関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)
この記事、筆者的にはけっこう渾身の一撃なんですけど(笑)、記事を追加しすぎて核心部がぼけてしまったので、リンクつなぎなおし、若干補強して【抜粋編】をUPしました。
よろしければ、そちらもご覧くださいませ。
2022/03/13 UP
今回で鈴木杏奈ちゃん、U-18卒業でした。
結果は想定外だったけど、声優/アニソンシンガーとしてこれからバリバリ頑張ってほしい。
佐久間彩加ちゃんのリスペクトあふれる選曲と決勝での歌唱、くるものがあった。
でもあのAI機、確かな実力をもってしても、いかんともしがたいところがあるから・・・。
往年のU-18を支えた才能がつぎつぎと去っていって、あらためて寂しさ感じる春の宵。
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2021/07/12 UP
昨日のカラバト、あらためてU-18世代のレベルの高さを実感した。
正確に歌うだけじゃなく、やっぱり聴き手に訴えかける力がある。そしてオリジナリティ。
熊田このはちゃんもそうだけど、「いつまでも聴いていたい、別の曲も聴きたい」と思わせる声そのものの魅力が、この子たちの真骨頂だと思う。
【カラオケバトル公式】堀優衣:三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「LOVE SONG」/2021.07.11 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)
ちょっとピッチ高めな感じもするが、テクニック的にはほとんど欠点がみあたらない。
こうなると面白味がなくなるケースがあるけど、つやつやの声質がフックになって聴き飽きしない。
このあたりは、もはや新妻聖子に近い部分さえあると思う。
【絶対女王・新妻聖子🎤「白日」歌唱動画】関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦
→ 葉加瀬太郎氏の反応(4:50~)
葉加瀬太郎氏、「テクニックに走ると(ふつうは)大体つまらなくなるんだよ。だけど・・・」
鈴木杏奈 『ギラギラ』
予想外の得点は、判定機のキャパシティを超えているからでは?
♪♬ 流星群 (2002年2月 鬼束ちひろ) 歌・佐久間彩加
予選の「月光」がよかった。動画みつからないので「流星群」を・・・。
ブレスについてのコメントあったけど、強いブレスから音節後半のビブラートへのつながり(声色の圧)がこの子の歌の魅力では?
「月光」についてはブレスよりも強弱だったかも・・・。でも名演だったと思う。
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2021/03/29 UP
さきほど放映してたカラバト、彩加ちゃんも杏奈ちゃんもあいかわらずレベル高かったけど、
小5のふたり、加藤礼愛ちゃんと宇都宮聖君が面白かった。
この年代も「黄金の世代」かも。
カラオケバトルU-12❗This is Me❗加藤礼愛❗95.531
洋楽は点数出ないのわかったうえで、あえて歌いにいった気がする。
カラオケというよりもはやLIVEで、聴いてて圧倒的に面白い。歌の女神降りてる感じさえあり。
これで95.531って、おそらく判定機が礼愛ちゃんの歌のレベルについていけてない。
Ai感性65点って、この判定機感性低すぎでは?
→ 奇跡の才能? 加藤礼愛ちゃん
カラオケバトルU-12❗Story❗宇都宮聖❗98.365
テク的にはまだこれからだと思うけど、聴き手の心の琴線にふれるなにかを持っている感じがする。
番組の前振りで100点出した出場者いるのわかってたけど、伊沢有香ちゃんの「恋するフォーチュンクッキー」、聴いたとたんにこれが100点だと思った。
選曲も巧かったし、安定感がハンパなかった。
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2021/02/22 UP
さきほど放映のカラオケバトルの「超絶ハーモニー連発・最強デュエット王決定戦!」視てみました。
いや~、いいものをみせていただきました(笑)
個人的には ↓ の4組がダントツだったと思う。
■ Pretender - 北本莉斗 / 加藤礼愛
北本莉斗君も大健闘だったけど、やっぱり加藤礼愛ちゃんがすごすぎ。
1:53~(あるとするのならば~) ハイトーンサイドの裏メロ
2:03~ シャウト&フェイク
3:09~ 低音サイドの裏メロ
縦横無尽の裏メロと、天下一品のフェイク!
これが小学生って、ぜったいありえん。
■ いのちの歌 - 宮本美季 / 翠千賀
どちらもあまりに巧すぎて、一体化しすぎたのか??
翠千賀さんが、もっと暴れたテイクが聴きたかった。点数どうなるかわからんけど(笑)
やっぱりこういう実力派の人たちがいたから、U-18黄金世代があれだけ伸びたのかもしれぬ。
〔 予選 〕
■ life AAA - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈
このふたり、初コラボ?? 超面白かった。
アニソン歌手?らしく、杏奈ちゃんがかなりヒーカップかましてる。
ビブラート、19秒、61回のD型(上昇型)。
このふたりはまずほとんどボックスB-2型で、D型はみたことがない。
ビブラートが干渉したのかも・・・。でも不安定感はまったくなし。
■ 蕾 - 堀優衣 / 小豆澤英輝
コメンテーターさんが「これが歌なんだな!」と、ついついベタなセリフかましてしまうほどすごかった!
小豆澤英輝君にハイトーンであれだけ歌われると、女性パート厳しすぎなんだけど、つやっつやの美声でさらにかぶせていく優衣ちゃんの実力おそるべし。
プロでもこれだけのデュエットそうはできないと思う。
〔 決勝 〕
■ ハッピーエンド - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈
0:39~ 最後は嘘になって (杏奈ちゃんの中低音)
2:00~ もう離さないで (彩加ちゃんのハイトーン)
杏奈ちゃんがハイトーン、彩加ちゃんが中低音ってパート振られてたけど、↑ 聴くとそんなこと全然ないと思う。
ハモリ部、ふたりの声がはっきり聴き分けできるのに、絶妙にハモってる。
実力に裏付けられたオリジナルな個性が際立っているので、共演してもブレることがない。
それぞれの個性がぶつかって、新しいなにかを生み出しそうな予感ばりばり。
またまたいまごろ言っても詮ないことだけど、一度でいいから「U-18プロジェクト」もやってほしかった。
堀優衣ちゃん、鈴木杏奈ちゃん、佐久間彩加ちゃん、熊田このはちゃん、原藤由衣ちゃんあたりで・・・。
■ 未来予想図 - 小豆澤英樹 /堀優衣
これも文句のつけようなし。
それにしても小豆澤英樹君、本当に巧くなった。
合いそうもない声質だけど、見事なハーモニーかまして優勝。
やっぱり、カラバトU-18黄金の世代の実力、ただものじゃないと思う。
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2021/02/07 UP
【ドライフラワー/優里】11歳JSと14歳JCが歌ってみた!【加藤礼愛/岩口和暖】【オルガン坂生徒会】
やっぱり、カラバトU-18黄金の世代を継ぐのはこの2人かな・・・。
11歳JSと14歳JCがしっかりハモッてる。
最近の女性ユニットって、人数いてもユニゾンばっかりだから(笑)、このハモりは新鮮だった。
■ アレルヤ - Kalafina
やっぱり、美声のハモリは聴き応えあり。
Kalafinaの解散は痛すぎる。
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2021/01/17 UP
さきほど放映のカラオケバトルの「U-18歌うま甲子園 新人王決定戦」視てみました。
冒頭で歌った「U-12プロジェクト」、やっぱり加藤礼愛ちゃん、凄いわ・・・。
それと、櫻井祐音ちゃんの声が綺麗だった。
いまごろ言っても詮ないことだけど、一度でいいから「U-18プロジェクト」もやってほしかった。
堀優衣ちゃん、鈴木杏奈ちゃん、佐久間彩加ちゃん、熊田このはちゃん、原藤由衣ちゃんあたりで・・・。
本選。
北島由唯ちゃん、声量あるし表現力も。2曲とも演歌だったけどPOPS歌ったらどうなるかな~? かなりいけるかも・・・。
伊藤光音ちゃんは、9歳とは思えない個性と声量にびっくり。天才肌で、どこかで大化けするかも。
それと、今回ビブラートボックスA型が多かった気がする。
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2020/12/14 UP
12/13放送のカラバト、やっぱりまたしてもU-18黄金の世代の強さを物語る内容だった。
鈴木杏奈ちゃんの「炎」(homura)
点数はなぜか伸びなかったけど、ハマリの選曲だと思ったし、これまでのベストかと思うくらい情感入ってた。
佐久間彩加ちゃんの「君がいたから」
歌い出しから前半はやや抑え気味のように聴こえたけど、1:32~ 「強く 手を握りしめた」からモードが一気に変わったような感じがする。
(とくに「しめた」の全開ビブラート)
後半~ラストはほとんど「佐久間モード」全開でDIVA状態に・・・。
決勝でこんな超難しい曲選んで、しかも途中で歌い方変えて(?)優勝とは、やっぱりこの子ただものじゃない。
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2020/11/29 更新UP
2020/10/12 UP
先ほど放送していた『番組史上初!視聴者生投票で代表が決まる!<カラオケ世界大会KWC 日本代表決定戦>戦』。
個人的に聴いてて面白かったのは、谷川まき子さんと小豆澤英輝君の2人。
谷川さんは、声質、とくに中低音の深みが凄い。ハイトーンも外連味なく歌い上げていて説得力十分。
小豆澤君は、声の個性もさることながらワザに磨きがかかってる。ロングトーンのあとのビブの抜け方なんて、もはや職人ワザ。
判定機は例によってAiタイプ。
視聴者の「いいね」の数が1位の人も別に選出って、どゆこと・・・? と思いました。
だって、この判定機「聴き心地の良さを判定」がウリなんでしょ?
だったら、判定機で1位とった人が必然的に「いいね」の数も1位になるのでは・・・?
結果は予想どおりだった。(「いいね」数審査を入れた意味がわかった(笑))
決勝で、谷川まき子さんも小豆澤英輝君も97点台。優勝者さんは99点に近い高得点。
優勝者さんは、わりとよくある「いい声」だと思うけど、すごく丁寧に歌っていて歌いまわしが安定していた。
きっともの凄い量の練習 or 歌い込みをしていて、ほとんど歌唱にブレがないのだと思う。
前に→この記事でも書いたけど、この判定機は「膨大な歌唱データ」をベースに判定しているそう。
「膨大な歌唱データ」というからには、当然レベルの高いものもあるだろうけど、「ちょっと歌うま」的なデータがボリュームベースになっている筈。
だから、ここから外れるような(ふつうの歌い手はもっていないような)声色については、参照データが少なくAi判定機が十分反応できていないのでは?(=ピックアップミス?、今回は決勝の谷川さんと小豆澤君のテイクがこれに該当するような・・・。)
↑ の想像が今回も裏付けられる結果となった。
視聴者の「いいね」1位、やっぱり谷川まき子さんだった。それだけ聴き手に響く歌声なんだと思う。
(決勝のテイク、あれで97点台はないやね。)
小豆澤君は次ステージに進めずに本当に気の毒。(これも決勝のテイク、97点台はないやね。)
でも、フックのある歌声もってるのでこれからも頑張ってほしい。
それにしても、やっぱり ↓ の「黄金の世代」の歌は凄いとあらためて思う。
小豆澤君だって、この面子のなかでは苦戦に苦戦を重ねてたもんね・・・。
出演者の木下珠子さん(九州大学芸術工学部音響設計学科在籍)が、「(歌は)どんなに頑張っても空気の『波』でしかなくて、その空気の『波』をいかに魅力的にするかは、『波』そのものを学ばないと・・・」というコメント出していたけど、たしかに一理あると思う。
でも、本当に歌の才能に恵まれた人間は、その魅力的な『波』を自然に(ひょっとすると生まれながらにして)持っている感じがします。
そして、それが ↓ この子たちなのだと思う。
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2020/09/07UP
先ほど放送していた『THEカラオケ★バトル<リトルモンスター集結!U-12夏の歌うま頂上決戦> 小学生歌うま日本一決定戦』。
ひさびさにレベル高かったと思う。
とくに ↓このテイク。
■ 加藤礼愛 (11)(小5) / Jupiter (Little Glee Monster)
堂々たる歌いぶり。どんどんうまくなってる!
4:28~ のアドリブ(フェイク)、小5の女の子のパフォーマンスとはとても思えず・・・。
しかし、この内容で97点台って、いったいどゆこと??
あと、この子もいいものもってると思う↓
■ アイノカタチ MISIA 岩口和暖 13歳 カバー
カラバトU-18世代の下の世代のレベルが気になっていたけど、着実に育ってきている気がします。
それと、さっき発見した佐久間彩加ちゃんの名テイク↓
2019年12月15日放送 U-18歌うま甲子園 2019年間チャンピオン決定戦
■ やさしさで溢れるように(JUJU)【佐久間彩加】
1:26~ 雨に打たれても 風に吹かれても
の「も」の歌い分けがタダモノじゃない。
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2020/04/11UP
黄金の世代。
今日、ある音楽番組視て、やっぱりそう思った。
この子たちのLIVEにふつうに行っていた日々がすごく昔に感じる。
新型コロナが一日もはやく収束して、また、彼女たちの素晴らしいLIVEが楽しめるように・・・。
“stay home” 出来るかぎりお家にいましょう。
そして、リスクを冒して国民の安全や生活を維持してくださっている方々に感謝を!
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2019/08/20UP
このところのカラバトの点数(99点台がほとんど出ない)、そして先日の杏奈ちゃん&このはちゃんの超ハイレベルなコラボLIVE聴いて、「黄金の世代」説はますます確信に・・・。
動画&構成補強して再UPしてみます。
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2019/04/15UP
4/14放送のカラバト、優勝は逃したけど佐久間彩加ちゃんのパフォが凄かった。
とくに予選の三日月。
あまたの歌自慢を崩壊させつづける超難曲で100点。
けちのつけどころがなかったし、裏加点もバリバリに入ってたと思うので、余裕の100点では?
■ THEカラオケ★バトル U-18歌うま甲子園「佐久間彩加(三日月/絢香)」予選 2019年4月14日 平成最後の頂上決戦!
↑ リンク切れ中
信じられんことに、サビの「cry」や「消え」とかで、しゃくりの直後に高音ビブつけてる。
ふつうここはファルセットでしょう。(というか、彩香はファルセットじゃないけど、凡人はファルセットでしか歌えない。)
で、ファルセット封じてるのかと思いきや、「三日月に」や「届け」は(たぶん)しっかりファルセットだし・・・。
この子、ブレスや共鳴がえらく複雑で、(たぶん)地声とミドルボイスと裏声(ファルセット)とヘッドボイスがころころ入れ替わっている感じがする。
だから一定の発声器に負担が集中せず、つねに余裕かまして歌えるのでは?
まさに声色の魔術師(笑)
こんなの意識して出せるとは思えないから、たぶん天性のものだと思う。だから天才。
というか、そもそもこの子の地声じたいが想像できない、という・・・ (笑) これも天才の故か?
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2019/04/05UP
本日(2019/04/05)放送の「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王NO.1決定戦」、面白かった。
とくに新妻聖子と三阪咲ちゃん。
三阪咲ちゃん、この前(3/30)の池袋のLIVEでも感じたけどハイトーンが想像以上に綺麗で、今回もこの高音がよく出ていた。
この子の声、音の密度が濃いと思う。音の塊をぶつけられているようで、元気をもらえる感じかな。
自然体で衒ったところがなく、ファンが多いのもうなづける気がする。
まだまだ伸びる逸材だと思う。
そして、新妻聖子。
出産のブランクもあってか、いささか音程の安定感に欠けた。
でも、声色はむしろ出産前より深みが増して、説得力が凄い。円熟味を増した感。
なんといっても声質が抜群。すこぶる綺麗な声質なのに、パワーを兼ね備えている感じ。
決勝曲の「Never Enough」の後半も凄かったけど、圧巻だったのは準決勝で歌った米津玄師の「Lemon」。
この曲はサビの跳ねるようなリズムがポイントだと思うけど、新妻聖子は対戦相手が歌っているときも、からだを揺らしてひたすらリズムを寄せていた。
文句のつけようのない出来で完璧に「新妻聖子のLemon」にしていた。これは名唱。【 リンク切れ中 】
これで97点台。それはないでしょう。
歌った感想を訊かれて「記憶にない。覚えてない。」
本当にそんな感じの歌いぶりだった。
こういう素晴らしい才能が上の世代にいることは、「黄金の世代?」にとっても財産では?
■ 新妻聖子「To Love You More」(vs 鈴木瑛美子ちゃん)【 リンク切れ中 】
theモーツァルト 新妻聖子 To Love You More
聴き入る瑛美子ちゃんの表情が、この人の歌の凄さを物語っている。(それと、葉加瀬太郎氏の表情も・・・ ^^ )
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2019/03/27UP & 2019/03/07UP
昨日の(2019/03/27)カラバトみて、やっぱり99点台出すことのむずかしさを実感。
そして「黄金の世代?」のレベルの高さを改めて思う。
このあと、録画してとってある昨年11/21のU−18歌うま甲子園 2018頂上決戦みて比べてみたけど、やっぱりこちらの方がレベルが高いような気がする。(プロの方には失礼ながら・・・)
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さっきまで(2019/03/06)、放映されたカラバトみてた。
やっぱり「黄金の世代?」論が裏打ちされた内容だった。
(daisy×daisyが選曲ミス(?)してなければ、たぶん優勝してたと思う。か、りおちゃん(13歳)がPOPS系歌ったら優勝してた可能性も。)
↓ このパフォーマンスで予選落ちしてしまうとは・・・(2018/11/21放送「U−18歌うま甲子園 2018頂上決戦」)
カラバトU-18のレベル高すぎ。
■ 熊田このは「Precious」(伊藤由奈)
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「カラオケの点数と『歌のうまさ』は別物」(=機械なんかに”歌心”が判るわけがない)と言い切る人は少なくない。
じつは、わたしもかつてはそう思っていたし、そういう例もたしかにあると思う。
※判定機が、その歌の魅力をこなし切れていないのではないかと思われる例(森恵)↓
(この人のLIVE行ったことあるけど、ホントに凄かった!)
森恵 「そばに」 2008・6・25 吉祥寺路上
これ、素通りできる人の気持ちがわからん(笑)
エモーショナル系のプロが意外に高得点をとれないのは、持ち味のタメやブレスが採点上マイナスに働いてしまう、ということはたしかにある。
それに売れる要素って、歌の力だけじゃないからね。(いまはとくに・・・)
【 100点の常連、新妻聖子 】
100点を出せる地力を持っているから、こういう表現ができる。
■ 島唄
でも、おそらく高い確率で、聴き手の心への響き方と点数は正比例の関係にある。
最近の採点機はとくに感度が上がっているような感じがしていて、「これは!」と感じたテイクにはほぼ例外なく高得点がつく。(操作していないという前提だが・・・(笑))
これは心に響く要素、たとえば声の艶、深み、ゆとり、ゆらぎやうねり(ビブラートやこぶしとは違う)、倍音などを裏加点で的確に拾い上げられるようになったためではないか?
※ 2019/11/17のカラバトで使用されたAI判定機については↑の限りではありません。くわしくはこちらに書いています。
だから、どんなに表チャート(音程・安定性・表現力・リズム・ビブラート&ロングトーン(V&L)の5要素)が正確でも、意外に点数が伸びないケースが増えている感じがある。
(逆にいうと5要素は前提として押さえていないと勝負にならない。→ だから必然的に基礎力が身につく。)
この状況で鍛えられれば、否が応でも歌心(好きな言葉じゃないが、ほかに言葉がみつからない)に磨きがかかる。
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現高校1年~大学2年くらいの世代か? (以前のカラバトU-18の中心世代)
採点機で超ハイスコア獲得できる基礎力のうえで個性を打ち出している。
というか、基礎がしっかりしているから自分の世界を想いのままに描ける。
この若さで、場数もさほど踏んでいないなかで、それぞれがおのおのの持ち味で、音楽のすばらしさを伝えてくれる。
■ 堀優衣 - This Love 2017/03/18 堀優衣ミニライブ
音程もリズムも際立った安定感。メゾピアノ~ピアノのパートでも声の粒立ちを保っているのが凄い。
しかもこれに情感(裏加点要素)が乗ってくるので、100点連打もうなづけるところか・・・。
■ 鈴木杏奈 - 月と月 2016/12/17 新宿SUNFACE
このところ、とくにエモーショナルな歌い回しが目立つのは歌の感性に優れていることの証明。
難曲に飲まれることなく見事に歌いこなしている。
■ 佐久間彩加 - Swallowtail Butterfly~あいのうた~/YEN TOWN BAND(カラバト、2018.9.12 OA)
この子は掛け値なしに天才だと思う。音の扱い方が普通じゃない。
荒れ声を瞬時に力感に昇華するって、中学生のできることじゃない。
それにこの情感の入り方って、いったい何事?
■ 原藤由衣 - 恋に落ちて -falling love-
美声。だけど単なる「歌のお姉さん声」とは一線を画す粒立ち感あふれる声色。
いそうだけど、なかなかいない存在。
■ 三阪咲 - If I Ain't Got You (2018/12/28 The BAND NIGHT Vol.2 ESAKA MUSE)
声に雰囲気があって、強弱のコントロール&声のまわし方が抜群で、とくにR&Bでいい味出してます。
うひょ~、Alicia Keysですって!!
■ 富金原佑菜 - 流星群 (あべのAステージ 2018/09/17)
声の成分が複雑でなかなかいないタイプ。それと声量のキャパシティ。(ぜったいお腹で支えてる)
すでに自分の世界もっているので曲がはまれば大化けするかも?
■ 熊田このは - 手と手(オリジナル)
te to te"(手と手) by Konoha Kumada.12/30/2019 at The ESAKA MUSE in Osaka/JAPAN.
on 11/3/2019,Konoha released her first original album (Japanese-language)「Konoha」.
比類なきスーパーソプラノ。あふれ出る1/fゆらぎ。
この子の声って絶対セラピー効果あると思う。
1/fゆらぎ?(熊田このは)-9
※佐々木麻衣ちゃんも凄い実力派だけど、昭和ムード歌謡系の独自路線。
↓実力があるので、デュオで展開しても、こういうレベルになります。
■ 三阪咲 × 富金原佑菜 - Y / C&K 2018/09/17 あべのAステージ
これが中学生のLIVE?? ありえん。
■ 原藤由衣 × 熊田このは - さよなら大好きな人(花★花) 2019/02/17 溝ノ口劇場
どちらもハイトーンだけどそれぞれ持ち味や質感がちがう。これがオリジナリティ。
■ 鈴木杏奈 × 熊田このは - いのちの歌(リーフベルコンサート(2017/08/05 栃木県大田原市))
ヒーリング感ばりばり。杏奈ちゃんは”華”、このはちゃんは”艶”かな?
■ 熊田このは × 富金原佑菜 - 打上花火( DAOKO X 米津玄師) 2019/04/29 溝ノ口劇場
ボカロ的楽曲。黄金の世代だから歌いこなせる?
■ 二木蒼生 × 熊田このは - A Whole New World 2020/01/12 溝ノ口劇場
スタンダード曲もこのレベルの仕上がり。
↑の子たち、すべて生で聴いて確認しているので、その実力はまちがいないと思う。
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業界ではすぐに「オリジナリティ、オリジナリティ」って叫ぶけど、結局チャート上位を占めているのは画一化(商業化)されたキンタロー飴ばっかし。
飽きもせず繰り返さえる「勝ちパターン」と「既定路線」。
でもね、オリジナリティって、本来演出するものじゃなくて、きっと才能が自然につくりあげてしまうものだから・・・。
凡庸な才能に「CD並の安定感(のLIVE)」は褒め言葉だけど、この子たちは違う。
この子たちの真価は安定感ではなく(手段ではあるが)、たぶん才能が醸すオリジナリティ。
誰の歌でも、どんな曲でも、魂を吹き込んで自分のものにしてしまう強烈なオリジナリティ。
だから逆に、LIVEで炸裂するオリジナリティをいかにCDに乗せられるかが課題になるのだと思う。
そして、この子たちを才気負けせずプロデュースできる人間はたぶんものすごく少ない。
この類の才能ってきっとすこぶるデリケートで、下手にプロデュースすると折れちゃうかも・・・。
30年間続いた(と思っている)プロモート先行、オーバープロデュースの時代はそろそろ幕を閉じ、「音楽そのもの」で勝負できる(※)時代が戻ってくるかもよ?
(というかすかな思い。期待しないけど・・・)
※こういう動きは、すでに以前からあった。
たとえば「歌声だけで人々の心を歓喜する」というコンセプトで結成された歌うまグループ、Little Glee Monster/リトグリ。
Little Glee Monster 『好きだ。』 Let's Grooooove !!!!! Monster Live on 2017/09/18
でも、上のメンツとリトグリ(彼女たちより少し上の世代)、聴き比べるといろいろ思うところはあるけどね、個人的には・・・。
書かないけど(笑)
現中学2年~高校3年くらいの世代に才能が輩出していることについては、いろいろ思い当たる節があるので、これからおいおい書いていきます。
たとえば、セツナ系とか・・・
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019/02/02UP
つづきです。
~ すでにあった「完成」 ~
この世代の誕生年はおおむね2003年前後。あまり意識したことがなかったが、2000年代に入ってからの生まれだ。
●カラオケ
カラオケボックスが一般化したのが1990年代はじめ。通信カラオケは1992年あたりからの普及で、これにより歌える曲数が劇的に増えた。
(それ以前のカラオケは、スナックなどに置かれて演歌やムード歌謡がメインだった。
だからカラオケの愛好層は、いまよりはるかに高い年齢だった。そして、他人の目の前で歌うので度胸が要ったが、そのくせ練習の場はほとんどなかった。)
オリコンのカラオケチャートは1990年代中頃から。
音源もMIDIからPCMに変わり、音質が格段によくなった。
ロードサイドや住宅地への出店も増え、お酒から離れた楽しみ方があたりまえになった。
利用料もリーズナブルになり、すでに2000年以前には「質のよいオケで、幅広い楽曲を、お酒抜きで、しかも低コストで楽しめる」という現在のカラオケ環境はほぼ整っていた。
精密採点(ビブラートやしゃくりなどを採点基準に加える採点)機能が導入された通信カラオケDAM-G100の販売開始は2003年だから、この世代が生まれたときには、現在とあまり変わらないカラオケ環境がすでにほぼ完成していたといえる。
精密採点が導入されたとき、カラオケボックスの普及からすでに10年以上を経過していたので、これは幅広い世代に抵抗なく浸透した。
この世代の子たちが、よく「(両親だけでなく)おじいちゃん(おばあちゃん)にカラオケボックスに連れていってもらって歌っていた。」と語るのは、こういう時代的な背景があるのだと思う。
つまり、この世代は、物心がつくかつかないかの年齢で、すでにカラオケの精密採点と対峙していたことになる。
●音楽シーン
わたしはこの世代の歌のうまさは、ハイトーン、リズムとビブラートの扱いがベースになっていると思っている。
【ハイトーン】
ハイトーン系の歌い手をみると、今井美樹のデビューが1986年、プリプリ(奥居香)の大ブレークが1989年。
小室哲哉は1986年に渡辺美里に「My Revolution」「Teenage walk」を提供し、全盛期は1997年あたり。
この間、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、globe、華原朋美、安室奈美恵など「小室ファミリー」といわれるハイトーン系の歌い手たちが一世を風靡した。
広瀬香美も1993~1995年あたりにハイトーンのヒット曲を連発。
個人的に小室流ハイトーン曲の真骨頂だと思っている華原朋美「I'm proud」が1996年、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」は1997年リリースだから、いわゆる「ハイトーン系」は、遅くとも1997年までには完成されたと思っている。
■ 今井美樹 - 空に近い週末
■ 渡辺美里 - Teenage walk (Live in Seibu '86)
小室哲哉の曲づくりの巧さが際立つ一曲。
■ プリンセス・プリンセス - 世界でいちばん熱い夏
しかし、凄いグループ&LIVEじゃな。
■ globe - DEPARTURES
■ 華原朋美 - I'm proud
■ SPEED - Body And Soul
ハイトーンといえば、↑このグループも外せない。メンバー全員が小中学生で1stシングルがこの出来って・・・。改めて聴き直してみてびっくり。
【リズム】
あくまでも個人的にだが、J-POP(女性)のリズムに大きな変革をもたらしたのは、安室奈美恵と宇多田ヒカルだと思っている。
「Don't wanna cry」など、安室奈美恵のリズム・コンシャスな曲がブレークしたのは1996年。宇多田ヒカルのメジャー1st.シングル「Automatic」が1998年。
とくに宇多田ヒカルの曲はリズム感がないとすぐさまお経になるので、このようなリズムを自然にこなせる日本の女子の才能を育てた功績は計り知れない。
ともに、ブレークから2000年代初頭までカラオケでも安定して歌われていたので、この2つの希有の才能がもたらしたリズム変革は、おそらく2000年代初頭までには完成していると思われる。
→JOYSOUNDヒット曲ランキング_2002年
■ 安室奈美恵 - Don't wanna cry
■ 宇多田ヒカル - Automatic
あとはブレイクビーツかな。
日本のRap系でサンプリングが使い始められたのは1980年代後半で、1990年の普及期を経て、2000年代にはおそらく(少なくとも若い世代には)抵抗なく受け入れられる素地はできていたと思う。
とくに2000年代に入ってからのゲーム曲やボカロ曲には32ビート系の曲がふつうにあるから、この世代は32ビートにまったく抵抗がないと思う。
彼女たちが往年の”グルーヴ感”をどう捉えているかは正直わからないが、32ビートを自由にこなせる、というアドバンテージはたしかに大きいと思う。(”グルーヴ感”をこなせれば、おそらく無敵。この点についてはこちらに書いています。)
Drum'n'Bass/ドラムンベース/32ビート曲の例 ↓
【ビブラート】
ビブラートを意識させるメジャーアーティストでは浜崎あゆみと倖田來未か。
浜崎あゆみのブレークは1999年、倖田來未のブレークは2004年。
浜崎あゆみは独特のハイトーンビブラート、倖田來未は深みのあるビブラートが特長で、これらがないと彼女らの曲は歌いこなせないので、ビブラートの一般化に大きく貢献したのではないか。
いずれにしても、この世代が物心つく前には、「歌うま」の世界ではビブラートは常識となっていた。
■ 浜崎あゆみ - Voyage
■ 倖田來未 - あなただけが
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あらためて年代順に追ってみると、上のほとんどのアーティストが、この世代が生まれる前にデビューまたはブレークしている。
これには愕然とした。
~ その後 ~
個人的には、2000年代以降のJ-POP(女性)は、ハイトーン、リズム、ビブラートの歌技3要素に加えて、「情感」や「共感」の比率が高まってきていると思う。
絢香が独特の情感で一線に躍り出たのが2006年。独自の世界観をもつ鬼束ちひろはすでに2000年のデビュー。奥 華子のメジャーデビューは2005年。藤田麻衣子の人気は2012年くらいから。
■ 絢香 - みんな空の下
■ 藤田麻衣子 - 横顔 ~わたしの知らない桜~
そして、いわゆるセツナ(曲)系のメインストリーム化。→セツナ曲
加藤ミリヤ(メジャーデビュー2005年)、青山テルマ(同2007年)、西野カナ(同2008年)、中村舞子(同2011年)、JUJUのブレークは2009年で、いずれも多くの名曲をもつ。
セツナ系は、hiphop系とのコラボが多いので、ライム、フロウなどのマナーが求められる。
何より、hiphopの上で情感を出すのだから、ハンパな歌唱力ではとても歯が立たない。
■ SPICY CHOCOLATE - あなたと明日も feat. ハジ→ & 宇野実彩子 (AAA) (Vocal Ver.)
こういう曲は、バブル崩壊以前にはたぶんぜったいつくれなかった。
「失われた20年(30年)」がPOPシーンにも大きな影響を与えているのだと思う。
また、ボカロ曲が一般化したのも2008年頃からで、こちらもハイトーン、滑舌や経過(的)転調などがふつうに求められるから、やはりなまなかな歌唱力では太刀打ちできない。(=ボカロ曲を歌う、いわゆる「歌い手」のレベルの高さ)
■ くゆり - なないろの朝(歌ってみた)
ふつう歌えんでしょ、↑こんな曲。
これらの「セツナ曲」や「ボカロ曲」の多くはWeb配信され、YouTubeやニコ動で拡散した。
そして関連検索の精度UPで、好みの曲を見つけられる機会が格段に増えた。(←これ重要)
名曲勝負のユニットELTはすでに1996年のデビュー。希有のメロディメイカー&シンガー、アンジェラ・アキは2005年デビュー。
楽曲のよさに定評のmiwaは2010年頃からメジャー化で、2008年頃からの「セツナ系」人気とあいまって、メロディーに優れた名曲が数多く生み出される。
「アナ雪」の人気や、半崎美子のブレークも、このような名曲(というか情感のあるメロディー)志向の流れからだと思う。
■ アンジェラ・アキ - サクラ色
アンジェラ・アキの曲は、この世代にもよくカバーされている。
並行して、ヒーリング感あふれるアーティスト&楽曲が多く世に出された。
この世代はフェミニンで透明感のある曲のこなしが抜群に巧いが、↑の影響もあると思う。
■ LaLa - ebb and flow(凪のあすからOP)(歌ってみた)
■ 桜川めぐ - drive_qualia
■ 志方あきこ - Erato
■ KOKIA - 孤独な生きもの
KOKIAの曲は難しすぎてなかなかカバーできないけど、聴いただけで影響を受けそうなインパクトがある。
そして、アニソン、ゲーム曲やボカロ曲もさりげにメロディーの宝庫だ。
とくにボカロ曲は32ビートも入ってアクロバティックな難曲揃いだが、原曲がボカロだけに自分なりのオリジナリティをつけやすい。
これも、この世代の歌力UPに効いている可能性がある。
■ 西沢はぐみ - 夏雪 ~summer_snow~
ナイスメロ&リズム、そして癒し系ハイトーン。
■ Kako - Happy Birthday to... 「終わる世界とバースデイ ED 」
ゲーム系でも好メロ&ハイトーン&ビブラート。通りのよい美声だけど、単なる「歌のお姉さん」じゃないよ。
■ 桜ほたる(sara) - ここにあること(歌ってみた)
難音階、難符割り&転調・変拍子の嵐。しかもオーラスにかけての超絶ハイトーン。歌いこなせる人はごくごく限られると思う。
信じられぬが、これは「ここにあること」のかわいいバージョン(笑)
■ Destiny feat.花たん【HoneyWorks】
好メロの宝庫、HoneyWorks(ハニワ)。
中~高校生でリアルタイムにこんな曲聴いたら、やっぱり影響受けると思う。
■ @ゆいこんぬ - bouquet(歌ってみた)
情感乗りまくったボカロ曲の「歌ってみた」。
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メディア露出が多いのがダンス系なので、一見「ダンス(リズム)曲優位の時代」と思われがちだが、じつは、アイドルグループにも好メロディーの曲は少なくなく、いまは「空前のメロディー志向」の時代だと思う。
↓アイドルグループの好メロ曲の例(乃木坂46)
■ 熊田このは・二木蒼生 - 君の名は希望 / あおいとこのはのスペシャルステージ(2019/01/20)
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つらつらながながと、ごたくをならべたけど、まとめると
1.この世代が生まれる以前に、いまのカラオケ状況は完成していた。
2.この世代が生まれる以前に、いまのJ-POP(女性)絡みの主要ファクターは完成していた。
3.同時代的に「情感」にあふれたメロディー曲を体験して(カラオケで歌って)育っている。
4.YouTubeやニコ動で好みの曲を自由に聴け、しかも関連検索で探せる。
5.その結果、ボカロ曲やゲーム曲など、アクロバティックな難曲に馴染んでいる可能性が高い。
だから、ひょっとするとこの世代には、「音楽の世代(時代)感」というものがほとんどなく、流行り廃りのジャンルやフォーマットにもさして捕らわれることがないのでは?
そして、ほんとうに好きな曲を、カラオケで鍛えられた技量で自由に歌い込める・・・。
選択肢が多いだけに、曲を選択するセンスが求められるし、それを自分なりに解釈できるオリジナリティも育っていく・・・。
でも、改めてこの視点から聴き返してみると、洋楽でも歌のうまさに定評がある人は、やっぱりこれらの要素(ハイトーン、リズム、ビブラート、情感)持っていたもんね。
Whitney Houston - Didn't We Almost Have It All
それと、洋楽の影響もあると思うが、裏拍 ↓のとり方が抜群に巧くなっていると思う。
だからこの世代の子たちは、R&Bやブレイクビーツでも臆せずチャレンジし、なかなかの仕上がりをみせてくれる。
もはや、邦楽、洋楽の括りさえ超越しているのかもしれぬ。
(ジャンル崩壊した洋楽の影響も色濃く受けていると思うが、これはまたの機会に・・・)
「名唱」を生み出す条件が、いまほど整っている時代はこれまでなかったかもしれない。
■ 熊田このは - CAN YOU CELEBRATE? MSP 2018/02/11 ※ 会場機械採点で100点の名唱
「CAN YOU CELEBRATE?」がヒットした1997年には、彼女はまだ生まれていない。
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■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-3 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-5 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ 1983年洋楽ピーク説
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ 東京五輪のセレモニーソング ~ 日本の歌うま女子の底力 ~
■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)
よろしければ、そちらもご覧くださいませ。
2022/03/13 UP
今回で鈴木杏奈ちゃん、U-18卒業でした。
結果は想定外だったけど、声優/アニソンシンガーとしてこれからバリバリ頑張ってほしい。
佐久間彩加ちゃんのリスペクトあふれる選曲と決勝での歌唱、くるものがあった。
でもあのAI機、確かな実力をもってしても、いかんともしがたいところがあるから・・・。
往年のU-18を支えた才能がつぎつぎと去っていって、あらためて寂しさ感じる春の宵。
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2021/07/12 UP
昨日のカラバト、あらためてU-18世代のレベルの高さを実感した。
正確に歌うだけじゃなく、やっぱり聴き手に訴えかける力がある。そしてオリジナリティ。
熊田このはちゃんもそうだけど、「いつまでも聴いていたい、別の曲も聴きたい」と思わせる声そのものの魅力が、この子たちの真骨頂だと思う。
【カラオケバトル公式】堀優衣:三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「LOVE SONG」/2021.07.11 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)
ちょっとピッチ高めな感じもするが、テクニック的にはほとんど欠点がみあたらない。
こうなると面白味がなくなるケースがあるけど、つやつやの声質がフックになって聴き飽きしない。
このあたりは、もはや新妻聖子に近い部分さえあると思う。
【絶対女王・新妻聖子🎤「白日」歌唱動画】関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦
→ 葉加瀬太郎氏の反応(4:50~)
葉加瀬太郎氏、「テクニックに走ると(ふつうは)大体つまらなくなるんだよ。だけど・・・」
鈴木杏奈 『ギラギラ』
予想外の得点は、判定機のキャパシティを超えているからでは?
♪♬ 流星群 (2002年2月 鬼束ちひろ) 歌・佐久間彩加
予選の「月光」がよかった。動画みつからないので「流星群」を・・・。
ブレスについてのコメントあったけど、強いブレスから音節後半のビブラートへのつながり(声色の圧)がこの子の歌の魅力では?
「月光」についてはブレスよりも強弱だったかも・・・。でも名演だったと思う。
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2021/03/29 UP
さきほど放映してたカラバト、彩加ちゃんも杏奈ちゃんもあいかわらずレベル高かったけど、
小5のふたり、加藤礼愛ちゃんと宇都宮聖君が面白かった。
この年代も「黄金の世代」かも。
カラオケバトルU-12❗This is Me❗加藤礼愛❗95.531
洋楽は点数出ないのわかったうえで、あえて歌いにいった気がする。
カラオケというよりもはやLIVEで、聴いてて圧倒的に面白い。歌の女神降りてる感じさえあり。
これで95.531って、おそらく判定機が礼愛ちゃんの歌のレベルについていけてない。
Ai感性65点って、この判定機感性低すぎでは?
→ 奇跡の才能? 加藤礼愛ちゃん
カラオケバトルU-12❗Story❗宇都宮聖❗98.365
テク的にはまだこれからだと思うけど、聴き手の心の琴線にふれるなにかを持っている感じがする。
番組の前振りで100点出した出場者いるのわかってたけど、伊沢有香ちゃんの「恋するフォーチュンクッキー」、聴いたとたんにこれが100点だと思った。
選曲も巧かったし、安定感がハンパなかった。
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2021/02/22 UP
さきほど放映のカラオケバトルの「超絶ハーモニー連発・最強デュエット王決定戦!」視てみました。
いや~、いいものをみせていただきました(笑)
個人的には ↓ の4組がダントツだったと思う。
■ Pretender - 北本莉斗 / 加藤礼愛
北本莉斗君も大健闘だったけど、やっぱり加藤礼愛ちゃんがすごすぎ。
1:53~(あるとするのならば~) ハイトーンサイドの裏メロ
2:03~ シャウト&フェイク
3:09~ 低音サイドの裏メロ
縦横無尽の裏メロと、天下一品のフェイク!
これが小学生って、ぜったいありえん。
■ いのちの歌 - 宮本美季 / 翠千賀
どちらもあまりに巧すぎて、一体化しすぎたのか??
翠千賀さんが、もっと暴れたテイクが聴きたかった。点数どうなるかわからんけど(笑)
やっぱりこういう実力派の人たちがいたから、U-18黄金世代があれだけ伸びたのかもしれぬ。
〔 予選 〕
■ life AAA - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈
このふたり、初コラボ?? 超面白かった。
アニソン歌手?らしく、杏奈ちゃんがかなりヒーカップかましてる。
ビブラート、19秒、61回のD型(上昇型)。
このふたりはまずほとんどボックスB-2型で、D型はみたことがない。
ビブラートが干渉したのかも・・・。でも不安定感はまったくなし。
■ 蕾 - 堀優衣 / 小豆澤英輝
コメンテーターさんが「これが歌なんだな!」と、ついついベタなセリフかましてしまうほどすごかった!
小豆澤英輝君にハイトーンであれだけ歌われると、女性パート厳しすぎなんだけど、つやっつやの美声でさらにかぶせていく優衣ちゃんの実力おそるべし。
プロでもこれだけのデュエットそうはできないと思う。
〔 決勝 〕
■ ハッピーエンド - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈
0:39~ 最後は嘘になって (杏奈ちゃんの中低音)
2:00~ もう離さないで (彩加ちゃんのハイトーン)
杏奈ちゃんがハイトーン、彩加ちゃんが中低音ってパート振られてたけど、↑ 聴くとそんなこと全然ないと思う。
ハモリ部、ふたりの声がはっきり聴き分けできるのに、絶妙にハモってる。
実力に裏付けられたオリジナルな個性が際立っているので、共演してもブレることがない。
それぞれの個性がぶつかって、新しいなにかを生み出しそうな予感ばりばり。
またまたいまごろ言っても詮ないことだけど、一度でいいから「U-18プロジェクト」もやってほしかった。
堀優衣ちゃん、鈴木杏奈ちゃん、佐久間彩加ちゃん、熊田このはちゃん、原藤由衣ちゃんあたりで・・・。
■ 未来予想図 - 小豆澤英樹 /堀優衣
これも文句のつけようなし。
それにしても小豆澤英樹君、本当に巧くなった。
合いそうもない声質だけど、見事なハーモニーかまして優勝。
やっぱり、カラバトU-18黄金の世代の実力、ただものじゃないと思う。
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2021/02/07 UP
【ドライフラワー/優里】11歳JSと14歳JCが歌ってみた!【加藤礼愛/岩口和暖】【オルガン坂生徒会】
やっぱり、カラバトU-18黄金の世代を継ぐのはこの2人かな・・・。
11歳JSと14歳JCがしっかりハモッてる。
最近の女性ユニットって、人数いてもユニゾンばっかりだから(笑)、このハモりは新鮮だった。
■ アレルヤ - Kalafina
やっぱり、美声のハモリは聴き応えあり。
Kalafinaの解散は痛すぎる。
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2021/01/17 UP
さきほど放映のカラオケバトルの「U-18歌うま甲子園 新人王決定戦」視てみました。
冒頭で歌った「U-12プロジェクト」、やっぱり加藤礼愛ちゃん、凄いわ・・・。
それと、櫻井祐音ちゃんの声が綺麗だった。
いまごろ言っても詮ないことだけど、一度でいいから「U-18プロジェクト」もやってほしかった。
堀優衣ちゃん、鈴木杏奈ちゃん、佐久間彩加ちゃん、熊田このはちゃん、原藤由衣ちゃんあたりで・・・。
本選。
北島由唯ちゃん、声量あるし表現力も。2曲とも演歌だったけどPOPS歌ったらどうなるかな~? かなりいけるかも・・・。
伊藤光音ちゃんは、9歳とは思えない個性と声量にびっくり。天才肌で、どこかで大化けするかも。
それと、今回ビブラートボックスA型が多かった気がする。
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2020/12/14 UP
12/13放送のカラバト、やっぱりまたしてもU-18黄金の世代の強さを物語る内容だった。
鈴木杏奈ちゃんの「炎」(homura)
点数はなぜか伸びなかったけど、ハマリの選曲だと思ったし、これまでのベストかと思うくらい情感入ってた。
佐久間彩加ちゃんの「君がいたから」
歌い出しから前半はやや抑え気味のように聴こえたけど、1:32~ 「強く 手を握りしめた」からモードが一気に変わったような感じがする。
(とくに「しめた」の全開ビブラート)
後半~ラストはほとんど「佐久間モード」全開でDIVA状態に・・・。
決勝でこんな超難しい曲選んで、しかも途中で歌い方変えて(?)優勝とは、やっぱりこの子ただものじゃない。
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2020/11/29 更新UP
2020/10/12 UP
先ほど放送していた『番組史上初!視聴者生投票で代表が決まる!<カラオケ世界大会KWC 日本代表決定戦>戦』。
個人的に聴いてて面白かったのは、谷川まき子さんと小豆澤英輝君の2人。
谷川さんは、声質、とくに中低音の深みが凄い。ハイトーンも外連味なく歌い上げていて説得力十分。
小豆澤君は、声の個性もさることながらワザに磨きがかかってる。ロングトーンのあとのビブの抜け方なんて、もはや職人ワザ。
判定機は例によってAiタイプ。
視聴者の「いいね」の数が1位の人も別に選出って、どゆこと・・・? と思いました。
だって、この判定機「聴き心地の良さを判定」がウリなんでしょ?
だったら、判定機で1位とった人が必然的に「いいね」の数も1位になるのでは・・・?
結果は予想どおりだった。(「いいね」数審査を入れた意味がわかった(笑))
決勝で、谷川まき子さんも小豆澤英輝君も97点台。優勝者さんは99点に近い高得点。
優勝者さんは、わりとよくある「いい声」だと思うけど、すごく丁寧に歌っていて歌いまわしが安定していた。
きっともの凄い量の練習 or 歌い込みをしていて、ほとんど歌唱にブレがないのだと思う。
前に→この記事でも書いたけど、この判定機は「膨大な歌唱データ」をベースに判定しているそう。
「膨大な歌唱データ」というからには、当然レベルの高いものもあるだろうけど、「ちょっと歌うま」的なデータがボリュームベースになっている筈。
だから、ここから外れるような(ふつうの歌い手はもっていないような)声色については、参照データが少なくAi判定機が十分反応できていないのでは?(=ピックアップミス?、今回は決勝の谷川さんと小豆澤君のテイクがこれに該当するような・・・。)
↑ の想像が今回も裏付けられる結果となった。
視聴者の「いいね」1位、やっぱり谷川まき子さんだった。それだけ聴き手に響く歌声なんだと思う。
(決勝のテイク、あれで97点台はないやね。)
小豆澤君は次ステージに進めずに本当に気の毒。(これも決勝のテイク、97点台はないやね。)
でも、フックのある歌声もってるのでこれからも頑張ってほしい。
それにしても、やっぱり ↓ の「黄金の世代」の歌は凄いとあらためて思う。
小豆澤君だって、この面子のなかでは苦戦に苦戦を重ねてたもんね・・・。
出演者の木下珠子さん(九州大学芸術工学部音響設計学科在籍)が、「(歌は)どんなに頑張っても空気の『波』でしかなくて、その空気の『波』をいかに魅力的にするかは、『波』そのものを学ばないと・・・」というコメント出していたけど、たしかに一理あると思う。
でも、本当に歌の才能に恵まれた人間は、その魅力的な『波』を自然に(ひょっとすると生まれながらにして)持っている感じがします。
そして、それが ↓ この子たちなのだと思う。
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2020/09/07UP
先ほど放送していた『THEカラオケ★バトル<リトルモンスター集結!U-12夏の歌うま頂上決戦> 小学生歌うま日本一決定戦』。
ひさびさにレベル高かったと思う。
とくに ↓このテイク。
■ 加藤礼愛 (11)(小5) / Jupiter (Little Glee Monster)
堂々たる歌いぶり。どんどんうまくなってる!
4:28~ のアドリブ(フェイク)、小5の女の子のパフォーマンスとはとても思えず・・・。
しかし、この内容で97点台って、いったいどゆこと??
あと、この子もいいものもってると思う↓
■ アイノカタチ MISIA 岩口和暖 13歳 カバー
カラバトU-18世代の下の世代のレベルが気になっていたけど、着実に育ってきている気がします。
それと、さっき発見した佐久間彩加ちゃんの名テイク↓
2019年12月15日放送 U-18歌うま甲子園 2019年間チャンピオン決定戦
■ やさしさで溢れるように(JUJU)【佐久間彩加】
1:26~ 雨に打たれても 風に吹かれても
の「も」の歌い分けがタダモノじゃない。
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2020/04/11UP
黄金の世代。
今日、ある音楽番組視て、やっぱりそう思った。
この子たちのLIVEにふつうに行っていた日々がすごく昔に感じる。
新型コロナが一日もはやく収束して、また、彼女たちの素晴らしいLIVEが楽しめるように・・・。
“stay home” 出来るかぎりお家にいましょう。
そして、リスクを冒して国民の安全や生活を維持してくださっている方々に感謝を!
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2019/08/20UP
このところのカラバトの点数(99点台がほとんど出ない)、そして先日の杏奈ちゃん&このはちゃんの超ハイレベルなコラボLIVE聴いて、「黄金の世代」説はますます確信に・・・。
動画&構成補強して再UPしてみます。
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2019/04/15UP
4/14放送のカラバト、優勝は逃したけど佐久間彩加ちゃんのパフォが凄かった。
とくに予選の三日月。
あまたの歌自慢を崩壊させつづける超難曲で100点。
けちのつけどころがなかったし、裏加点もバリバリに入ってたと思うので、余裕の100点では?
■ THEカラオケ★バトル U-18歌うま甲子園「佐久間彩加(三日月/絢香)」予選 2019年4月14日 平成最後の頂上決戦!
↑ リンク切れ中
信じられんことに、サビの「cry」や「消え」とかで、しゃくりの直後に高音ビブつけてる。
ふつうここはファルセットでしょう。(というか、彩香はファルセットじゃないけど、凡人はファルセットでしか歌えない。)
で、ファルセット封じてるのかと思いきや、「三日月に」や「届け」は(たぶん)しっかりファルセットだし・・・。
この子、ブレスや共鳴がえらく複雑で、(たぶん)地声とミドルボイスと裏声(ファルセット)とヘッドボイスがころころ入れ替わっている感じがする。
だから一定の発声器に負担が集中せず、つねに余裕かまして歌えるのでは?
まさに声色の魔術師(笑)
こんなの意識して出せるとは思えないから、たぶん天性のものだと思う。だから天才。
というか、そもそもこの子の地声じたいが想像できない、という・・・ (笑) これも天才の故か?
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2019/04/05UP
本日(2019/04/05)放送の「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王NO.1決定戦」、面白かった。
とくに新妻聖子と三阪咲ちゃん。
三阪咲ちゃん、この前(3/30)の池袋のLIVEでも感じたけどハイトーンが想像以上に綺麗で、今回もこの高音がよく出ていた。
この子の声、音の密度が濃いと思う。音の塊をぶつけられているようで、元気をもらえる感じかな。
自然体で衒ったところがなく、ファンが多いのもうなづける気がする。
まだまだ伸びる逸材だと思う。
そして、新妻聖子。
出産のブランクもあってか、いささか音程の安定感に欠けた。
でも、声色はむしろ出産前より深みが増して、説得力が凄い。円熟味を増した感。
なんといっても声質が抜群。すこぶる綺麗な声質なのに、パワーを兼ね備えている感じ。
決勝曲の「Never Enough」の後半も凄かったけど、圧巻だったのは準決勝で歌った米津玄師の「Lemon」。
この曲はサビの跳ねるようなリズムがポイントだと思うけど、新妻聖子は対戦相手が歌っているときも、からだを揺らしてひたすらリズムを寄せていた。
文句のつけようのない出来で完璧に「新妻聖子のLemon」にしていた。これは名唱。【 リンク切れ中 】
これで97点台。それはないでしょう。
歌った感想を訊かれて「記憶にない。覚えてない。」
本当にそんな感じの歌いぶりだった。
こういう素晴らしい才能が上の世代にいることは、「黄金の世代?」にとっても財産では?
■ 新妻聖子「To Love You More」(vs 鈴木瑛美子ちゃん)【 リンク切れ中 】
theモーツァルト 新妻聖子 To Love You More
聴き入る瑛美子ちゃんの表情が、この人の歌の凄さを物語っている。(それと、葉加瀬太郎氏の表情も・・・ ^^ )
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2019/03/27UP & 2019/03/07UP
昨日の(2019/03/27)カラバトみて、やっぱり99点台出すことのむずかしさを実感。
そして「黄金の世代?」のレベルの高さを改めて思う。
このあと、録画してとってある昨年11/21のU−18歌うま甲子園 2018頂上決戦みて比べてみたけど、やっぱりこちらの方がレベルが高いような気がする。(プロの方には失礼ながら・・・)
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さっきまで(2019/03/06)、放映されたカラバトみてた。
やっぱり「黄金の世代?」論が裏打ちされた内容だった。
(daisy×daisyが選曲ミス(?)してなければ、たぶん優勝してたと思う。か、りおちゃん(13歳)がPOPS系歌ったら優勝してた可能性も。)
↓ このパフォーマンスで予選落ちしてしまうとは・・・(2018/11/21放送「U−18歌うま甲子園 2018頂上決戦」)
カラバトU-18のレベル高すぎ。
■ 熊田このは「Precious」(伊藤由奈)
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「カラオケの点数と『歌のうまさ』は別物」(=機械なんかに”歌心”が判るわけがない)と言い切る人は少なくない。
じつは、わたしもかつてはそう思っていたし、そういう例もたしかにあると思う。
※判定機が、その歌の魅力をこなし切れていないのではないかと思われる例(森恵)↓
(この人のLIVE行ったことあるけど、ホントに凄かった!)
森恵 「そばに」 2008・6・25 吉祥寺路上
これ、素通りできる人の気持ちがわからん(笑)
エモーショナル系のプロが意外に高得点をとれないのは、持ち味のタメやブレスが採点上マイナスに働いてしまう、ということはたしかにある。
それに売れる要素って、歌の力だけじゃないからね。(いまはとくに・・・)
【 100点の常連、新妻聖子 】
100点を出せる地力を持っているから、こういう表現ができる。
■ 島唄
でも、おそらく高い確率で、聴き手の心への響き方と点数は正比例の関係にある。
最近の採点機はとくに感度が上がっているような感じがしていて、「これは!」と感じたテイクにはほぼ例外なく高得点がつく。(操作していないという前提だが・・・(笑))
これは心に響く要素、たとえば声の艶、深み、ゆとり、ゆらぎやうねり(ビブラートやこぶしとは違う)、倍音などを裏加点で的確に拾い上げられるようになったためではないか?
※ 2019/11/17のカラバトで使用されたAI判定機については↑の限りではありません。くわしくはこちらに書いています。
だから、どんなに表チャート(音程・安定性・表現力・リズム・ビブラート&ロングトーン(V&L)の5要素)が正確でも、意外に点数が伸びないケースが増えている感じがある。
(逆にいうと5要素は前提として押さえていないと勝負にならない。→ だから必然的に基礎力が身につく。)
この状況で鍛えられれば、否が応でも歌心(好きな言葉じゃないが、ほかに言葉がみつからない)に磨きがかかる。
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現高校1年~大学2年くらいの世代か? (以前のカラバトU-18の中心世代)
採点機で超ハイスコア獲得できる基礎力のうえで個性を打ち出している。
というか、基礎がしっかりしているから自分の世界を想いのままに描ける。
この若さで、場数もさほど踏んでいないなかで、それぞれがおのおのの持ち味で、音楽のすばらしさを伝えてくれる。
■ 堀優衣 - This Love 2017/03/18 堀優衣ミニライブ
音程もリズムも際立った安定感。メゾピアノ~ピアノのパートでも声の粒立ちを保っているのが凄い。
しかもこれに情感(裏加点要素)が乗ってくるので、100点連打もうなづけるところか・・・。
■ 鈴木杏奈 - 月と月 2016/12/17 新宿SUNFACE
このところ、とくにエモーショナルな歌い回しが目立つのは歌の感性に優れていることの証明。
難曲に飲まれることなく見事に歌いこなしている。
■ 佐久間彩加 - Swallowtail Butterfly~あいのうた~/YEN TOWN BAND(カラバト、2018.9.12 OA)
この子は掛け値なしに天才だと思う。音の扱い方が普通じゃない。
荒れ声を瞬時に力感に昇華するって、中学生のできることじゃない。
それにこの情感の入り方って、いったい何事?
■ 原藤由衣 - 恋に落ちて -falling love-
美声。だけど単なる「歌のお姉さん声」とは一線を画す粒立ち感あふれる声色。
いそうだけど、なかなかいない存在。
■ 三阪咲 - If I Ain't Got You (2018/12/28 The BAND NIGHT Vol.2 ESAKA MUSE)
声に雰囲気があって、強弱のコントロール&声のまわし方が抜群で、とくにR&Bでいい味出してます。
うひょ~、Alicia Keysですって!!
■ 富金原佑菜 - 流星群 (あべのAステージ 2018/09/17)
声の成分が複雑でなかなかいないタイプ。それと声量のキャパシティ。(ぜったいお腹で支えてる)
すでに自分の世界もっているので曲がはまれば大化けするかも?
■ 熊田このは - 手と手(オリジナル)
te to te"(手と手) by Konoha Kumada.12/30/2019 at The ESAKA MUSE in Osaka/JAPAN.
on 11/3/2019,Konoha released her first original album (Japanese-language)「Konoha」.
比類なきスーパーソプラノ。あふれ出る1/fゆらぎ。
この子の声って絶対セラピー効果あると思う。
1/fゆらぎ?(熊田このは)-9
※佐々木麻衣ちゃんも凄い実力派だけど、昭和ムード歌謡系の独自路線。
↓実力があるので、デュオで展開しても、こういうレベルになります。
■ 三阪咲 × 富金原佑菜 - Y / C&K 2018/09/17 あべのAステージ
これが中学生のLIVE?? ありえん。
■ 原藤由衣 × 熊田このは - さよなら大好きな人(花★花) 2019/02/17 溝ノ口劇場
どちらもハイトーンだけどそれぞれ持ち味や質感がちがう。これがオリジナリティ。
■ 鈴木杏奈 × 熊田このは - いのちの歌(リーフベルコンサート(2017/08/05 栃木県大田原市))
ヒーリング感ばりばり。杏奈ちゃんは”華”、このはちゃんは”艶”かな?
■ 熊田このは × 富金原佑菜 - 打上花火( DAOKO X 米津玄師) 2019/04/29 溝ノ口劇場
ボカロ的楽曲。黄金の世代だから歌いこなせる?
■ 二木蒼生 × 熊田このは - A Whole New World 2020/01/12 溝ノ口劇場
スタンダード曲もこのレベルの仕上がり。
↑の子たち、すべて生で聴いて確認しているので、その実力はまちがいないと思う。
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業界ではすぐに「オリジナリティ、オリジナリティ」って叫ぶけど、結局チャート上位を占めているのは画一化(商業化)されたキンタロー飴ばっかし。
飽きもせず繰り返さえる「勝ちパターン」と「既定路線」。
でもね、オリジナリティって、本来演出するものじゃなくて、きっと才能が自然につくりあげてしまうものだから・・・。
凡庸な才能に「CD並の安定感(のLIVE)」は褒め言葉だけど、この子たちは違う。
この子たちの真価は安定感ではなく(手段ではあるが)、たぶん才能が醸すオリジナリティ。
誰の歌でも、どんな曲でも、魂を吹き込んで自分のものにしてしまう強烈なオリジナリティ。
だから逆に、LIVEで炸裂するオリジナリティをいかにCDに乗せられるかが課題になるのだと思う。
そして、この子たちを才気負けせずプロデュースできる人間はたぶんものすごく少ない。
この類の才能ってきっとすこぶるデリケートで、下手にプロデュースすると折れちゃうかも・・・。
30年間続いた(と思っている)プロモート先行、オーバープロデュースの時代はそろそろ幕を閉じ、「音楽そのもの」で勝負できる(※)時代が戻ってくるかもよ?
(というかすかな思い。期待しないけど・・・)
※こういう動きは、すでに以前からあった。
たとえば「歌声だけで人々の心を歓喜する」というコンセプトで結成された歌うまグループ、Little Glee Monster/リトグリ。
Little Glee Monster 『好きだ。』 Let's Grooooove !!!!! Monster Live on 2017/09/18
でも、上のメンツとリトグリ(彼女たちより少し上の世代)、聴き比べるといろいろ思うところはあるけどね、個人的には・・・。
書かないけど(笑)
現中学2年~高校3年くらいの世代に才能が輩出していることについては、いろいろ思い当たる節があるので、これからおいおい書いていきます。
たとえば、セツナ系とか・・・
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019/02/02UP
つづきです。
~ すでにあった「完成」 ~
この世代の誕生年はおおむね2003年前後。あまり意識したことがなかったが、2000年代に入ってからの生まれだ。
●カラオケ
カラオケボックスが一般化したのが1990年代はじめ。通信カラオケは1992年あたりからの普及で、これにより歌える曲数が劇的に増えた。
(それ以前のカラオケは、スナックなどに置かれて演歌やムード歌謡がメインだった。
だからカラオケの愛好層は、いまよりはるかに高い年齢だった。そして、他人の目の前で歌うので度胸が要ったが、そのくせ練習の場はほとんどなかった。)
オリコンのカラオケチャートは1990年代中頃から。
音源もMIDIからPCMに変わり、音質が格段によくなった。
ロードサイドや住宅地への出店も増え、お酒から離れた楽しみ方があたりまえになった。
利用料もリーズナブルになり、すでに2000年以前には「質のよいオケで、幅広い楽曲を、お酒抜きで、しかも低コストで楽しめる」という現在のカラオケ環境はほぼ整っていた。
精密採点(ビブラートやしゃくりなどを採点基準に加える採点)機能が導入された通信カラオケDAM-G100の販売開始は2003年だから、この世代が生まれたときには、現在とあまり変わらないカラオケ環境がすでにほぼ完成していたといえる。
精密採点が導入されたとき、カラオケボックスの普及からすでに10年以上を経過していたので、これは幅広い世代に抵抗なく浸透した。
この世代の子たちが、よく「(両親だけでなく)おじいちゃん(おばあちゃん)にカラオケボックスに連れていってもらって歌っていた。」と語るのは、こういう時代的な背景があるのだと思う。
つまり、この世代は、物心がつくかつかないかの年齢で、すでにカラオケの精密採点と対峙していたことになる。
●音楽シーン
わたしはこの世代の歌のうまさは、ハイトーン、リズムとビブラートの扱いがベースになっていると思っている。
【ハイトーン】
ハイトーン系の歌い手をみると、今井美樹のデビューが1986年、プリプリ(奥居香)の大ブレークが1989年。
小室哲哉は1986年に渡辺美里に「My Revolution」「Teenage walk」を提供し、全盛期は1997年あたり。
この間、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、globe、華原朋美、安室奈美恵など「小室ファミリー」といわれるハイトーン系の歌い手たちが一世を風靡した。
広瀬香美も1993~1995年あたりにハイトーンのヒット曲を連発。
個人的に小室流ハイトーン曲の真骨頂だと思っている華原朋美「I'm proud」が1996年、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」は1997年リリースだから、いわゆる「ハイトーン系」は、遅くとも1997年までには完成されたと思っている。
■ 今井美樹 - 空に近い週末
■ 渡辺美里 - Teenage walk (Live in Seibu '86)
小室哲哉の曲づくりの巧さが際立つ一曲。
■ プリンセス・プリンセス - 世界でいちばん熱い夏
しかし、凄いグループ&LIVEじゃな。
■ globe - DEPARTURES
■ 華原朋美 - I'm proud
■ SPEED - Body And Soul
ハイトーンといえば、↑このグループも外せない。メンバー全員が小中学生で1stシングルがこの出来って・・・。改めて聴き直してみてびっくり。
【リズム】
あくまでも個人的にだが、J-POP(女性)のリズムに大きな変革をもたらしたのは、安室奈美恵と宇多田ヒカルだと思っている。
「Don't wanna cry」など、安室奈美恵のリズム・コンシャスな曲がブレークしたのは1996年。宇多田ヒカルのメジャー1st.シングル「Automatic」が1998年。
とくに宇多田ヒカルの曲はリズム感がないとすぐさまお経になるので、このようなリズムを自然にこなせる日本の女子の才能を育てた功績は計り知れない。
ともに、ブレークから2000年代初頭までカラオケでも安定して歌われていたので、この2つの希有の才能がもたらしたリズム変革は、おそらく2000年代初頭までには完成していると思われる。
→JOYSOUNDヒット曲ランキング_2002年
■ 安室奈美恵 - Don't wanna cry
■ 宇多田ヒカル - Automatic
あとはブレイクビーツかな。
日本のRap系でサンプリングが使い始められたのは1980年代後半で、1990年の普及期を経て、2000年代にはおそらく(少なくとも若い世代には)抵抗なく受け入れられる素地はできていたと思う。
とくに2000年代に入ってからのゲーム曲やボカロ曲には32ビート系の曲がふつうにあるから、この世代は32ビートにまったく抵抗がないと思う。
彼女たちが往年の”グルーヴ感”をどう捉えているかは正直わからないが、32ビートを自由にこなせる、というアドバンテージはたしかに大きいと思う。(”グルーヴ感”をこなせれば、おそらく無敵。この点についてはこちらに書いています。)
Drum'n'Bass/ドラムンベース/32ビート曲の例 ↓
【ビブラート】
ビブラートを意識させるメジャーアーティストでは浜崎あゆみと倖田來未か。
浜崎あゆみのブレークは1999年、倖田來未のブレークは2004年。
浜崎あゆみは独特のハイトーンビブラート、倖田來未は深みのあるビブラートが特長で、これらがないと彼女らの曲は歌いこなせないので、ビブラートの一般化に大きく貢献したのではないか。
いずれにしても、この世代が物心つく前には、「歌うま」の世界ではビブラートは常識となっていた。
■ 浜崎あゆみ - Voyage
■ 倖田來未 - あなただけが
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あらためて年代順に追ってみると、上のほとんどのアーティストが、この世代が生まれる前にデビューまたはブレークしている。
これには愕然とした。
~ その後 ~
個人的には、2000年代以降のJ-POP(女性)は、ハイトーン、リズム、ビブラートの歌技3要素に加えて、「情感」や「共感」の比率が高まってきていると思う。
絢香が独特の情感で一線に躍り出たのが2006年。独自の世界観をもつ鬼束ちひろはすでに2000年のデビュー。奥 華子のメジャーデビューは2005年。藤田麻衣子の人気は2012年くらいから。
■ 絢香 - みんな空の下
■ 藤田麻衣子 - 横顔 ~わたしの知らない桜~
そして、いわゆるセツナ(曲)系のメインストリーム化。→セツナ曲
加藤ミリヤ(メジャーデビュー2005年)、青山テルマ(同2007年)、西野カナ(同2008年)、中村舞子(同2011年)、JUJUのブレークは2009年で、いずれも多くの名曲をもつ。
セツナ系は、hiphop系とのコラボが多いので、ライム、フロウなどのマナーが求められる。
何より、hiphopの上で情感を出すのだから、ハンパな歌唱力ではとても歯が立たない。
■ SPICY CHOCOLATE - あなたと明日も feat. ハジ→ & 宇野実彩子 (AAA) (Vocal Ver.)
こういう曲は、バブル崩壊以前にはたぶんぜったいつくれなかった。
「失われた20年(30年)」がPOPシーンにも大きな影響を与えているのだと思う。
また、ボカロ曲が一般化したのも2008年頃からで、こちらもハイトーン、滑舌や経過(的)転調などがふつうに求められるから、やはりなまなかな歌唱力では太刀打ちできない。(=ボカロ曲を歌う、いわゆる「歌い手」のレベルの高さ)
■ くゆり - なないろの朝(歌ってみた)
ふつう歌えんでしょ、↑こんな曲。
これらの「セツナ曲」や「ボカロ曲」の多くはWeb配信され、YouTubeやニコ動で拡散した。
そして関連検索の精度UPで、好みの曲を見つけられる機会が格段に増えた。(←これ重要)
名曲勝負のユニットELTはすでに1996年のデビュー。希有のメロディメイカー&シンガー、アンジェラ・アキは2005年デビュー。
楽曲のよさに定評のmiwaは2010年頃からメジャー化で、2008年頃からの「セツナ系」人気とあいまって、メロディーに優れた名曲が数多く生み出される。
「アナ雪」の人気や、半崎美子のブレークも、このような名曲(というか情感のあるメロディー)志向の流れからだと思う。
■ アンジェラ・アキ - サクラ色
アンジェラ・アキの曲は、この世代にもよくカバーされている。
並行して、ヒーリング感あふれるアーティスト&楽曲が多く世に出された。
この世代はフェミニンで透明感のある曲のこなしが抜群に巧いが、↑の影響もあると思う。
■ LaLa - ebb and flow(凪のあすからOP)(歌ってみた)
■ 桜川めぐ - drive_qualia
■ 志方あきこ - Erato
■ KOKIA - 孤独な生きもの
KOKIAの曲は難しすぎてなかなかカバーできないけど、聴いただけで影響を受けそうなインパクトがある。
そして、アニソン、ゲーム曲やボカロ曲もさりげにメロディーの宝庫だ。
とくにボカロ曲は32ビートも入ってアクロバティックな難曲揃いだが、原曲がボカロだけに自分なりのオリジナリティをつけやすい。
これも、この世代の歌力UPに効いている可能性がある。
■ 西沢はぐみ - 夏雪 ~summer_snow~
ナイスメロ&リズム、そして癒し系ハイトーン。
■ Kako - Happy Birthday to... 「終わる世界とバースデイ ED 」
ゲーム系でも好メロ&ハイトーン&ビブラート。通りのよい美声だけど、単なる「歌のお姉さん」じゃないよ。
■ 桜ほたる(sara) - ここにあること(歌ってみた)
難音階、難符割り&転調・変拍子の嵐。しかもオーラスにかけての超絶ハイトーン。歌いこなせる人はごくごく限られると思う。
信じられぬが、これは「ここにあること」のかわいいバージョン(笑)
■ Destiny feat.花たん【HoneyWorks】
好メロの宝庫、HoneyWorks(ハニワ)。
中~高校生でリアルタイムにこんな曲聴いたら、やっぱり影響受けると思う。
■ @ゆいこんぬ - bouquet(歌ってみた)
情感乗りまくったボカロ曲の「歌ってみた」。
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メディア露出が多いのがダンス系なので、一見「ダンス(リズム)曲優位の時代」と思われがちだが、じつは、アイドルグループにも好メロディーの曲は少なくなく、いまは「空前のメロディー志向」の時代だと思う。
↓アイドルグループの好メロ曲の例(乃木坂46)
■ 熊田このは・二木蒼生 - 君の名は希望 / あおいとこのはのスペシャルステージ(2019/01/20)
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つらつらながながと、ごたくをならべたけど、まとめると
1.この世代が生まれる以前に、いまのカラオケ状況は完成していた。
2.この世代が生まれる以前に、いまのJ-POP(女性)絡みの主要ファクターは完成していた。
3.同時代的に「情感」にあふれたメロディー曲を体験して(カラオケで歌って)育っている。
4.YouTubeやニコ動で好みの曲を自由に聴け、しかも関連検索で探せる。
5.その結果、ボカロ曲やゲーム曲など、アクロバティックな難曲に馴染んでいる可能性が高い。
だから、ひょっとするとこの世代には、「音楽の世代(時代)感」というものがほとんどなく、流行り廃りのジャンルやフォーマットにもさして捕らわれることがないのでは?
そして、ほんとうに好きな曲を、カラオケで鍛えられた技量で自由に歌い込める・・・。
選択肢が多いだけに、曲を選択するセンスが求められるし、それを自分なりに解釈できるオリジナリティも育っていく・・・。
でも、改めてこの視点から聴き返してみると、洋楽でも歌のうまさに定評がある人は、やっぱりこれらの要素(ハイトーン、リズム、ビブラート、情感)持っていたもんね。
Whitney Houston - Didn't We Almost Have It All
それと、洋楽の影響もあると思うが、裏拍 ↓のとり方が抜群に巧くなっていると思う。
だからこの世代の子たちは、R&Bやブレイクビーツでも臆せずチャレンジし、なかなかの仕上がりをみせてくれる。
もはや、邦楽、洋楽の括りさえ超越しているのかもしれぬ。
(ジャンル崩壊した洋楽の影響も色濃く受けていると思うが、これはまたの機会に・・・)
「名唱」を生み出す条件が、いまほど整っている時代はこれまでなかったかもしれない。
■ 熊田このは - CAN YOU CELEBRATE? MSP 2018/02/11 ※ 会場機械採点で100点の名唱
「CAN YOU CELEBRATE?」がヒットした1997年には、彼女はまだ生まれていない。
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■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-3 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-5 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ 1983年洋楽ピーク説
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
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