ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

阪急6300系 京都線特急から引退

2010-03-07 | 関西、北陸
 2月28日、阪急京都線の6300系が、京都線「特急」「通勤特急」から引退した。
 風邪気味であったが、阪急6300系の最後は見ておきたいと思い、迷いなく出陣。


 
 送込み回送は桂川で。
 曇っていたが、北山をバックに撮れたのはよかった。



 河原町12時30分発梅田行き。



 桂駅で。


 
 貨物が来ればと思ったが・・・、かなわず。



 2往復目は淀川で。



 三複線の中でも京都線の6300系は羨望の的だった。



 6350Fが河原町に行っている間に、少々神戸線に寄り道。
 神戸線の100周年ヘッドマーク車両を撮ろうと思い、夙川駅で30分ほど待ち構えてみたが、まったく来なかった。
 「摂津市」ヘッドマーク編成はやってきたが・・・。



 河原町発最後の6300系特急に乗るため、再び京都線へ。
 淡路で、堺筋線との離合を。



 最後の梅田行きとなる6350Fが河原町に到着。
 

 阪急京都線の特急に乗るのは3年ぶりくらいだろうか。
 先頭車の席は埋まっていたので2両目に乗車。

 最後の6300系特急は、桂、長岡天神・・・と小刻みに停車し、梅田に向かう。

 35年間を振り返ってみると、6300系が華々しかったのは、90年代半ばまでだったのかもしれない。
 JR西日本の果敢な攻勢に、阪急京都線は苦戦を強いられた。
 新快速が高槻に停車する以上、阪急は中間駅にも特急を停めざるをえなくなったが、2ドア車両は足かせとなってしまった。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 淀川を渡る時、東の空に満月が見えた。

 そしてほぼ定刻に梅田駅9号線に到着。
 9号線のまわりにはもちろん、8号線にもたくさんの観衆が並んでいた。
 駅員が必死に下車客を誘導し、騒然としていた。



 鉄道ファンはもちろん、おばさんや若い女性も少なくなかった。



 18時20分、最後の6300系、河原町行き特急がゆっくりと動き出した。

 出発とともに梅田駅に拍手が鳴り響き、駅員が大きな声で「ありがとうございました」と一礼するのが見えた。

 そして、再び拍手。

 さすが阪急。
 騒然とした中でもトップスターの引退を見届けようとするファンには応えようとしているような気がした。

 とても印象深い阪急梅田劇場だった。

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