シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

情報通の人

2008-02-28 11:45:55 | 日常から
地域の仲間と会話をしていると、
必ずといっていいほど、
近所のことに詳しい、「情報通」がいる。

どこの誰が、
どこの土地をいくらで買って、
そこに何が建って、誰が住むなど・・。

あるいは、
どこの誰が、何の病気で、
どこの病院に、何ヶ月通院しているとか・・。

「他人の事」に詳しい人は、
どんな集団でも、必ずいるようだ。


私は、このような、
他人の事に関して、あまり関心がない。
極論をいえば、
誰が何を買って、どう過ごそうが、
それほど興味が湧かないのだ。

人と知り合うことは好きだし、
地域の会話をするのも好きである。
ただ、
他人の生活領域まで、どうも関心が持てない。

今、地域でリーダーをしていても、
結婚や訃報はともかく、
入退院や子どもの出産などは、ずいぶん経ってから、
他人から聞いて、初めて知らされる事が多い。

酒の席で、こういう話が出る事が多いが、
私はあまり、飲みに行かない。
でも私自身が、周囲にアンテナを張っていないのかも・・。
それは、反省しなければならない。


しかし、情報通の人は大事だし、
助けられることも多い。
要は耳年増にならず、デマに流されず、
その中で、本当に必要な情報を知り、
うまくお付き合いしていければ、と思う。

チョコ買えないよ~

2008-02-14 09:55:35 | きょうは何の日?
今日はバレンタインデー。


デパートで仕事を始めたのが、昨年3月。
なので、初めて経験する、
バレンタイン商戦の裏側。

・・と、期待していたが、
それほど、変わった光景には出会わない。
ただ、倉庫にチョコの箱が山積みになっている事と、
いつもの洋菓子コーナーが、
一斉に地下道に出て、街頭販売を始めたくらいだ。


デパートの店内放送が気になる。

『・・バレンタインコーナーは、○階催事場です。
 あの人へのプレゼント。
 頑張っている自分へのご褒美として、
 チョコレートを取り揃えております・・』

エッ!?
自分で自分にチョコを贈る(買う)のだろうか・・?

今は女性同士でも、
バレンタインデーにチョコを贈るらしい。
「友チョコ」というのだそうだ。

たしかに、
あれだけ綺麗で、楽しいチョコの山を見たら、
自分でも欲しくなるのかもしれない。
私が女性だったら、
やっぱり、自分で食べたい品も買うかもしれないな・・。

貰う側の男性は、
チョコであれば、何でも嬉しいものだ(と思う)。

だからそれが、
ゴディバでもモロゾフでも不二家でも、
ダイソーの105円チョコでも、喜んでしまうものだ。

それだけに、
ブランドや、中身の貴重さには疎い所があるかもしれない。
「キレイ」「カワイイ」と言い合える、
女性同士で贈りあう気持ちもわかる。



さて、今夜知人に会うのだが、
いつも、そこの娘さんにチョコレートを買ってあげている。
楽しみにしてくれていて、
私も、いつもいろいろな店で買っている。
それこそ、モロゾフやガレー、メリーのチョコなど。

なので、やっぱり私が女性だったら、
この時期は「買い漁る」かもしれない・・。


しかし昨日、売り場に行ったら、
女性ばかりで、さすがに居られなかった。
私はわりと、
女性の中に入り込んで、物を買うことができるほうだが、
バレンタインのチョコは別だ。
男性は、明らかに「買えない」雰囲気。

今夜は、娘さんには、
ケーキを持っていこうと思っている。


倉庫の、山積みのチョコがさばけると、
今度は、ホワイトデーに移る。
しかしこちらは、比較的静かに始まって、
買いに来る男性も「限定」される。

12の春

2008-02-03 14:45:44 | 世の中あれこれ
東京は今日、雪が降った。
都心でも、積雪を記録した。

そんな中、
今日は、私立中学の入試があった。
大半は、1日と2日だったが、
今日も、多くの学校で実施されている。


中学受験。
高校や大学のそれと違って、
「必要・不必要」を強く感じるのはなぜだろう。

そして、
「もの悲しい」感覚になるのはなぜだろう。

さらに、
心から「がんばれ」と応援したくなるのはなぜだろう。


私も、中学受験を経験した。
都内の、難関校に挑んだが、
結局、不合格。
地元の公立中学に進んだ。

しかし、
当時、私自身が「どうしても」私立中に行きたかったという
そういう気持ちではなかった。
どちらかといえば、
親と、先生と、塾での友達と、
様々な「流れ」で受けた気がする。

公立中は、
小学校からの友達はもちろん、
新しい友達も大勢出来た。

なにより、公立は共学だ。
男女が一緒にいるから楽しいという事を、
学校行事の中で、味わった気がする。

受験した中学は、男子校だったので、
もし受かっていたら、
楽しい思い出ができただろうか・・と、
今でも思う。


私達の時代と今と、
中学入試で、大きく違うことが二つある。

一つは、
私達の頃は、一校しか受験できなかったこと。
ほとんどが、2月1日に集中していた。
併願というのは、まず不可能だった。

今は、
複数の中学受験が、当たり前のようになっている。
もちろん、誰もが複数受けるわけではないだろうが、
幅が広がっていることはたしかだ。


そしてもう一つは、
「塾」の存在。

試験会場まで、講師が出向き、
直前までエールを送っているという。
親以上の「熱心ぶり」。

私だったら、うっとうしいと思うだろう。
中学入試の時、
私は一人で行きたがったくらいだ。
結局、父がついて来たが、
受験と合格発表は、一人で行きたいという主義だ。

しかし、会場の入口に塾の先生がいたら・・

私は、避けて通るかもしれない。


中学入試が、過熱しているとは思っていないが、
主役は12歳の子供ということを、
大人は忘れないでほしい。
その主役が、もしミスをしても、
これからが大事だと言ってあげられる大人でいたい。

12の春。
それも、良い経験のひとつだ。
頑張ってほしい。


私が、今でも覚えている、
解答を間違った、国語の問題だ。

『・・アルプスの山々が見える。 冬の山は「ア」』

「ア」に入る言葉はどれですか?

 1高い 2低い 3遠い 4近い