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■ 金山温泉 「太田安眠の湯」

<金山温泉「太田安眠の湯」> (太田市、10:00~翌2:00、毎月第4火休、700円/制限なし、0276-46-1126)
オフィシャルHP

北関東最大級のイオン太田ショッピングセンターの敷地内(隣?)に2003/12にオープンした日帰り施設。平日の集客力の高い温浴施設は、最近ではSCの主要業態としてしっかりと位置づけられるようになりました。
玄関前に源泉?が流されていますが、泉温34.1℃より熱い感じがしたのは気のせいか? 和風の落ち着いた建物で、館内に中庭のあるつくりは小山の「思川」に感じが似ています。

浴場は、内湯ゾーンに内風呂(黒みかげ石枠石タイル貼20人以上)、かわり湯、ジェット・ボディバス・水風呂、高温サウナ、スチームサウナ。露天ゾーンに露天岩風呂(岩組石敷20人以上、一部東屋付、一部寝湯)、露天檜風呂(総檜造5.6人、東屋付)、壺風呂×3(陶製1人)、休み処と多彩。全体に機能的かつゆったりと配置されたいい浴場です。浴槽にはそれぞれ七福神の名前が付けられています。
カラン27、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり、土曜19時で30人以上でしたが、キャパがあるのでさほど混んでいる感じはしませんでした。他に露天風呂付の個室風呂もあります。

内風呂は成分で茶褐色に色づいたみかげ石の湯口から投入でオーバーフローに側面注入&底面吸湯もあり。露天岩風呂は滝状の岩の湯口から投入で底面吸湯+オーバーフロー(槽内注入不明)。檜風呂は檜の湯口から投入で槽内注排湯は不明ですが、かなりの量のオーバーフロー。壺風呂は竹筒風樹脂の湯口から投入で全量をオーバーフロー。
このうち”源泉かけ流し”の掲示があったのは、檜風呂と壺風呂です。

無色透明のお湯はほぼ適温で、檜風呂&壺風呂と他の浴槽でお湯の感じがちがいます。
檜風呂と壺風呂は、弱塩味無臭で温泉らしいやわらかな湯ざわりはあります。(浴後は肌がすべすべ)
が、、、総計=6.33mg/kgほどの塩味も重量感も感じられず、食塩泉らしいホテリ感もほとんどありません。
ふつうこのクラスの濃度の化石海水型の源泉かけ流しだと、多少なりとも雑味や温泉臭があるものですが、ここでは純粋な弱塩味しか感じられませんでした。
その他の浴槽は、弱塩味(内風呂湯口)でカルキ臭、硬いイメージの浴感で温泉らしさは希薄。どうも感心しませんでした。
アル単ならばともかく、総計=6.33mg/kgの食塩泉の源泉かけ流しといわれると正直??マークがついてしまいます。

脱衣所に「近郊日帰り温泉 泉質比較表」として、桐生湯らら、伊勢崎湯楽の里、行田古代蓮、前橋ゆ~ゆ、群馬やすらぎの湯、高崎天神の湯との泉質データの比較表が掲示されています。
安眠の湯の成分総計を100とした場合の各施設の数値(ほとんど50以下)も記載されていて、相当にエグい内容です (^^;;
でも、個人的には、それらの比較されている施設のお湯の方が浴感豊かな感じがしました。(桐生湯ららは未湯なので不明)

あと、ここのHPはとても充実しているのですが、ちょっと??な内容もありました。
●「含有成分が非常に多い(特に塩素イオン・ナトリウムイオン・カルシウムイオン・マグネシウムイオン・カリウムイオンなど)」
*塩素イオンとナトリウムイオン以外はさして多いとは思えませんが・・・。

●「日帰り温泉、特にスーパー銭湯形式の温泉の多くは「非火山性温泉」ですが、群馬県の競合店の中では含有成分量の多さ(特に硫酸イオンが1位)から、「最も火山性温泉に近い温泉」と言えます。」
*SO_4^2-=13.8mg/kgってそんなに多いかしら? それに化石海水型なのに火山性温泉に近いと誇ってどうする?(笑)

お湯には満足できませんでしたが、施設はよくできていて料金もまずまずリーズナブルなので、お湯にこだわらない人にはいい施設では?。

Na-塩化物温泉 34.1℃、pH=7.8、337L/min掘削揚湯、成分総計=6.33g/mg、Na^+=2190mg/kg (90.15mval%)、F^-=0.29、Cl^-=3809 (98.17)、SO_4^2-=13.8 (0.26)、HCO_3^-=101、陽イオン計=2385 (106mval)、陰イオン計=3925 (109mval) <H14.8.20>

<HPより>
「安眠の湯は、新第三系の薮塚累層と中生代の足尾古生層との間に位置する新生代第三系の金山流紋岩類というおよそ一千万年前の地層に封鎖されていた海水です。」

〔 2004年4月25日レポ 〕
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