シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

変イ長調と嬰ハ短調

2008-01-30 11:24:15 | 音楽を聴く




私がショパンの曲で好きなのは、

「軍隊ポロネーズ」
「英雄ポロネーズ」
op.25-1,「エオリアンハープ」
24のプレリュード 28-17番・・

パッと挙げると、この4曲が出てくるのだが、

「軍隊ポロネーズ」がイ長調。
あと3つはすべて変イ長調。


私の、高校生の息子は今、
「幻想即興曲」を練習している。
一番好きな曲だそうだ。

ところが、
次に練習してみたい曲が、
op.10-4。

エチュード10の、第4番だという。

同じ教室で弾いている、
高校生の女の子が、この曲を習っていて、
それで自分も弾いてみたいと思ったようだ。

私も、高校時代に同じような経験をしたので、
息子も、そうなのかな・・などと思ったりする。

しかし息子に言わせれば、
そういうハートの部分?だけではなく、
「4番は聴いててカッコイイ」という。


なんと、
「幻想即興曲」と、「第4番」は、
ともに、嬰ハ短調であった。


長調に短調、
ましてやコードまで限定された、人の好みというのは、
誰でもあるのだろうか。

私も、
特に変イ長調だから好き、というのではない。
息子も、
嬰ハ短調だから好き、というわけではない。

息子の場合、
何短調かも解らず弾いているのだから。


小学校の時だったか、
音楽の教科書に載っていた。

「長調は明るく楽しい。短調は暗く寂しい。
 
 でも、長調でも寂しい曲 → 「蛍の光」
     短調でも明るい曲 → 「ロシア民謡・一週間」

 などもあります。」


私は、やはり長調が好き。

息子の練習のあと、
私もこっそり弾いている曲がある。
24のプレリュード 28-7番。

「太田胃散」のCMに使われている曲だ。
この曲は、40秒足らずの小曲。
CMでは、途中までしか流れないが、
最後の小節がとても綺麗だ。

気づいたら、
この曲もイ長調だった。


楽譜写真は、
上が「英雄ポロネーズ」
下が「幻想即興曲」


ボルフィー!

2008-01-27 10:08:26 | 音楽を聴く
今日は、モーツァルトの誕生日だ。

1756年1月27日。ザルツブルク生まれ。
しかし、モーツァルトは、
この町が、あまり好きではなかったという。

一昨年の、生誕250年は、
盛大なモーツァルト・イヤーとなったが、
ザルツブルクの町も、
また、静かに今日を祝っていることだろう。


モーツァルトの父、レオポルト・モーツァルトと、
母、アンナ・マリア・ペルトゥルは、
1747年に結婚。
その後8年の間に、6人の子が生まれた。

しかし、
生き延びたのは、三女のナンネルだけだった。
モーツァルトの、唯一の姉である。

1755年、7人目の子を身ごもった時も、
夫婦は不安でいっぱいだったという。
しかし、年が明けて、
1756年の、1月27日。
無事、男の子を出産する。

ヨハネス・クリソトムス・
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生だ。


その後の人生については、
多岐に渡る話の通りだ。
今日は静かに、誕生日を祝いたい。

尊敬するモーツァルトの誕生日に、
今年も記事が書けて嬉しく思う。


妻・コンスタンツェは、
夫のことを「ボルフィー」と呼んでいたそうだ。


ボルフィー、
お誕生日、おめでとう!

デートの費用は?

2008-01-16 11:04:45 | 恋&愛
昨日、ラジオで特集をしていた。

デートの時の費用は、
男性が持つ?それともワリカン?


身近だが、ハッキリ結論づけられないテーマ。
その二人によっても違うし、
状況にもよるだろう。

一応、その番組内での結論は・・
6割が「男性持ち」、4割が「ワリカン」。

ただし、男性の大半は、「男性持ち」。
それが普通、という声が多かったようだが、
財布がピンチの時は、
正直、ワリカンにしてほしいという意見もあった。

女性は、「条件付き」の意見が多い。
ワリカンにしてくれ、と言われたら出す。
ただし、半分ずつではなく、
千円や二千円など、「一部支払い」が多かった。

中には、
援助交際じゃあるまいし、
好きな彼氏との時は、きちんとワリカンという女性もいた。


私は、典型的な「男性持ち」・・、つまり私が持つ派。
今までも、ほとんどの場合、私が出してきた。

私の考え方は、
女性は、男性と会うまでの準備として、
それなりの費用がかかっているから・・というものだ。

化粧ひとつにしても、
服やバッグなどにしても、
相手やTPOに応じて、考えながら身につけるという。

男性のそれと比べて、時間も手間もかかるだろう。
それをまず、考える。

そして、会っている時間は、
相手の女性に、癒され、励まされたりする。
男は、その時間が大事な活力になったりする。


『男性から、女性に対しても同じ。それはイーブン』
という考えもあるかと思うが、
私の場合は、精神的な喜びが大きいし、
「感謝の換算」だと思っている。

ただ、
男性がそれを負担に感じたり、
女性がそれを当たり前と思う関係は、
長続きしない。

そこからは、二人の信頼度だし、
難しい見極めだろう。


まもなく、バレンタインデーの季節になる。
デパートは、早くもその準備にかかっている。
女性が、100%出費する一日。

しかし、一ヵ月後には、
男性がその倍の出費なのだという。


金は男が出す。

そう考えるほうがいいかな。
言い切るのはコワイが・・。

成人の日

2008-01-14 16:19:15 | きょうは何の日?
今日は「成人の日」。

昭和62年4月から、63年3月までに生まれた135万人が、
大人の仲間入りをした。

昭和62年は、日本はバブルの絶頂期。
竹下首相が、日本中に一億円をバラ撒き、
地上げ屋が、あちこちの土地を買い漁り、
日本は、「金余り国」と言われた年である。


成人式は、昨日行なわれた市町村もあった。
私の住む市も昨日だった。
なので、今日は他市に仕事に出たが、
2日間、方々で振袖姿の女性を見ることができた。

成人式も結婚式も、
やはり主役は女性である。

近年、「荒れる成人式」と言われているが、
大半は、行儀よく式典が進んでいるという。
一部の町の、一部の若者の暴挙を、
全国的な姿として、報道する側もよろしくない。


私の成人式は、もう二十○年前になる。
市のセンターで式典が行なわれ、
著名人が講演するという形で、今とそれほど変わらなかった。

私の年は、
ある著名な、男性ニュースキャスターが講演に来た。
話は、さすがに流暢で聞きやすかった。

「お金も名誉も大切です。
 でも一番大切にして欲しいのは、友達です。
 友達は、金では買えない。
 偉い地位についても、自然にやって来るものではない。
 今日皆さんが、一緒にこの会場に来た友達を、
 どうか一生の友として、大切にして下さい・・」

今でも覚えている、このキャスター氏の話だ。

その時、一緒に会場に行った友達とは、
今も、ずっと仲良くしている。


映画評論家・おすぎさんが以前語っていた。

おすぎさんは昔、ある市の成人式での、講演を依頼された。
そこで、映画をテーマにした、新成人にふさわしい話を考え、
その日を待っていた。

ところが、電話が入る。
その市の、「お偉い方」からだった。

「おすぎさんは、オカマさんだということで、
 成人式には、ふさわしくないと判断させて戴きました。
 キャンセルさせて下さい」

おすぎさんは、何も言わずに切ったという。

おすぎさんは語る。
「人を、肩書きや偏見で判断する成人にはなって欲しくないです」


日本は、あれから20年たって、
経済も、人の心も落ち込んでしまった。
でも、新成人の一人一人が、
これからの日本を変えてほしい。

友達を大切にして。
差別や偏見のない、心豊かな国に。

そう願わずにはいられない。


今年成人の皆さん、心からおめでとう。

色を伝える

2008-01-10 16:38:41 | 日常から
知人に、服をあげることにした。

電話で、『何色の服ですか?』と聞かれ、
「ピンクです」と答えた。

しかし相手は、
『桜のようなピンク・・?それともサーモンピンク?』

「いえ、もっと濃いピンクです」
『明るくて濃い感じ・・?』
「いや・・どちらかといえば暗くて濃いというか・・」

説明していて、だんだんわからなくなってきた。

色を、言葉で伝えるのは意外に難しい。
赤、青、黄色などの、
基本の原色から、自分の言葉でスライドさせる。

特に、私のように美術に疎い人間には、
ハッキリした、色の表現が難しく思える。


黒、は一つしかないように思うが、
これもよく見ると、
明るめの黒、というのもある。

白、もいろいろだ。
純白、ミルクホワイト、玉子の白・・。

ある美大の入試の、デッサンの問題。
『真っ白な皿に乗っている玉子を描け。』



デパートで働いていると、
いろんな「色」を目にする。
特に婦人服は、カラフルな服が店頭に並ぶ。

それが、ライトの当たり方によって、
一つの服が、
青にも紫にも赤にも見えたりする。

いつも開店前の、暗い中で仕事を始めるが、
電気が点いた時の、鮮やかな色の群れには、
心が晴れる思いがする。


知人への服の色は、
写真のバラの色に近い。
調べたら、「ディープピンク」というそうだ。

2008年は来た

2008-01-01 18:25:01 | 世の中あれこれ
謹賀新年


東京は快晴だ。
初日の出が、美しく輝いて、
新しい年が幕を開けた。

もう、ここ何年も、
正月に、「今年の目標」なんぞ立てなくなった。
その日その日、目の前にあることをするだけ・・。
目標も計画も、持たなくなった。


しかし今年は、
大きく変わるかもしれない。
仕事の面でも、
人との交流でも、
変わっていくと思っている。

いや、変えなければならないのだ。


明日から、もうパートの仕事に出る。
デパートなので、正月から始まっている。
明日は、福袋を求めるお客様で大混雑なので、
開店も30分早まる。

大変だが、しかし、どんな様子なのか、
楽しみにもしている。
そして私自身も、知人に頼まれ、
子供服の福袋を買ってくる予定である。


今年はネズミ年だ。
十二支の、最初の動物だが、面白い言い伝えがある。

神様が、十二支を決める時、
神様の家へ、元日に挨拶に来た順に決めることにした。

ところが、猫が神様の家に行く日を忘れ、ネズミに聞く。
ネズミはわざと、「1月2日だよ」と答える。


牛は、「僕は足が遅いから早く出よう」と考え、
いち早く神様の家へ向かった。
するとネズミは、あとから走ってきて、
牛の背中に乗り、楽をして向かった。

そして、神様の家の前で降りて、
駆け足で、一番乗りを果たしたという。

翌2日、一番乗りをした猫は、
前日がそうだったことを聞き、
それ以来、恨んでネズミを追っかけることになる。

ネズミは、この話ではとてもずる賢い。
嘘つきで、楽をして、トップの座を得て。

しかし、
頭を使って、一番を勝ち取ったやり方は、
発想の転換にも通じないか。

ネズミの行動は、決して褒められない。
ただ、今の生き残りのご時勢、
ネズミのような者が勝つのかな、と思う。

何はともあれ2008年、
何事にも、うまく賢く、頑張っていこう。