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■ 1980年代洋楽のメロディ20曲!

先ほど、放送してたテレ朝の「音楽のプロが選んだ最強サビ名曲 BEST100」
邦楽にも名メロはたくさんあるけど、好メロといったらやっぱり1980年代の洋楽。
全曲サビ的なメロ曲がゴロゴロ。 

とりあえず、これまで書いた記事から引っ張ってきました。

01.Hall & Oates - Wait For Me (LIVE)
〔 From 『X-Static』(1979)

リリースは1979年だけど1980年代にもよく聴かれていた名曲。
1980年代前半のHall & Oatesは、いまではとても信じられないほど日本での人気が高かった。

02.Paul Young - Everytime You Go Away
〔 From 『The Secret Of Association』(1985)

■ 1985年のヒット曲で、日本でもよくかかっていた。
洋楽のメインストリームがAORからPOPに移行していくさなかの時代の雰囲気をよく伝えている。

03.Bryan Adams - Heaven
〔 From 『Reckless』(1984)

おそらく彼の最高傑作と思われる『Reckless』収録のロッカバラード。
メロにしろアンサンブルにしろ、まったく捨て音がない完成度。

04.Elton John - Nikita
〔 From 『Ice On Fire』(1985)

英国では国民的な英雄。1997年9月に発表した故ダイアナ元皇太子妃への追悼歌「Candle In The Wind」でつとに有名。
天才的なメロディーメイカーぶりがこの曲でもいかんなく発揮されている。

05.Van Halen - Jump
〔 From 『1984』(1984)

メガヒットの多くも好メロ曲だった。
Van Halen歴史的名盤『1984』からのヒット曲。
あまり指摘されないけど、ベースにプログレ・ハード入ってると思う。

06.OMD - Joan Of Arc
〔 From 『Architecture & Morality』(1981)

オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres in the Dark)という長~い名前の英国のバンド。
直訳すると「暗闇で演奏するオーケストラ団」で、ますます訳わからず(^^)。ヒット曲「エノラ・ゲイの悲劇」で知られる。
この曲が収録された1981年発表の3rdALBUM『Architecture&Morality』は、メロディのかたまりのような類いまれな名盤。
1980年代前半は、英国でも好メロ曲があふれていた。↓
■ 第2次British Invasion ~ 英国のElectro Pop/New Wave系15曲 ~

07.Think Out Loud - After All This Time
〔 From 『Think Out Loud』(1988)

Little River BandのPeter BeckettとAORマニアは避けて通れない名盤『Knock The Walls Down』(1979)で知られるSteve Kipnerがカリフォルニアで結成したデュオユニット。
1988年といえばAORの全盛期はとうに過ぎているが、Steve Lukather(g) 、Michael Landau(g) 、Randy Goodrum(key)、Paulinho Da Costa(per)などを迎えてメロディアスなAORサウンドを展開している。
作曲はPeter Beckett、Co.Producer/EngineerはHumberto Gatica。
生まれるべくして生まれた名曲。

08.Whitney Houston - Where You Are
〔 From 『Whitney』(1987)

Whitneyの最高傑作とも評されるLP『Whitney』収録の名バラード。
才人Kashifのプロデュース。
KashifのセルフALBUMはもっとごつごつとしたサウンドだが、これはWhitneyのハイトーンを活かした透明感あふれる仕上がり。
こうして聴き返してみると、Whitneyがいかに綺麗な声質を持っていたか、あらためて実感する。
Marcus Miller(b)、Paul Leim(ds)のリズムセクションも抜群の安定感。

09.James Ingram & Patti Austin - How Do You Keep The Music Playing
〔 From 『It's Your Night』(1983)

クインシー・ジョーンズ(Quincy Delight Jones II)の秘蔵っ子、James IngramとPatti Austinが1983年に放ったヒット・ソング。
Arranged:Quincy Jones
b:Nathan East、Ds:Leon Ndugu Chancler、G:George Doering, Paul Jackson Jr.、Piano:David Foster、Syn:David Paich
すこぶるメロディアスな曲調を名うてのミュージシャンが完璧にサポート。とくにDavid Fosterの関与が大きいと思う。

10.Boys Town Gang - Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
〔 From 『Disc Charge』(1981)

1967年のFrankie Valliの楽曲のカバーだが、Hi-NRG(ハイエナジー)として見事にオルジナル化されている。
「君の瞳に恋してる」の邦題がはまりまくってた。
リリースは1981年だが、DISCOで次第にヘビロテされるようになり、日本でのブレークは1982年末から1983年にかけて。
Hi-NRGもこの頃がピークで、次第にユーロビートへと移行していく。
【 洋楽1983年ピーク説 】を裏づける神曲だと思う。

11.Christopher Cross - Sailing
〔 From 『Christopher Cross』(1979)

これまで何回も上げてるけど、やっぱり外せない神曲。
オリジナル感あふれるハイトーンがオンコード含みのメジャー・セブンスに乗って、ハンパじゃない透明感。
Victor FeldmanのPercussionも絶妙に効き、Michael Omartianのアレンジも冴え渡っている。
しかし、こういう曲が日本国内でも大ヒットしていたとは、いまから考えると信じられぬ。

12.Journey - Don't Stop Believin' (Live 1981: Escape Tour - 2022 HD Remaster)
〔 From 『Escape』(1981)

Journeyもピークは1980年代前半だと思う。
あまりに売れたため「産業ロック」とも揶揄されたこの系統のフォーマットは、しかし煌びやかなメロディで彩られていた。
それにしても凄いSteve Perryのヴォーカル。
Steve PerryなくしてJourneyなし!

13.Chicago - You're The Inspiration
〔 From 『Chicago 17』(1984)

1982年に「Hard To Say I'm Sorry/素直になれなくて」のヒットを放ったバラード系の次作。
プロデューサーは全盛期のDavid Foster。
Peter CeteraとDavid Fosterの共作でPeter Ceteraのハイトーンも絶好調の好テイク。

14.David Foster & Olivia Newton-John - Best Of Me
〔 From 『The Best Of Me』(1983)

AORの大御所David FosterとベテランOlivia Newton-Johnの気合い入ったデュエット。
これはAORを代表する名デュエットだと思う。
Olivia Newton-Johnは本来MORの人だけど、こういうAOR的なこなしができるのは、やっぱり実力あってのこと。
アレンジャーとして入ったJeremy Lubbockのフェンダー・ローズが効きまくってる。

15.Giorgio Moroder & Philip Oakey - Together In Electric Dreams
〔 From 『Giorgio Moroder & Philip Oakey』(1985)

■ '70年代~'80年代初頭にかけての欧州のディスコ・シーンの中核をなした「ミュンヘン・サウンド」。代表格にSilver Convention、Donna Summer、Boney M.、Baccaraなどがいた。(→こういうの
4つ打ちベースでベタなメロディが特徴で、日本でもけっこう人気があった。(ある意味ABBAもそうですね。)
個人的には「ミュンヘン・サウンド」がメジャーコード方向に洗練されて、グルーヴと流麗なストリングス(ないしはシンセ)が入ってきたのがHi-NRG(ハイエナジー)だと思っている。
これは、「ミュンヘン・サウンド」の代表的なプロデューサーGiorgio Moroderが1985年にリリースしたヒット曲。
1985年といえばHi-NRGの代表曲は概ね出揃っているが、やはりHi-NRGとは微妙に質感が異なる。
「Let's Get Started」/Voyage なんかも同じようなポジションだと思う。

16.Marc Jordan - It's Only Love
〔 From 『A Hole In The Wall』(1983)

Marc Jordanは、1st ALBUM『Mannequin』や2nd『Blue Desert 』をベストに推す人が多いが、じつはこの3rd『A Hole In The Wall』も甲乙つけがたい名盤。(このALBUM、米国未発売かも?)
とくに、この「It's Only Love」と「She Used To Be My World」は屈指の仕上がりの名バラード。

17.ABC - All Of My Heart
〔 From 『The Lexicon Of Love』(1981)

1980年代初頭に英国で流行したフォーマット、funka latina(ファンカラティーナ)の一派。
funka latinaには好メロ曲が多かった。
Roxy MusicのBryan Ferryを意識していると思われるMartin Fryのヴォーカルだが、いまいち及んでいないのがなかなか香ばしい(笑)
そういえば、この時点ではRoxy Music解散前だったな。

■ Roxy Music - More Than This(1982)

1982年、「More Than This」という意味シンなタイトルのヒット曲を残して、全盛期のRoxy Musicは解散した。

18.Cyndi Lauper - All Through The Night
〔 From 『She's So Unusual』(1983)

やんちゃなイメージの強い人だが、じつはバラードも絶品。
きらきらと輝くメロディは、1983年の洋楽の空気感を象徴するもの。

19.George Benson & Vicki Randle - Late At Night
〔 From 『In Your Eyes』(1983)

ふつうguitaristの範疇で語られる人だが'80年代初頭から中期にかけてAOR的な名盤を多く残した。
これは1983年発表のALBUM『In Youe Eyes』収録で、「真夜中のふたり」という邦題がつけられていた雰囲気あふれるバラード。
このALBUMは、Paul Jackson, Jr., David Spinozza(g)、Richard Tee, David Paich, Robbie Buchanan, Steve Porcaro, Greg Phillinganes(key)、Marcus Miller, Will Lee, Anthony Jackson, Nathan East(b)、Steve Gadd, Jeff Porcaro, Carlos Vega, Steve Ferrone(ds)、David Sanborn, Randy Brecker, Jerry Hey(horns) etc.とバックミュージシャンの豪華さがただごとじゃなく、安定したパフォーマンスと楽曲のよさが堪能できる名盤。

20.Prince And The Revolution - Purple Rain
〔 From 『Purple Rain』(1984)

いま改めて聴きなおすと、Princeが希代のメロディメーカーだったことがわかる。
『Purple Rain』は『1999』(1982年)とともにPrinceが生んだ歴史的名盤。
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