

私がショパンの曲で好きなのは、
「軍隊ポロネーズ」
「英雄ポロネーズ」
op.25-1,「エオリアンハープ」
24のプレリュード 28-17番・・
パッと挙げると、この4曲が出てくるのだが、
「軍隊ポロネーズ」がイ長調。
あと3つはすべて変イ長調。
私の、高校生の息子は今、
「幻想即興曲」を練習している。
一番好きな曲だそうだ。
ところが、
次に練習してみたい曲が、
op.10-4。
エチュード10の、第4番だという。
同じ教室で弾いている、
高校生の女の子が、この曲を習っていて、
それで自分も弾いてみたいと思ったようだ。
私も、高校時代に同じような経験をしたので、
息子も、そうなのかな・・などと思ったりする。
しかし息子に言わせれば、
そういうハートの部分?だけではなく、
「4番は聴いててカッコイイ」という。
なんと、
「幻想即興曲」と、「第4番」は、
ともに、嬰ハ短調であった。
長調に短調、
ましてやコードまで限定された、人の好みというのは、
誰でもあるのだろうか。
私も、
特に変イ長調だから好き、というのではない。
息子も、
嬰ハ短調だから好き、というわけではない。
息子の場合、
何短調かも解らず弾いているのだから。
小学校の時だったか、
音楽の教科書に載っていた。
「長調は明るく楽しい。短調は暗く寂しい。
でも、長調でも寂しい曲 → 「蛍の光」
短調でも明るい曲 → 「ロシア民謡・一週間」
などもあります。」
私は、やはり長調が好き。
息子の練習のあと、
私もこっそり弾いている曲がある。
24のプレリュード 28-7番。
「太田胃散」のCMに使われている曲だ。
この曲は、40秒足らずの小曲。
CMでは、途中までしか流れないが、
最後の小節がとても綺麗だ。
気づいたら、
この曲もイ長調だった。
楽譜写真は、
上が「英雄ポロネーズ」
下が「幻想即興曲」