goo

■ 大谷田温泉 「明神の湯」

【 写真は行方不明捜索中です ^^;; 】

<大谷田温泉「明神の湯」> (足立区、10:00~24:00、1,000円(夜間割引あり)、03-5613-2683)
オフィシャルHP

行田「古代蓮物語」を運営する共立(ドーミーイン)グループが2004/5、足立区にオープンした日帰り施設。JR常磐線「亀有」駅、「綾瀬」駅からバス、千代田線「北綾瀬」駅から徒歩約20分。「亀有」駅北口からバス利用が便利で、東武バス有25葛飾車庫行 or 有27西水元循環「大谷田」バス停下車(約10分210円)徒歩約1分(バス停から見えます)。
JR武蔵野線「三郷」駅からのバス便もありますが、本数が少なく30分ほどかかります。

かなり濃厚な食塩泉ということで気になっていましたが、仕事の出先帰り、平日の夕方に突入してみました。
焦げ茶系トーンの落ち着いた外観の二層の建物で施設は2階、1階がピロティ方式のP。戸田「彩香の湯」でも採用しているこの方式は、地下に浴槽&配管用ピットを掘らなくていいし、Pも有効にとれるのでこれから増えるかも・・・。

館内はスパ銭よりも上質感のある和風のつくりで、とくに浴場のできがすばらしいです。
内湯は、間接照明メインでかなり暗めながら、癒し系のいい雰囲気がでています。浴槽部分の天井は低いですが、洗い場の方は高くなっているので湯気のこもりはありません。
カラン(というか、スイッチを押すと木の湯口からお湯が出てくる)15、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日18時で10~20人とゆったり。

内湯ゾーンのメインは、天然大ひば風呂「あつ湯」(7.8人、42℃)と「ぬる湯」(12人以上、40℃弱)で、この2槽のみが天然温泉利用です。
「あつ湯」は木の湯口から投入でにごり湯につき槽内注排湯不明ですが、おそらく全量を下段の「ぬる湯」に流し込み。”かけ流し”掲示もあります。
「ぬる湯」には湯口はなく「あつ湯」からの流れ込み+側面注入で槽内排湯不明、浴槽横の排湯口にオーバーフロー。
他に高見風呂(真湯)、高温サウナ、水風呂(脇に井水のおいしい飲水処あり)、源泉蒸し風呂(排水口が水琴窟になっている ^^)があります。

露天は和風で、古木や古民具が配され暖色系の間接照明が効果的に使われたもので、日本庭園というよりは野趣あふれる農家の庭先風かな? いささか演出過多で映画のセットじみた感がしないでもないですが、見事な癒し系空間に仕上がっています。端のほうに飼われているうずらもかわいいです。
岩枠石敷のメイン露天「薬師の湯」(あつ湯:7.8人/ぬる湯:15人以上、寝湯・半身浴ゾーン付、一部屋根付、光明石温泉)とイベント風呂(岩造10人位、当日はペパーミント風呂)に檜風呂×2(1.2人、真湯)を配置していて、露天には天然温泉槽はありません。
これらの人工温泉&真湯槽は弱いカルキ臭~ほぼ無臭で、とくに露天檜風呂はカルキ臭も感じられず入っていてきもちがいいです。

肝心のお湯ですが、「あつ湯」と「ぬる湯」でぜんぜん違います。
「あつ湯」は、黄褐色で透明度15cmのにごり湯。強塩味+僅微苦味に弱いながら樹脂系アブラ臭(浴槽材のひば臭入っているかも?)+微うがい薬臭。重曹泉系のツルすべもありますが、濃度感とほてほてカラカラがハンパじゃなく、責め立ててくるような強食塩泉系特有の強烈な浴感。
同じ足立区の「じゃぽん」に似た感じの浴感ですが、さらに凶暴な感じで長湯している人はほとんどおらず、けっこう空いています。
「ぬる湯」は茶褐色ささにごりで、にごりは「あつ湯」より弱め。味不明で弱いうがい薬臭。浴感も「あつ湯」より相当おとなしいので希釈があるかも? でも、食塩泉らしい浴感は充分にあり、このくらいの濃度感のほうがかえって入りやすいのでは。
浴後はややペトつきますが、湯切れは意外によく、お肌がスルスルになります。

「あつ湯」は強烈なほてほて湯で水風呂直行したくなりますが、そのとなりの水風呂はなんと14℃のプロ仕様なので、両槽の往復には相当な気合いが要るかと・・・ (^^;。
予想以上に強烈なお湯と凝りまくった環境演出にびっくり。こんなのが家のそばにあったら通い必至でしょう。なお、夜遅くは格安料金になるので常連客でかなり混むそうです。

Na-塩化物強塩温泉 36.5℃、pH=7.50、162L/min掘削揚湯、成分総計=30030mg/kg、Na^+=10600mg/kg (90.22mval%)、K^+=400.0、Mg^2+=252.3、Ca^2+=372.4、Fe^2+=4.6、Cl^-=18010 (99.36)、Br^-=99.2、I^-=23.9、HCO_3^-=110.6、陽イオン計=11640 (511.2mval)、陰イオン計=18250 (511.3mval)、メタけい酸=79.3、メタほう酸=7.0 <H15.4.24分析>

〔 2004年12月19日レポ 〕
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« コラムのリスト ■ 西那須野温... »