています。
いきなり撃沈(笑)したためか、なぜか味臭のメモが残っていないのですが、たしかおだやかな石膏泉系の湯の香とよわい磯の香があったような・・・。
きしきしとヌルすべとつよいとろみをまじえた絶妙な湯ざわりで、肌に染み入るような独特な浴感が楽しめます。
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【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 当然ケロリン桶です ^^)
尖ったところのまったくないすこぶるなめらかなお湯で、湯温も絶妙なので思わず恍惚状態に陥ります。
95.0℃の高温泉を鮮度を落とさずに、絶妙な湯温に調整しているのはまさに職人ワザ。
非常にあとを曳くお湯で、何度も入り直したくなります。
濃度と成分のバランスがすこぶるいいイメージで、宇佐美のお湯に似ているかな・・・?
お宿の人はとっても親切で、庭でとれたというみかんをお土産にたくさんいただきました。
こんなすばらしいお湯に、いまはもう漬かれなくなってしまったとはかえすがえすも残念です。
Na-塩化物・硫酸塩温泉 95.0℃、pH=8.1、湧出量不明、成分総計=3.179g/kg
Na^+=859.4mg/kg、Ca^2+=151.9、Fe^2+=0.1、Cl^-=986.3、Br^-=1.7、SO_4^2-=713.5、HCO_3^-=190.9、メタけい酸=197.9、メタほう酸=21.1 <H14.12.25分析> (源泉名:白田4号)
<温泉利用掲示>
加水:あり 加温:なし 循環ろ過装置使用:なし 塩素系薬剤使用:あり(スケール除去剤)
■ブランドグルメ
〔 JA伊豆太陽のみかんワイン 〕
温暖な東伊豆町は温州みかんの有力産地で、加工品ではJA伊豆太陽のみかんワインが知られています。
「国税庁主催の『洋酒果実酒鑑評会』にて、H9年度以来4年連続段階評価(A~D)中の最高のAランクに評価されております。また、醸造を他社委託せずに、自前で全て生産している当社に対する評価も高表彰を受けております。」という品質の裏づけをもつ逸品で、伊豆東ワイン工場で試飲・購入できます。
やまももやアロエのワインもあります。
(「伊豆東ワイン」HPなどを参考。)
〔 2010/8/17UP (2008/09入湯) 〕
E139.3.34.346N34.48.6.856
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■ 神川温泉 「かんなの湯」 〔 Pick Up温泉 〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/26/3f7e2a68cf4f19c14bf2d50b9c56da01.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/6e/aa5f4c359c746469651ed445b92947de.jpg)
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住 所 :埼玉県児玉郡神川町小浜1341
電 話 :0495-77-5526
時 間 :9:30~23:00 / 第2火、2・7月の第2水・木休、8月無休
料 金 :1,200円(会員980円)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLEガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
2001年秋、埼玉県営施設として鳴り物入りでオープンした「アカシアの湯」は、経営不振により2006年3月末に閉鎖。4月末に一般競争入札が実施され、秩父土建(株)が落札、リニューアルを経て同年9/23に「かんなの湯」として再出発しました。
お湯についてあまりいい評判を聞かなかった「アカシアの湯」。行きそびれているうちに閉鎖となり、「かんなの湯」になってからも未湯となっていましたが、先日ようやく入湯。
神流川右岸の河川敷を活用した41haの総合レクリエーション施設「神川ゆ~ゆ~ランド」内にある温泉施設。
料金内には、タオル・バスタオル・館内着レンタル&岩盤浴を含み、会員(年会費300円)になると当日から980円。
初年度年会員が無料になるクーポンが提供されているので、実質980円で利用することができます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/28/37c357df516895d44718b413344e1941.jpg)
【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 夜のエントランス
かなり大がかりな施設で、浴場の他、岩盤浴、酸素バー、手もみ処、エステ、あかすり、ヘアカットサロン、各種休憩所など施設充実。
2ヶ所の食事処の他、宿泊施設も併設しています。
蔵をモチーフにした「鮮菜ダイニング神蔵(かぐら)」は地場素材にこだわったメニューで、味もなかなかのうえにリーズナブル価格でおすすめ。
岩盤浴は予約制で25分毎の交替制です。
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【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 こんな感じの仕上がりです
全体に木を活かしたデザイン&調度でつくり込まれていて、センター系の無機質なイメージは払拭されています。
運営は建設会社(秩父土建㈱)ですからこのあたりはお手のものか・・・?
廊下のおくに月替わり交替の「岩」「檜」の2つの浴場ととい面に2つの岩盤浴(「角閃の間」「癒温の間」)で、浴場入口あたりは廊下が狭く、ちとせせこましい感じ。
この日の男湯は手前の「岩」で、「岩」と「檜」の浴槽配置はほぼおなじです。
脱衣所は施設規模のわりには広くなく、天井が低いのでやや圧迫感があります。
カラン20(うちセパ型17)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
お盆の夜でファミリー層メインに50~20人と盛況でした。
窓が広くて天井高く、スケール感のある浴室ながらなぜかこもり気味なのは残念。
入って左に洗い場、左から時計まわりに「泡湯」(石枠平石敷15人以上、ジャグジー付、適温~ややぬる)、「薬石の湯」&「マッサージ湯」(黒みかげ石枠伊豆石貼15人以上、適温~ややぬる)、寝湯×3、水風呂、サウナと中央にかけ湯&「神川温泉の湯」(同12人位円形、熱め)。
露天は庭園づくりの雰囲気あるもの。
手前から時計まわりに「若返りの湯」(石枠平石敷10人以上、屋根付、ほぼ適温)、「絹肌エステの湯」(木樽づくり2-3人、東屋付、気泡浴で白濁、アワつきあり)、「薬湯」(石枠石敷10人位の半洞窟風呂、この日は”しょうが湯”でうすく白濁)、「歩行浴」(冷水)、「岩塩低温サウナ」と打たせ湯×2。
うち、おそらく温泉使用と思われたのは内湯の「泡湯」と露天の「若返りの湯」。
微妙なのは「神川温泉の湯」と「薬石の湯」&「マッサージ湯」でこの4槽をレポします。
A.「泡湯」
槽内の石がクリーム色の石灰華でコーティングされていてびっくり。
石灰華&赤茶に変色した石の湯口からぬるめの湯を投入&槽内熱湯注入の底面吸湯でオーバーフローなし。
うすく懸濁したお湯には白い浮遊物があり、舌のうえを上すべりするような硬水っぽい味とわずかな重曹味で塩味は感じられず。
消毒系と思われるよわめのシャープな臭いと、そのうらにわずかな西上州系のセメント臭があるかも・・・。
重曹泉系のツルすべはあるものの、本質は重炭酸土類泉的なぎしぎしと引っかかる湯ざわりで、若干のとろみも感じられる。
B.「若返りの湯」
ここも槽内の石が石灰華で見事にコーティング。
槽内注吸湯でオーバーフローなしの循環仕様。
わずかに懸濁したお湯に少量の白い浮遊物。
味不明でプール並のつよいカルキ臭。
湯ざわりは「泡湯」と同系ながらやや濃度感に欠けるような・・・。
C.「神川温泉の湯」
かけ湯から熱湯を流し込み、槽内上部スリットからの流し出し。
かけ湯には「神川温泉の源泉」との掲示があるが、濃度感はあきらかにA.Bに劣り石灰華の析出もほとんどない。
だだ、鮮度感はそれなりにあって消毒もよわめ。
ちなみに「アカシアの湯」時代はこの浴槽のみ温泉使用だったらしい。
D.「薬石の湯」&「マッサージ湯」
石の湯口から湯量湯温変動のお湯を投入&側面注入&底面吸湯でオーバーフローなし。
濃度感、鮮度感ともいまいちでカルキもつよくほとんど入らず。
濃度感は、A > B > C > D
鮮度感は、C > A > B > D の順かな?
ここでいいのは水風呂。
井水使用の水風呂は、Aをうすくしたような肌ざわりがあって、20℃くらいの絶妙な温度。
カルキも感じられないので、じっさいのところ、ここにいちばん多く入りました。
また、「絹肌エステの湯」と「薬湯」(しょうが湯)もけっこう肌なじみよく、これもおそらく井水使用かと思います。
また、洗い場カランと打たせ湯も感じからして井水使用では・・・?
おそらく、本泉と井水がイメージの近い泉質(井水は鉄分含みか?)で、しかも本泉を井水で希釈していると思われるので、ピュアな非加水源泉のイメージがつかめません。
また、お湯のキャラは西上州系の重曹泉かと思いますが、この系統で3g/kg程度の濃度の源泉は入ったことがないので(ふつうはもっと濃い)、ますます加水加減の見当がつきません。
欲をいえば非加温非加水の源泉槽がほしいところ。
ただ、Aについてはそれなりの濃度感はあったかと思います。
あたたまり感は本泉使用と思われるA.Bよりむしろ井水使用の浴槽の方がつよく、浴後はぺとぺと感がでてほてりが残る土類泉系のもの。
それにしても、センター系をここまでの施設につくり変えた営業努力には拍手。
もともと建物じたいに金がかかっているので、意匠や調度、さらに施設オペレーションによってそれらの本領が引き出されているような感じ。
また、「アカシアの湯」には(たしか)なかった宿泊施設が補完され、温泉施設が有効に活用されているのも正解のような・・・。
ここは公共施設民営化の成功例といえるのでは?
「アカシアの湯」の売却額は6億300万円。建設費は27億だったので、土地代と償却を考えなければ差し引き20億円以上の売却損を出してこの埼玉県初の県営温泉施設の後始末は終わりました。
しかし、ピーク時には40万人、2005年度でも32万人超の年間入り込みがありながら、なぜに経営不振?。
過剰投資とオペレーションコストの高さが損益分岐点を吊り上げていたのでしょうか・・・。
県営施設といえば、神流川対岸の群馬県営「桜山温泉センター・うしおの湯」が、やはり経営不振から2002年3月に閉鎖、鬼石町(現藤岡市)へ移管され同年4月末に再オープンしています。
「アカシアの湯」も当初神川町への移管を打診し、拒否されたためやむなく民間への売却となったようで、これは結果オーライだったかも・・・。
はなから期待薄で突入しましたが、西上州系らしいクセもの湯と佳品の水風呂が楽しめてそれなりに満足。
ただ、お湯そのものというよりは、多彩なメニューをゆったりと楽しむ施設のように感じました。
これだけ多彩なメニューを時間制限なしで楽しめて週末でも980円は、考えようによってはリーズナブルかもしれません。
Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 *1 26.6℃、pH・湧出量不明(1,500m掘削揚湯)、成分総計=3053mg/kg
Na^+=883.8mg/kg (91.00mval%)、Ca^2+=45.0 (5.33)、Fe^2+=0.4、Cl^-=718.8 (47.99)、Br^-=2.4、I^-=2.1、NO^3-=5.2、SO_4^2-=68.5 (3.39)、HCO_3^-=1227 (47.62)、CO_3^2-=7.2、陽イオン計=957.9 (42.25mval)、陰イオン計=2033 (42.23mval)、メタほう酸=26.3、遊離炭酸=14.1 <H13.10.12分析> (源泉名:神川温泉 アカシアの湯)
*1) スペックからするとNa-塩化物・炭酸水素塩温泉では?
使用源泉については「新源泉を掘削し、従来から利用していた源泉と混合で利用するため湯量が増えたそうだ。」(「温泉ニュースBlog」さん記事より)という情報があります。
また、オープン直後のスペックは、「源泉26.6℃、pH8.0、溶存物質総量10810㎎/㎏のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉ですが、湧出量が27.0L/分しかありません。」(「温泉みしゅらん掲示板」、投稿者:ガウスさん、投稿日:2001年10月12日より)とのこと。
■ブランドグルメ
〔 神川の梨 〕
明治時代から栽培されているという「神川の梨」。
品種は幸水と豊水がメインで旬の8月上旬から9月下旬にかけては町内の道路沿いに直売所が並び、「梨街道」とも呼ばれます。
(「神川町観光協会」HPなどを参考。)
〔 2010/08/17UP (2010/08入湯) 〕
E139.4.46.640N36.12.7.960
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