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■ 歌の女神が舞い降りた国 / 美メロ&ハイトーン&透明感の癒し曲50曲

2021/05/05 UP

このところ海外で日本の女性ヴォーカル曲の人気がいちだんと上がってきている模様です。
その基調には竹内まりやや大貫妙子などのシティ・ポップの人気があると思うが、これとは別の流れもあるのでは。
それは、美メロ&ハイトーン&透明感の3つの要素をもったヒーリング系の曲で、アニソンもこの範疇に入ると思います。
この系統の曲は以前からずーと聴いてきていますが、たしかにここにきてYouTubeに日本語以外のコメントが急に増えてきている感じが・・・。

この系統の曲はこれまでさんざんこのブログ内でリンクUPしてきていますが、既UPのものをダイジェスト的に一気に50曲まとめてみました。

わたしはハイトーン女性ヴォーカルフリークで、かれこれ30年以上も世界中のこの系統のPOPミュージックを聴きあさってきましたが、この系統では日本とアイルランドが双璧だと思っています。
とくに2010年代以降は洋楽でこの系統の曲がどんどん少なくなってきているので、それだけこれらの日本の楽曲に稀少価値がでてきているのでは?

それではいってみます。

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もともと日本の唱歌じたいが、「美メロ&ハイトーン&透明感」の3つの要素をもっていると思う。

01.早春賦 - 小鳩くるみ

本名、鷲津名都江。「アタックNo.1」の鮎原こずえ役の声優として広く親しまれた。
このころからすでに「声優=透明感のある美声」の構図があったのだと思う。
はろばろと響きわたる抜群の美声。
わたしはほとんどオペラに造詣がないが、こういう興味ぶかいWeb記事(世界最高の歌手ー小鳩くるみ)をみつけた。

オペラに造詣の深い人からしても、なるほどこういう見方があるのか・・・。
記事のなかに堀優衣ちゃんと鈴木杏奈ちゃんの名が出てきたのにはびっくり。
(個人的には熊田このはちゃん、佐久間彩加ちゃんや富金原佑菜ちゃんも挙げてほしかった気はするが・・・(笑))
それだけカラバトU-18世代のレベルは群を抜いているということか。

02.椰子の実 - saya

ベースはジャズシンガーだけど、ハイトーンが綺麗で声質に透明感があるので ↑こういうレベルで唱歌もこなせる。
紹介記事は→こちら

03.冬景色 - はいだしょうこ

音楽一家で育ち、国立音大附属高校声楽科→宝塚歌劇団というエリートキャリア。
うたのおねえさんって、音楽の素養が豊かで声質の綺麗な人が多い。この人とくに美声です。
「冬の夜」も名曲です。(芹 洋子)

●1979年後半~1980年代前半のシティ・ポップ全盛期にも、もちろん美声系はいた。

04.海のキャトル・セゾン - とみたゆう子

「ミルキー・ヴォイス」といわれた甘いながらも透明感にあふれた美声。
曲のできも抜群。

05.二人だけ - 八神純子

名古屋では有名な八神製作所オーナー家の令嬢。いまはたしかアメリカにいるはず。
これは1982年リリースの名盤『夢みる頃を過ぎても』収録のバラードで、作曲・編曲は大村雅朗。
彼女にしてはシンプルな曲構成で、それだけに声のよさが際立っている。

06.LANI ~ HEAVENLY GARDEN ~ - 杏里(ANRI)

クセのない素直な声質だが、聴き手のこころに訴えかけてくるなにかをもっているシンガー。
これは1992年リリースの『MOANA LANI』収録で、シングルでも切られているバラード。
キーボードのサポートメロが綺麗でスケール感のある杏里らしい曲調。個人的に変拍子がかったサビ部のリズムパターンがツボ。
杏里の名バラード20曲!

●1980年代後半~は、やっぱり今井美樹かな?

07.空に近い週末 - 今井美樹

個人的には今井美樹のベスト、J-POPでも屈指の名曲だと思う。
シングル「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel」カップリング曲で、オリジナルアルバム未収録なので、もっぱらベストアルバム『Ivory』(1989年)で聴いていた。
柿原朱美ならではの天空から降りそそぐようなポリフォニックで清々しいメロディと、その上で舞い踊る今井美樹のたおやかなボーカル。
文句のつけようのない神曲。
今井美樹の名バラード25曲!

●1990年代に入って、小室ファミリーはハイトーン系の宝庫となった。

08.DEPARTURES - 華原朋美 / W.小室哲哉

やっぱり華原朋美のハイトーンの存在感は大きく、小室サウンドは後の世代(歌うま女子)に大きな影響を与えたと思う。

●そして1990年代後半から、そろそろ女性シンガーのハイトーン・ラッシュがはじまる。

09.孤独な生きもの - KOKIA

国際的に幅広い分野で活動する個性派Artist。
桐朋女子高等学校音楽科→桐朋学園大学音楽学部(ともに声楽専攻)というバックボーンをもちながら、声楽とは一線を画したオリジナリティを確立。
クラシカルかつメッセージ性の高い佳曲を多数もち、以前から海外での評価が高い。
安定感のあるヒーリングヴォイス。J-POPのレベルの高さを世界に発信できる逸材。
KOKIAの名バラード12曲

10.Roka - 遊佐未森(1997年)

一筋縄ではいかないクセの強い曲風で、なかなか聴きやすい曲がないのだが、こんなヒーリング系の名曲も。
こんな5拍子曲でも、あっさり歌いこなしていた実力派。

■ 上野洋子(協和発酵 焼酎「かのか」CM・・・たぶん2003年頃?)

※この手のArtistはなかなかメジャーシーンに出てきにくいのだが、たとえば協和発酵 焼酎「かのか」CMで、その癒しヴォイスが大きな反響を呼んだ上野洋子(ZABADAKの結成メンバー)など、巧くプロモートすればブレークできる環境は整っていたのだと思う。
この曲、さんざ探したのだがどうやらリリースされておらず、世理奈のバージョン(2005)のみみつかります。

11.Eternal Empire -The Emperor Grants You Audience- (Suikoden Celtic Collection 2) - 上野洋子

プログレ系ユニットZABADAKのVocal出身のためか、ソロでも難解な曲が多いが、類まれなヒーリングヴォイスなので「かのか」のような澄み切った曲をもっと歌ってほしかった。

●遊佐未森、上野洋子ともにクリエイター集団との係わりが強く、彼らからその「美声」を買われていた感じがある。
そしてのちに誕生する、札幌のI'VE(KOTOKO、詩月カオリ、川田まみ、MELLなどが在籍)、HoneyWorks(ハニワ)、supercellなどのクリエイター集団や菅野よう子、梶浦由記などのクリエイターが「女神系歌姫」を育んだことは間違いないと思う。

12.Imaginary Affair - KOTOKO(I'VE)

「こなたよりかなたまで」OP。文句のつけようのない好メロディ&ナイスアレンジ。
個性的なブレスどりが、のちにアニソンのスタンダードとなった感なきにしもあらず。

13.For Our days - 川田まみ(I'VE)

「そして明日の世界より」OPで、これもかなりのナイスメロ。
独特のビブラートとヒーカップの連打のパフォーマンスで聴き応えあり。

14.白い輪舞曲 - 詩月カオリ(I'VE)

「冬のロンド」ED。I'VEのなかではもっともやさしくフェミニンな声質では?

15.Destiny feat.花たん【HoneyWorks】

好メロの宝庫、HoneyWorks(ハニワ)。
中~高校生でリアルタイムにこんな曲聴いたら、やっぱり影響受けると思う。
花たんは「歌い手」からスタートした逸材。

16.君の知らない物語 - くゆり(supercell)(歌ってみた)
 
supercellは「歌い手」のカバーも多い。
くゆりさんは、個人的には歌い手のなかでもかなり上位の実力を持っていると思う。
supercellの「歌ってみた」人気曲を見事に歌いこなし、そのすばらしい完成度はニコ動のコメント群がよく物語っている。
ときおり繰り出すビブラートと高音への跳ねが絶品。

17.さよならメモリーズ - 奏夢(supercell)(歌ってみた)

オリジナルヴォーカルのnagi(ガゼル、やなぎなぎ)が透明感あふれる声質なので、やはりこの系統の歌い手のカバーが多い。
奏夢(かなむ)さん、独特の声のゆらぎがあるけど、安定感は抜群で数多いこの曲のカバーのなかでも屈指の仕上がりだと思う。

18.Dreaming Sheep - 中恵光城

『大図書館の羊飼い』のOP。
繊細なメロディラインの難曲だが、透明感あふれるハイトーンで歌いこなしている。
アニソン系ではかなりの実力派で、プログレ系サウンドプロジェクト「少女病」にMitsuki名義でヴォーカル参画している。

19.Cloe - 山本千夏

ネイチャー系アニメ「地球少女アルジュナ」の挿入歌。
才人、菅野よう子の作品だけに細部の構成がテクニカルだが、透明感あふれる声色で巧く仕上げている。

●そして梶浦由記さん。

20.Everlasting Song - 梶浦由記(&FictionJunction)

これまで何度も貼り付けてるけど、やっぱりこのLIVE神だわ。

〔 Solo Parts 〕
0:27~ / 3:46~ 貝田由里子
0:57~ / 4:15~ KAORI (織田かおり)
2:48~ / 6:26~ KEIKO (窪田啓子)
3:18~ / 6:57~ WAKANA (大滝若菜)
※5:43~ めずらしくユニゾン。ここからオーラスにかけての、一気に駆け上がる感ハンパない。

■ アレルヤ - Kalafina

梶浦ファミリーからもう1曲。
惜しくも解散してしまったKalafinaの屈指の名曲だと思う。
3人のコーラスのバランスが絶妙。
梶浦サウンド総ざらい!(&「炎」-homura)

21.月のかほり - 夏川りみ

04:45~ 月のかほり
個人的には、2001年に「涙そうそう」をブレークさせた夏川りみの存在も大きかった。
夏川りみの声をはじめて聴いたのはたしか、水戸黄門の合間に流れていた松下グループのCM Song「この星を感じて」だったと思う。
ハイトーンが綺麗に伸びるそのボーカルは強烈なインパクトがあり、画面の下に出ていた”夏川りみ”というクレジットを頼りにCDをさがしたが、その当時はまったくのマイナーで、ごく一部の大手CDショップでシングルが見つけられただけだった。
メジャーデビューからの「南風」(2002/3)、「てぃだ~太陽・風ぬ想い~」(2002/9)、「空の風景」(2003/3)、初期3枚のALBUMのできは抜群だった。
沖縄独特の音階や歌いまわしはそれほど強く出ておらず、さらりと明るい曲調に彼女の伸びやかなハイトーンが乗る内容は、まさに「ヒーリング・ミュージック」そのものだった。

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2000年代に入ると、アニソンやゲーム曲、そして2008年くらいからいわゆる”セツナ系”が台頭、それぞれジャンルを超えた活動を展開。
とくにセツナ(曲)系はメインストリーム化した。→セツナ曲
加藤ミリヤ(メジャーデビュー2005年)、青山テルマ(同2007年)、西野カナ(同2008年)、中村舞子(同2011年)、JUJUのブレークは2009年で、いずれも多くの名曲をもつ。
セツナ系は、hiphop系とのコラボが多いので、ライム、フロウなどのマナーが求められる。
何より、hiphopの上で情感を出すのだから、ハンパな歌唱力ではとても歯が立たない。
そんなこともあって、日本の歌うま女子のレベルをますます高めたのだと思う。

22.片恋日記 - 中村舞子

”セツナ系”の代表格のハイトーン・シンガー。
声質はやたらにフェミニンかつエモーショナル。
■ 中村舞子の名バラード20曲

23.For You - 平野綾(Kiss Me Concert2)

ピアノに集中しがちなテイクに見えるが、歌の安定感がパンパない。
芯の通った個性的な美声。
現在はミュージカルに軸足を移している模様。

24.Drive_Qualia - 櫻川めぐ

抜群の声質をもつ声優&アニソンシンガー。
アップテンポの曲がメインでヒーリング系バラードはなかなか歌ってくれないのだが、これは貴重な1曲。

25.夏雪 ~summer_snow~(夏の日のリフレイン) - 西沢はぐみ

神奈川県出身のArtistでPCゲーム関連の作品が多い。声質にすぐれとくに高音の伸びが出色。
ふつうの人はハイトーンに引っぱり上げる感じがあるが、この人は高い地声から降りてくるイメージがある。
才人、松本慎一郎作曲の名曲で、バックのフレーズどりも非の打ち所なし。

26.Happy Birthday to... - Kako

「終わる世界とバースデイ」ED。好メロ&ハイトーン&ビブラートのゲーム曲。
通りのよい美声だけど、単なる「うたのおねえさん」じゃないよ。

27.Evidence - Daisy×Daisy(MiKA)

ほとんど表に出さないけど、じつは超メジャーなアニソンシンガーの妹で、ときどきカラバトに出演する。
ビブラート全開のキレのよい歌いまわしが身上か。

28.きっと - 藤田麻衣子

2006年秋デビューの名古屋出身のArtist。ゲーム主題歌も多数手がける。
透明感あふれる声質は天性のものか。
作曲・アレンジに天才的なキレをもち、小柄な体型からは想像できない歌唱力も。
ドラマティックかつエモーショナルな佳曲多数。

29.PLANETES - Hitomi(黒石ひとみ)

浮遊感とヒーリング感覚あふれるたおやかな声質。
これはアニメ『プラネテス』のテーマソングで声質を活かしたスケール感のある佳曲に仕上がっている。

30.Endless Story - Yuna Ito(伊藤由奈)

ロサンゼルス生まれ、ハワイ出身のシンガーで、エモーショナルなヒット曲をいくつかもつ。現在の活動の拠点はロサンゼルス。
このLIVE、バックも含めてほんとに名演だと思う。

31.Erato - 志方あきこ

作風と同様ナゾの多い?Artist。
どちらかというとシリアスな作風だが、ときおりつくるヒーリング系楽曲では天才的な切れ味と圧倒的な完成度をみせ、希有の才能をもっているのでは。
透明感&浮遊感あふれるハイトーンヴォイスも魅力。

32.君がいた未来 君といない未来 - yozuca

熊本県出身のシンガーで、アニソンやゲーム系の作品が多く『D.C. 〜ダ・カーポ〜』での活躍で知られる。
歌声は安定感にあふれ、アニソンシンガーの層の厚さを支える一人だと思う。
メジャーチャート入りしてもおかしくない、すぐれた出来映えの1曲。

33.空気力学少女と少年の詩 - はな

同人系やゲーム系で活動するシンガー。
すこぶる声質にすぐれ、「歌い手」の”うさ”と同一人物という説がある。
これはPCゲーム 『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』のOP・EDで、アップテンポな変拍子のこなしがやたらに巧い。

34.春音*ベール - Ceui(セイ)

千葉県出身、2007年メジャーデビューのアニソン&ゲーム系シンガー。
やわらかな声質でバラード系に佳曲が多く、海外でも活動を展開している。

35.消せない気持ち - Kicco

2007年デビュー、主にゲーム系の主題歌などを歌うシンガー。
声質が綺麗で聴いていて心地よく、もっとメジャーになってもいい才能だと思う。

36.hands - 愛内里菜

■ 2000年3月GIZA studioよりデビュー、以降ほぼ年1枚ペースで順調にALBUMをリリースしてきたが、2010年9月26日、兵庫・尼崎アルカイックホールでの公演を最後に音楽活動を終了。12月31日、すべてのアーティスト活動より引退(出典:wikipedia)は惜しい。
これは2009年10月リリースのシングル『MAGIC』収録曲で、エモーショナルな佳曲。

2015年、「垣内りか」名義で歌手活動復帰。以降「R(アール)」名義でも楽曲配信。
※ 元の動画消えていて、「hands」の動画がみつからないので、「Magic」をUPします。↓
愛内さん、実力あると思うけどね・・・。
Magic - Rina Aiuchi (愛内里菜)


37.最高の片想い - タイナカ彩智(Live 2007 Concert)

■ 兵庫県出身のArtistで本名は田井中 彩智(タイナカサチ)。
2006年2月メジャーデビュー。以降安定して作品をリリース。
これは2006年8月On Saleのシングル曲でNHK衛星第2テレビアニメ『彩雲国物語』エンディングテーマにもつかわれた。
高い声域と透明感と伸びのあるハイトーンヴォイスに個性。
ライブハウスでの実績豊富な実力派で、LIVEパフォーマンスに定評がある模様。

38.夏空の下 - やなわらばー

昨年(2020年)夏に流されていたCHOYA「夏梅」のCMソング。
沖縄・石垣島出身の女性デュオユニットやなわらばーの書き下ろし曲。
この実力で昨年12月31日をもって解散は惜しい。

39.ひらひら ひらら - ClariS

よくわからないけど、なにかと話題の多い女子2人組ユニット。
佐久間 誠氏作の流麗なメロに、フェミニンで透明感あるハイトーンが冴えわたる名曲。

この動画、曲調といい、ヴォーカルといい、絵といい、なにかのタイミングで知られたら海外でブレークするかも・・・。
〔関連記事〕東京五輪のセレモニーソング ~ 日本の歌うま女子の底力 ~

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そして、歌い手とよばれるハイトーン系シンガーも名テイクをつぎつぎとUP。
もはやジャンル分けは不可能なので、筆者はこれらを「女神系歌姫」というワードでくくりました。

女神系DIVA(歌姫)たち
女神系歌姫 【Angel Voice列伝 】のリスト
※現在、更新休止中の別ブログでリンク切れ多数あり。

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また、ボカロ曲が一般化したのも2008年頃からで、こちらもハイトーン、滑舌や経過(的)転調などがふつうに求められるから、やはりなまなかな歌唱力では太刀打ちできない。(=ボカロ曲を歌う、いわゆる「歌い手」のレベルの高さ)
2006年以後、「女神系歌姫」系は声優系Artistや”歌い手”を巻き込んで質・量ともに充実の一途をたどり、いまや本場アイルランドを凌ぐのではないか、という点は↑や別ブログの「女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)」にも書いたとおりだ。

40.キミトセカイ - 佳仙(歌ってみた)

すこぶる綺麗なハイトーン&やさしくやわらかな声質をもつ歌い手。
曲もできもよく、レベルの高い仕上がりになっていると思う。

41.bouquet - @ゆいこんぬ(歌ってみた)

情感乗りまくったボカロ曲の「歌ってみた」。
歌い手のなかでも透明感の高い歌声をもつひとりで、ボカロ系の難曲を破綻することなく歌い切っている。

42.StarCrew - misha(歌ってみた)

透明感あふれるハイトーンの歌い手。声に独特な艶があり繊細なビブラートも。
ブレスのとり方も巧く、個人的には「もっと評価されるべき」歌い手の一人だと思う。

43.1/6 - みにゅ(歌ってみた)

ガラス細工のように繊細な声質&唱法でちょっと曲を選ぶような気もするけど、はまったときのヒーリング感&感情の入り方はハンパじゃない。
個人的に好みの声質なので、特集記事をつくっています。

44.桜ほたる(桜菜(SARA)) - ここにあること(歌ってみた)

難音階、難符割り&転調・変拍子の嵐。しかもオーラスにかけての超絶ハイトーン。歌いこなせる人はごくごく限られると思う。
信じられぬが、これは「ここにあること」のかわいいバージョン(笑)
「かわいい」系の声質で一聴では聴き流しそうだが、聴き込んでいくとじつは相当な実力(というか天性の才能)をもっている感じがある。
ときおり「ふっ」と高音に抜くような独特なブレスどりをするが、これが声質によく合い個性として効いている感じがする。
このふわりPの超名曲は「歌ってみた」多数あるが、個人的にはこれがベストだと思う。

45.ebb and flow - LaLa(歌ってみた)

Rayのオリジナルバージョンの出来が秀逸だがshort ver.しか残っていないので、これに迫るナイスな歌ってみたVers.をあげてみました。
こういうフェミニンで透明感の高い楽曲は、いまの洋楽ではなかなかつくれないと思う。
■ ebb and flow - RAY


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そして、ここ数年で一挙に輩出したカラバトU-18の逸材たち・・・。
彼女たちは、また一段ちがう歌唱力をもっているように思う。
なぜ、そうなったのかは黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)をみてね。(あくまでも個人的憶測ですが・・・)

46.いのちの歌 - 鈴木杏奈 & 熊田このは

お互いのオリジナリティがはっきりと出ている。
杏奈ちゃいは”華”、このはちゃんは”艶”かな?
熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2

47.■ ハッピーエンド - 佐久間彩加 / 鈴木杏奈

0:47~ 最後は嘘になって (杏奈ちゃんの中低音)
2:08~ もう離さないで (彩加ちゃんのハイトーン)
杏奈ちゃんがハイトーン、彩加ちゃんが中低音ってパート振られてたけど、↑ 聴くとそんなこと全然ないと思う。
カラバト&佐久間彩加ちゃん配信ライブ情報/LIVE初参戦

ハモリ部、ふたりの声がはっきり聴き分けできるのに、絶妙にハモってる。
実力に裏付けられたオリジナルな個性が際立っているので、共演してもブレることがない。
それぞれの個性がぶつかって、新しいなにかを生み出しそうな予感ばりばり。

ひとことでいうと、彼女たちはおそらくこれまで書いてきたファクターのすべてを身につけている。
それに、オリジナル曲に縛られず、時代の流行にかかわらず、好きな曲を自分なりの解釈で歌い上げている点も見逃せないポイントかと・・・。
そして彼女たちはきっとかけがえのない日本の宝物になっていくのだと思う。
楽しみ。楽しみ。

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時代を先に走ったアーティスト達も、円熟味を増して好演を連打。
やっぱり、日本は歌の女神が舞い降りた国なのかもしれぬ。

48.Circle Of Life - LA DIVA

森山良子、平原綾香、新妻聖子、サラ・オレインの4名で構成するヴォーカル・ユニット。
リードだけでなく、バックに回っても誰が歌っているかはっきりわかる。
これがプロのオリジナリティだと思う。
(でも、このテイクの新妻聖子、これでも本調子じゃないと思う。やっぱり遠慮があるのかな?)
■ あなたの歌は感動を与えてくれる / 新妻聖子

最近、TVのスタジオライブが増えたのは嬉しいけど、バックがオーケストラだったりピアノ1本だったりが多い。
それに妙にジャズ風にアレンジしたりとか・・・。
↑ こういう風にドラムスやベースがしっかり絡んでくれると、やっぱり聴き応えがあると思います。

49.私がオバさんになっても - 森高千里(L.I.V.E (2018))

ザワつくコメ欄(笑)。これはたしかにJapanese Magic!

■ 渡良瀬橋 - 森高千里

この曲、森高千里しか歌いこなせないと思う。

50.時代 - 薬師丸ひろ子

これは凄い!
月日を経るほどに深みを増した歌声・・・。そして余裕のステージング。
もはや日本の至宝では?
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