関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 六日町温泉 「六日町中央温泉共同浴場」
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住 所 :新潟県南魚沼市六日町2116 (旧 南魚沼郡六日町)
電 話 :025-770-1173
時 間 :10:00~22:00 / 原則無休
料 金 :250円
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
六日町温泉の歴史は意外に浅く、昭和32年、天然ガスの試掘中に温泉が湧出してから始まりました。
しかし、開湯7年後の昭和39年6月に、早ワザで国民保養温泉地に指定され、現在では湯宿10軒を越す中越を代表する温泉地になっています。
各宿は街なかや山裾に点在するイメージで、温泉街は形成されていません。
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【写真 上(左)】 外観-1
【写真 下(右)】 渋いグレーチング
「六日町中央温泉共同浴場」は町の中心部、伊勢町の六日町郵便局となりにある”街なかのお湯”で、お湯のよさで温泉好きに知られています。
建物じたいはけっこう大きいですが、番台方式で脱衣所、浴場ともこぢんまり。
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【写真 上(左)】 外観-2
【写真 下(右)】 入口
窓が高くやや暗めの雪国らしい浴室に石貼3人の浴槽ひとつとシンプル。
みかげ石の壁面に渓流の絵がはめ込まれている変わった意匠。
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 壁絵
カラン5、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。カランもたぶん温泉です。
土曜11時で一瞬独占~4人とけっこうお客がいました。
赤茶変+石膏の析出のでた石の湯口からやや熱めのお湯をかなりの量投入。
槽内注排湯はみあたらず、ざんざこオーバーフローは文句なくかけ流しかと。
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【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口
やや熱めのお湯は、無色透明でうす茶の浮遊物が少量ただよい、湯中の指先がよわいながら青白く発光しています。
よわい重曹塩味にやわらかな湯の香。
きしきしとツルすべが拮抗し、明瞭なとろみのあるすこぶる入りごこちのいいお湯。
硫酸塩が効いているためか、はたまた鮮度がいいためか、あたたまり感がハンパでなく、何度もカランの冷水を浴びながらの入浴。
F^-=3.5が効いているためか浴後は湯切れよく、充実感が残ります。
なるほど、たたずまいといい、お湯といい温泉好きの琴線に触れるものがあります。
とくにクセがあるとか、個性があるとか、そういうたぐいのお湯ではないですが、がっしりと落ちついて安定感のある名湯だと思います。
このあたりの共同湯では湯沢の「山の湯」とならぶ充実の一湯となりました。
単純温泉(Na-Cl型) 47.6℃、pH不明(弱アルカリ性)、湧出量不明、成分総計=843.0mg/kg
Na^+=239.0mg/kg (79.94mval%)、Ca^2+=44.1 (16.91)、F^-=3.5、Cl^-=381.9 (82.40)、SO_4^2-=31.0 (4.97)、HCO_3^-=76.3 (9.56)、CO_3^2-=6.6、陽イオン計=295.7 (13.01mval)、陰イオン計=499.3 (13.07mval)、メタほう酸=18.1 <H19.10.26分析> (源泉名:(六日町温泉)7号井・12号井・13号井混合泉)
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環利用:なし 消毒剤使用:なし
■ブランドグルメ
〔 雪国まいたけ 〕
いまや押しも押されぬメジャーブランドとなった「雪国まいたけ」は、旧六日町(現南魚沼市)にあります。
あまりの美味しさに、山中で見つけると舞い上がってよろこぶことから名付けられたという説もある「舞茸」。
マイタケの種菌は害菌に対する抵抗力がよわく、栽培はむずかしいとされてきましたが、1970年代頃からの技術革新を経て量産が可能になり、スーパーのマストアイテムとなりました。なかでも「雪国まいたけ」は有名。
マイタケのほか、えりんぎ、ぶなしめじ、丹波しめじ、本しめじ、もやしなども「雪国ブランド」で展開されています。
(ちなみに、もうひとつの大手「ホクト」は長野市の企業です。)
〔 2010/09/22UP (2009/08入湯) 〕
E138.52.52.956N37.3.39.093
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■ 延寿乃湯・大竜寺源泉 「本陣寿旅館」 〔 Pick Up温泉 〕
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〔廃業、以下は営業時のデータ〕
住 所 :埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野314
電 話 :0494-75-0079
時 間 :時間要問合せ
料 金 :600円
明和二年(将軍吉宗公の時代)、代官の出役所に由来する創業350年のこの老舗旅館は、歌舞伎(いまはわらじかつ丼)で有名な小鹿野の街なかにありました。
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【写真 上(左)】 看板が下ろされた現在の外観 (2010/09)
【写真 下(右)】 外まわりの渋い造作
先日、小鹿野を訪れたとき、廃業となっていました。
ここは、男湯に独自源泉の「延寿乃湯源泉」をつかっていたので、この源泉にはもう入れないことになります。
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【写真 上(左)】 由来書
【写真 下(右)】 小鹿野歌舞伎
江戸末期築の代官の間、秩父事件の間(武士の間)などがある重厚な館内は江戸風情を感じる独特な雰囲気で外人客に人気があったようです。(行ったときにも外人客が泊まっていた。)
また、日本棋院指定の囲碁の宿でもありました。
以下は、2003/02に入湯したときのレポです。
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【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 客室
男女別内湯のみの浴場があり、“千成風呂”に大竜寺源泉、“二槽風呂”に延寿乃湯源泉の2つの源泉を使用。
毎日23時に男湯と女湯が入れ替わるので、泊まれば両方の源泉が楽しめます。
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【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 “二槽風呂”へのアプローチ
この日は女湯“千成風呂”に「延寿乃湯」の看板が掛かっていて、男湯”二槽風呂”には看板なし。
館内掲示は、”二槽風呂”は「延寿の湯」とあるので、大竜寺源泉のローリー輸送をやめ、延寿乃湯源泉のみをつかっていたのかも・・・。
うがった見方をすると、使用源泉を入れ替えていた可能性もありますが、”二槽風呂”まわりには大竜寺源泉使用を示す掲示はなかったので、「延寿乃湯源泉」攻略済みということにしておきます(笑)。(なぜか聞き忘れた・・・。)
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【写真 上(左)】 ”二槽風呂”入口
【写真 下(右)】 脱衣所
男湯(二槽風呂)は、上段に”殿の湯”(石枠タイル造底面スノコ貼、3人、適温)、下段に”控の湯”(同 10人以上、ぬるめ)のふたつの浴槽。
どちらも湯口はなく、”殿の湯”のスノコの下から高温のお湯を注入で他にジェット2本。”控の湯”は”殿の湯”からの大量の流れ込みとジェット5本。
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【写真 上(左)】 ”二槽風呂”
【写真 下(右)】 “千成風呂”
オーバーフローはなく底面吸湯×2(内1はジェット用)があって、循環仕様かと・・・。
パンフでは窓から庭園が見えるようですが、なぜか目隠しされて外が見えず残念。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜13時で男女湯とも独占。
女湯は瓢箪形のタイル造5-6人で、こちらは湯口がありますが、連れによるととりたてて特徴のあるお湯ではなく、(三田川)大竜寺源泉使用の「羽黒山温床温泉」よりヌルすべはよわかったとのこと。
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【写真 上(左)】 殿の湯
【写真 下(右)】 控の湯
男湯のお湯は、無色透明味不明でおだやかな温泉臭がありカルキ臭は感じられませんでした。
浴感は薄いですが、温泉らしいやさしい湯ざわりがあり、やはり「羽黒山温床温泉」よりヌルすべはよわいように感じました。
(なお、「羽黒山温床温泉」も休業or廃業している模様。)
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【写真 上(左)】 殿の湯から控の湯
【写真 下(右)】 殿の湯から控の湯への流し込み
お湯じたいにはさしてインパクトはないですが、泊まりや会食で館内の雰囲気もあわせて楽しむ宿だったように思います。
また、”代官料理”という名物料理もあったようです。
”インバウンド”というかけ声だけはかまびすしいですが、その陰で和の情緒あふれるこのような良宿がなすすべなく消えていってしまうのは、本当に残念なことです。
分析書は掲示、フロントともにありませんでしたが、「小鹿荘」で掲示されていた「大竜寺源泉」のデータを揚げておきます。
なお、気になる「延寿乃湯源泉」はアルカリ性単純温泉とのこと。
規定泉(メタほう酸)(Na-(CO3)・HCO3型) 19.7℃、pH=10.52 *、成分総計=0.330g/kg、Na^+=104.5mg/kg (98.48mval%)、F^-=1.5、Cl^-=1.5、HS^-=0.3、HCO_3^-=100.7 (34.23)、CO_3^2-=65.4 (45.23)、SO_4^2-=5.8、メタけい酸イオン=39.5、メタほう酸イオン=7.9、陽イオン計=105.8 (4.62mval)、陰イオン計=224.3 (4.82mval) <H8.6.5分析> (源泉名:(三田川)大竜寺源泉)
*):「羽黒山温床温泉」掲示データ
○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。
■ブランドグルメ
〔 秩父かぼす 〕
カボスといえば大分ですが、小鹿野の隣町、旧吉田町阿熊・上吉田地区でも栽培され、生産組合(秩父カボス生産組合)もあって「秩父かぼす」としてブランド化されています。
2004年にカボス大産地、大分県から苗を取り寄せ植栽。当初は苗木を枯らすなど苦労したようですが、年々植栽する農家が増え、現在は35aに687本の栽培規模になっています。
なんでも「当時の小鹿野署長が九州出身で、『料理にも、健康にも良いので植えてみたら』」と勧められたのが切っ掛け」らしい。(「秩父市ふるさとメール」HPより)
2009年から本格的に販売を開始し、ジャムなど加工品も製造販売されています。
食べた限りでは、やや皮が厚めで果汁が少ないような気もしますが、関東では貴重なカボス産地、順調に生産が伸びるといいですね。
収穫時期は9月~11月。「道の駅 龍勢会館」などで販売されています。
(「吉田特産物推進協議会」「JAちちぶ」「秩父市ふるさとメール」HPなどを参考。)
〔 2010/10/22UP (2003/03/16レポ (2003/02入湯)) 〕
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■ 尖石温泉 「縄文の湯」 〔 Pick Up温泉 〕
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住 所 :長野県茅野市豊平4734-7821
電 話 :0266-71-6080
時 間 :9:00~21:00 / 月休
料 金 :400円
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (ぐるなび)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
縄文遺跡で有名な茅野市尖石地区にあるセンター系施設。
茅野市には6つの公共系温泉施設がありますが、そのなかで一番の人気施設(平成20年度年間利用者145,083人)です。
場所は尖石遺跡の西側、説明しにくいので↓の地図を参照ください。
Pは地元ナンバーの車でいっぱい。なるほどなかなか人気がありそうです。
自家源泉利用で、Pのよこには温泉スタンドもあります。
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【写真 上(左)】 温泉スタンド
【写真 下(右)】 浴場入口
典型的なセンター系のつくりで、廊下のおくに男女別の浴場。
脱衣所はまあまあゆったり、窓の広いあかるい浴室です。
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯
浴室中央に黒みかげ石枠タイル貼15人以上(ジェット2本、打たせ湯2本付)の内湯とその右に水風呂、手前にサウナがあります。
水風呂は19℃くらいで甘い?香りがあり肌なじみもいいので成分含みの井水では?。
カラン15、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜12時で4~8人とPの混雑のわりに意外なほど空いていました。
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【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口
露天は軒下タイプで敷地は広いもののあまり整備されていないので趣に欠けます。
石枠鉄平石10人くらいの露天がひとつ。
内湯は縄文式土器をかたどった湯口からの投入+ジェット注入で底面吸湯+弱オーバーフロー。
露天は黄土色に色づいた石の湯口から投入で、よわい底面吸湯 or 自然流下+弱オーバーフロー。
露天のお湯は適温でうす茶がかった透明に茶色の少量の浮遊物。
内湯は緑色がかった透明で浮遊物ほとんどなし。
ともに重曹味+弱塩味+微芒硝味でカルキ臭。
温泉臭はカルキなしの温スタでもあまり感じなかったので、もともと湯の香がよわいか、あるいは濾過除鉄で除かれているのかも・・・。
ツルすべととろみが感じられますが、うらに正苦味泉的な硬質な浴感もあってよくあたたまります。
また、スペック上は鉄分が出ていますが、温スタ、湯口とも鉄分がほとんど感じられないので、大もとで除鉄されているかもしれません。
かなり素性のいい源泉だと思いますが、除鉄?とカルキ臭が残念。
ちいさくてもいいので非ろ過非除鉄の源泉槽がほしいところです。
それでもこのあたりでは特徴のあるお湯だし、料金もリーズナブルなので温泉好きは攻めてみてもいいのでは。
Na-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉 50.3℃、pH=6.8、湧出量不明、成分総計=2625mg/kg、Na^+=601.8mg/kg、Mg^2+=48.4、Ca^2+=67.8、、Al^3+=2.0、Fe^2+=3.8、F^-=1.6、Cl^-=333.7、SO_4^2-=796.9、HCO_3^-=555.9、陽イオン計=772.7、陰イオン計=1690、メタけい酸=85.9、メタほう酸=18.5、遊離炭酸=58.2 <H11.5.10分析> (源泉名:尖石温泉)
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
■ブランドグルメ
〔 茅野の角寒天 〕
茅野市は日本最大の角寒天の産地として知られています。
寒天は天草などの海藻の煮凝り(トコロテン)を凍結脱水して乾燥したもので、角寒天は料理につかうには水漬けや裏ごしなどが必要で手間がかかるものの、水もちがよく味のよさは粉末寒天(ほとんど工場生産)より上とされます。
茅野の角寒天は厳しい冬の寒さを利用してつくられる”天日乾燥”の寒天で、12月中旬から翌年の2月下旬頃までしか製造されない期間限定の名産品です。
(「寒天の里」「長野県寒天水産加工業組合」HPなどを参考。)
〔 2010/09/22UP (2006/09入湯) 〕
E138.13.25.500N36.0.41.540
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