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■ 白米鉱泉 「つるの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



白米鉱泉 「つるの湯」
住 所 :福島県いわき市勿来町白米林の中3
電 話 :0246-64-7562
時 間 :8:00~16:00 混浴 (10:00~10:30/13:00~13:30は女性タイム)
料 金 :500円/1浴
オフィシャルHP
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (じゃらんnet)

いわき市勿来町にある自家源泉の湯治宿が日帰り対応するもの。
約1000年ほど前から湧き続けているというこの白米(しろよね)鉱泉には、鶴が身を浸して傷を治したとの言い伝えがあり、「打ち身の名湯」として知られています。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 玄関

場所はいわき勿来ICの南西で白米団地の入口あたり。説明しにくいので下の地図を参照ください。
アプローチは郊外住宅地の整備された道路で鉱泉湯治宿のイメージとはかけ離れたものですが、敷地内に入ると俄然雰囲気がでてきます。


【写真 上(左)】 玄関先の衝立
【写真 下(右)】 「打身の名湯」

建物は新しく、玄関先には白鶴が描かれた衝立がありました。
声をかけるとしばらくして宿の人がでてきました。
廊下のおくにある浴室は年季入っているのでここは旧館かも。


【写真 上(左)】 浴室入口
【写真 下(右)】 脱衣所

いまはふたつある浴室のうちひとつだけつかっていて原則混浴、10:00~10:30/13:00~13:30は女性タイムとなっています。
知らずにいきましたが、ちょうど女性タイムがおわったところでラッキー。
右手が女湯で脱衣所のみ、左手の男湯の浴槽のみ使用しています。


【写真 上(左)】 手前が男湯、右手おくが女湯
【写真 下(右)】 空の女湯

あかるく落ちついた雰囲気の浴室に赤みかげ石枠水色タイル貼3-4人の浴槽ひとつとシンプル、女湯との境は開放していて、お湯を入れていない女湯浴槽は2人くらいと男湯より小ぶり。


【写真 上(左)】 男湯浴槽
【写真 下(右)】 源泉カラン?

カラン2、シャワー?、シャンプー・ドライヤーなし。
女湯側のカランのうち、ひとつは源泉かもしれません。

土曜13時で独占~2人。
同浴したお年寄りから貴重なお湯情報をうかがえてこれもラッキー。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色

みかげ石の湯口から大量投入で槽内排湯不明。お湯はなぜか浴槽の3/4くらいしか溜まっていませんでしたが、これがふつうの状態かは不明。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 源泉井戸と湯前神社 (館内掲示より)

やや熱めのお湯は緑茶色にうすにごって、うす茶の浮遊物がただよいます。
重曹味に微苦味、いわきの鉱泉によくある漢方薬じみた苦っぽい臭いで効きそう。
特別な湯ざわりはないですが、肌に染み入るような滋味のある浴感で、あたたまりはさほどつよくないこともあってやたらあとを曳きます。
浴後は肌がつるつるして落ちつきます。
イメージ的にはカンチ山や北茨城の湯の網「鹿の湯松屋」をうすくした感じかな。

クセもの揃いのいわきの鉱泉のなかではとくにキャラの立ったお湯ではないですが、いかにもいわきらしい滋味あるお湯を渋い浴室で味わえるいいお宿だと思います。

※ 泉質不明

〔 館内掲示より (出所:いわき民報) 〕
白米に「鶴(つる)の湯」という鉱泉がある。民話によれば、大同年間(806~809)のころ、村人が林の中の泉で、一羽の鶴が傷ついた羽を泉にひたしているのを見つけた。
不思議に思って見守っていると、数日後、すっかり傷が治った鶴は、そばのカシの神木にとまってしばし名残を惜しんだ後、元気に飛び立っていった。鶴は泉の水で傷の治療をしていたのだった。
村人が試しに泉の水を汲み 、湯にわかして入ると、驚いたことに、次第に胃病や打ち身などの病気が良くなり、健康を取り戻した。
泉の水が病気やけがに効能がある霊泉とあって、ここに湯治場が開かれ、現在にいたっている。

■ブランドグルメ
〔 銘菓 関の駒 〕
”勿来の関”にちなんだ有限会社紅谷製の焼き菓子系銘菓で、「銘菓じゃんがら」よりはマイナーなので、地元以外では入手がむずかしいようです。
食べたことはないのですが、Web情報によると甘さ控えめでなかなか美味しいらしい。
”勿来の関”にちなんだ銘菓は、ほかに「関の山桜」(錦月製菓)、関の力もち(しぶや菓子舗)などがあります。

〔 2009/09/15UP (2009/04入湯) 〕


E140.44.30.739N36.53.23.254
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■ 四万温泉 (奥四万) 「こしきの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



四万温泉 (奥四万) 「こしきの湯」
住 所 :群馬県吾妻郡中之条町大字四万4400-27
電 話 :0279-64-2810
時 間 :10:00~17:00 / 第2水休 〔12/1~3/31の冬期休業〕
料 金 :400円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)

四万川ダムの予備調査時に四万温泉の奥で湯の泉泉源が発見され、その野湯「湯の泉」(ゆのせん)は野湯マニアを中心に大にぎわいとなりました。(筆者未湯)
なにかと話題の多かった「湯の泉」は2004年に閉鎖されましたが、現在、この施設やゆずりは地区に引湯されています。
ゆずりは地区のほとんどは「山鳥の湯」源泉と混合されているのに対し、ここは単独使用されている貴重なお湯。


【写真 上(左)】 四万川ダム
【写真 下(右)】 説明板

四万川ダムのダム湖、奥四万湖の湖畔、ダム資料展示館「四万せせらぎ資料館」に併設されている町営日帰り施設です。
これまで四万温泉の最奥は日向見地区でしたが、いまはこの施設が最奥となっています。
ただ、四万川の渓流沿いに点在する四万の温泉街とはロケ的に一線を画しています。

施設はいかにも公共系らしい無機質なものですが、よく清掃されてきもちよく、かなり広めの休憩所も併設されています。


【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 奥四万湖

ダム湖にしては綺麗な色をしている奥四万湖を眺められるなかなかのナイスロケ。
奥四万湖はダム湖ながら雰囲気よく、あたりは開けて爽快なロケーション。
湖側に露天をつくったら眺望露天として人気を集めること必至ですが、それは贅沢な注文か・・・。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 男湯

みかげ石+タイル造3-4人の浴槽で、白い石膏の析出のでたみかげ石の湯口から42℃ほどの源泉を20L/minほどもしずかに流し込み、浴槽ふち全面からさわさわと流れ出しています。
槽内注排湯はなく、お湯の鮮度感からみても文句なしのかけ流しでしょう。

カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜15時で独占~4人。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 潤沢なオーバーフロー

ややぬるめのお湯は無色透明で湯中にはこまかな気泡が舞い、指先が青白く発光しています。
かすかな石膏味とよわい石膏臭。
よわいヌルすべに弱きしをまじえ湯ざわりやわらかな、入っていてすこぶる快感度の高いお湯です。
スペックのわりに力を感じるお湯で、中程度のアワつきもありました。

湯元の野湯「湯の泉」に入ったことがないので言い切れないのですが、2km引湯したにしてはかなりの鮮度が保たれていると思います。
また、お客がわりにすくないことも鮮度維持にプラスしているのでは・・・。

四万のなかではもっとも清澄なイメージのお湯かと・・・。
四万は比較的各エリアの泉質が似ているので、ハシゴすると湯質的に飽きがくることがありますが、ここと、金気のつよい新湯「河原の湯」を組み込むと湯めぐりに変化がでると思います。

単純温泉(Ca・Na-SO4型) 42.81℃、pH=8.2、湧出量不明、成分総計=0.97g/kg
Na^+=100mg/kg、Ca^2+=191、Cl^-=49.3、SO_4^2-=578、HCO_3^-=11.6、CO_3^2-=6.97、陽イオン計=295.79、陰イオン計=646.63、メタけい酸=28.8 <H7.12.15分析> (源泉名:四万温泉 湯の泉)

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり(気温の低い期間のみ) 循環ろ過装置使用:なし 消毒処理:なし

〔 2010/09/15UP (2006/05入湯) 〕


E138.47.3.843N36.41.42.653
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■ 韮山温泉 「天城荘」 〔 Pick Up温泉 〕



韮山温泉 「天城荘」
住 所 :静岡県伊豆の国市南條698-30 (旧 田方郡韮山町)
電 話 :055-949-5370
時 間 :10:00~20:00
料 金 :500円

韮山温泉は伊豆箱根鉄道「伊豆長岡」駅西側に広がる比較的地味な温泉地。
大仁温泉と同様、街なかに湯宿が点在しているイメージです。

「天城荘」は、駅から約3分の便利な旅館で広く日帰り開放しているため、温泉好きにはけっこう知られています。
中伊豆大滝温泉の「天城荘」と区別するためか「三浦観光天城荘」と呼ばれることがあります。
ただ、最近再訪したときにはなんとなく営業している感じがなく、Webでも最新情報がとれないので、TEL確認してから行ったほうがいいかと。

「伊豆長岡」駅西側の路地のなかにあり、わかりにくいので↓の地図を参照ください。
ややそっ気ない外観のお宿ですが、敷地内の給湯施設が存在を主張しています。


【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 飲泉用のペットボトル

浴室は階段を上がった2階。
浴室前に「飲める温泉、胃腸にもよい どうぞ」という説明とぺットボトルが置いてあり、浴室に入ったとたんに包まれるやわらかな湯の香に期待が高まります。


【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 脱衣所

やや暗めの浴室に、石組み鉄平石敷5-6人の浴槽ひとつとシンプル。
浴槽手前は仕切られてぬる湯ゾーンになっています。
カラン4、、シャワーー・シャンプー。ドライヤーあり。
年末の10時で男女湯とも独占でした。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 ぬる湯槽

石膏の析出がたてがみのようになった石づくりのライオン湯口から熱めの源泉を投入し、手前側へオーバーフローのかけ流し。
湯口そばにはコップがおいてありました。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 湯色&湯口

ほぼ適温~ややぬる(ぬる湯槽は絶妙なぬる湯)のお湯は、無色透明でこまかなうす茶の浮遊物。
芒硝薬味+僅微苦味、磯の香+ほんわりとした硫酸塩泉系の湯の香。
ヌルすべととろみと弱きしをまじえたやわらかな湯ざわりと適度なあたたまり感のあるしみじみといいお湯です。

街なかにあるわりに路地に入っているのでとても閑か、宿の方も親切そうで泊まっても満足度が高いのではないでしょうか。

アルカリ性単純温泉 55.1℃、pH=8.6、湧出量不明、成分総計=0.742g/kg
Na^+=195.6mg/kg、Ca^2+=36.2、Cl^-=136.2、SO_4^2-=279.8、HCO_3^-=27.2、CO_3^2-=6.2、メタけい酸=50.6、メタほう酸=6.4 <H3.12.16分析> (源泉名:韮山源氏温泉協同組合貯湯槽)

■ブランドグルメ
〔 韮山のイチゴ 〕
静岡は全国有数のイチゴの産地で、韮山もイチゴ産地として知られています。
とくにイチゴ狩りで有名で、多くの観光農園があります。
主力品種は「紅ほっぺ」で、「章姫(あきひめ)」も栽培されています。
シーズンは年明け~GWくらいのところが多いようです。

〔 2010/09/15UP (2006/12入湯) 〕


E138.56.57.348N35.2.14.973
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