関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 小川温泉 「小川町老人いこいの家寿荘 」 〔 Pick Up温泉 〕
<小川温泉 「小川町老人いこいの家 寿荘」>
(茨城県小美玉市(旧小川町)上吉影52番地、9:00~16:00、月休、700円(町外)、0299-53-0059)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
茨城の北浦から大洗あたりにかけては、さして有名な観光地もない地味なエリアですが、さりげにしぶい自家源泉のお湯が点在しています。
ここもそんな一湯でメジャー系ガイドにはまず載っていません。
ここは旧小川町でしたが、2006年3月27日に美野里町、玉里村と合併し小美玉(おみたま)市になっています。
石岡からR355に入り、鹿島鉄道「常陸小川」駅辺りから県道144紅葉石岡線を北上、上吉影小を過ぎたつぎの信号を左折し、九州石油を過ぎてすぐを右(看板あり)の巴川沿い。
(2009/10現在では県道144のバイパスができ、そこから直接入れるのでアプローチがややかわっています。(バイパスに看板あり/下の地図では県道144バイパスは県道145に突き当たっていますが、これがいまは北まで伸びて、そこから直接アプローチできる。)
【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 銘板
バイパスができてもすこし引き込んでいるので、Pや建物まわりの雰囲気は以前のまま。
市民向け日帰り施設ですが市外者も入浴OK。ただし料金で激しく差別されます ^^;)
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 浴場入口
玄関を入って左手にフロント、右手に大広間。ほかに個室や休憩所多数。
廊下の奥まったところに浴場。手前が男湯、奥が女湯。
脱衣所はまあまあゆったり。窓の広い明るい浴室に内湯(石タイル造12人以上、強力ジェット4本付)&シャワーブース1とシンプル。窓のそとは一面の農地でのどか。
カラン11、シャンプー・ドライヤーなし。
土曜12時で大広間はお年寄りで大盛況。風呂もイモ洗いか?と思いきや4~7人、また、土曜15時に行ったときは2人~独占とすいていました。(2009/10)
【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 浴槽
浴槽脇の蛇口から熱め20L/minほど(2009/10は少量)を投入で若干のオーバフロー。
【写真 上(左)】 お湯ポジの色
【写真 下(右)】 水ポジの色
黒湯につき槽内注排湯は確認できず。
カランも温泉ですがお湯ポジションで緑褐色の色がつき、水ポジで透明になるので、たぶん浴室には源泉12.8℃を加温供給でしょう。
【写真 上(左)】 強力ジェット
【写真 下(右)】 湯口
お湯は、薄コーヒー色の黒湯なので濁りはないものの透明度は低くなってます。
よわい重曹味で弱いながら干しワラのようなモール系の香り(有機肥料臭)がありましたが、2009/10ではこの香りがかなり強まっていて、湯色も濃く、黒湯にしては鮮度感もあって、一段と湯づかいがよくなっているような・・・。
【写真 上(左)】 湯色-1
【写真 下(右)】 湯色-2
重曹・炭酸イオン(アルカリ性)によるツル&ヌルすべ感がありますが、そのうらに何となく、硫酸塩泉的な浴感を感じ、あとを曳くお湯。このあたりのイメージは内房金谷の「海辺の湯」や外房飯岡の「飯岡荘」に通じるものがあるような・・・。
浴中はよくあたたまりますが、浴後はさっぱりすべすべの美人の湯。
700円はちと高いですが、茨城のこのあたりにしては泉質、湯づかいともトップクラスのお湯だと思います。
Na-炭酸水素塩泉 12.8℃、pH=8.70、110L/min、成分総計=1378mg/kg、Na^+=355.2mg/kg (95.52mval%)、Cl^-=49.77 (8.38)、HCO_3^-=769.4 (78.05)、CO_3^2-=45.37 (9.36)、陽イオン計=373.7 (16.17mval)、陰イオン計=898.4 (16.15mval)、メタけい酸=57.44、メタほう酸=10.32、有機物=36.64 <S49.5.25分析> (源泉名:小川温泉1号 寿荘)
〔 2002年6月16日レポに2009年10月入浴による加筆修正 〕
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