シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

進もう、とにかく。

2023-08-25 17:03:20 | 日常から
今週から、本業の店の仕事に加えて、
もう一ヶ所で仕事を始めだした。
大勢の人達と一緒に働くのだが、
私は過去にも、同じ会社の別の支店で働いた。
なので、今度の仕事もある程度理解し、
付いていく事は出来る。

でも、私自身で決めた事がある。
それは、
『経験は生かす。 プライドは捨てる』
ということである。

前の支店と共通した仕事は多い。
それは経験値として発揮したい。
だが、

あちらでは通用したのに・・
あちらでは注意されなかったのに・・
あちらでは誉められたのに・・

こういうプライドは捨てていきたい。
今度の支店は、ここでのやり方がある。
根本的に初めて扱う作業もある。
上司やベテランの仲間に聞きながら、
謙虚に仕事をしていきたい。


もう一つは、『嫌いな人を作らない』
多くの人間がいれば、全員と仲良く楽しく仕事など、
それは難しいものだ。
だが、一度嫌いになってしまうと、
その人が正しい事を言っても受け入れられない。

でもあえて我慢して、その人を好きになったり、
自分を捨ててまで従う必要はない。
嫌いにならなければ良い。
それだけだ。

ムダに歳をとった人間にはなりたくない。
新しい職場で、頑張っていこう。


写真はガーベラ。
花言葉は、思いやり、前進、律儀、忍耐・・
だという。
仕事の場に必要な言葉ばかりだ。

60歳。
人生、もうひと花咲かせたいと思っていた私に
ピッタリの花だ。

恋の寿命

2023-08-19 11:46:08 | 恋&愛
『恋の寿命』

恋の寿命は3年なんだそうです。
3年以上一緒にいるためには
最初の恋から始まった3年間の間に
またその人に恋をすること、
そうすると そこから恋が
3年延長されるんだそうです。
だから 100年経っても
好きでいられる二人、
毎日顔を合わせても
幸せでいられる二人は、
もう何度も相手に
恋をし直してるってことなんです。

好きな人に恋をし直したこと ありますか?



こんな言葉を見つけた。
3年・・。
ちょうど中学や高校生なら、在籍中の年月だ。
大人になっての3年というのは微妙な長さだが、
「3年目の浮気」なんて歌も昔、はやった。
やっぱり3年はひとつのターニングポイントなのか。

それまでにアップデート出来た二人が
長続きするのだろう。
なんとなく、わからなくもない。

お寺の掲示板の
『出会った時より、相手を大切に出来ていますか?』
という言葉に通ずるものがある。


この『恋の寿命』という言葉。
一見、中高生向きのようだが、
実は、中高年ほどよく響く。

ゆっくり登ろう

2023-08-17 15:38:05 | 日常から
前の記事の『お寺の掲示板』の中で紹介した言葉のひとつに、

『にぎっているから 新しいものがつかめない』
という言葉がある。

そしてもう一つ、こちらは初めて紹介するが、

『人が幸せだと感じる大きな要因のひとつは、
「物事を自分の意思で決定し、それを実行する」ことなんです』


この二つの言葉を胸に、来週から新しい仕事を加える。
「加える」というのは、私は自営の店を経営しているが、
なかなか厳しい状況なのと、
本来大勢の人と賑やかに仕事をしたい、という性格なので、
一つ新たな職場に勤めることにした。
当分、二足のわらじでいく。

「にぎっている」というのを、グーのまま開かないではなく、
何かを掴んだまま離さない、という解釈をすると、
私の場合、にぎっているのは店の仕事という事になる。
なので、にぎっていなければいけないのだが、
この数年間それにとらわれすぎた。
店と、自分自身のプライドを守るべく経営に専念したが、
やはり外での仕事をする事で、店も自分もプラスになる。
そう決断した。
新しい仕事は、過去にも別の所で経験したことがあるが、
一から初心者のつもりで頑張りたい。


昨日、港区の愛宕神社に行ってきた。
『出世の石段』と呼ばれる急な石段を登り、
新しい自分を祈ってきた。
昔はこの石段を、馬で駆け上がった者が英雄とされたが、
私は一歩一歩ゆっくり登ってきた。

自分の意思で決めて実行していく。
決して無理をせず、登っていく事を幸せだと思える日々にしたい。

8月の祈り

2023-08-12 10:53:34 | 世の中あれこれ
8月。

6日は広島。
9日は長崎。
12日は御巣鷹山。
15日は終戦記念日。


日本人は8月になると、
3日ごとに祈り、手を合わせる日がやってくる。
そして、終戦記念日をはさんで
お盆でそれぞれの先祖に手を合わせる。


うちは東京なので、7月に盆を迎える予定にしていた。
このブログでもそう記事にしたが、
結局色々な事情から旧暦に合わせ、
明日から盆を迎えることにした。
7月の記事は、先祖を振り回したような思いになり、
削除をした。

明日の盆の入り。
迎え火は私一人で行う。
これは初めてだ。
台風接近の影響で、家族が個々の予定を明日に早めたためだ。


子供も大きくなり、自分も歳をとり、
夏はもうレジャーというより、
静かに迎えるもの、と思うようになる。

それで良い。

結婚適齢期

2023-08-09 11:09:43 | 日常から
娘が突然、一人暮らしをすると言ってきた。

娘は29歳独身。
ずっと家にいて、仕事も家から通っていたが、
来年2月、30歳になるのを機に
親から離れ、一人で暮らしたいという。

家と職場は、電車で一本だ。
なので、路線上でどこか探すという。

私は、(ついに結婚か?)と思ったが、
本人は全く関係なく、ただ30歳の節目として
一人で暮らそうと思ったようだ。

息子はもう結婚し、今年中に子供が生まれる。
私も祖父となってしまう。
私自身も、今の仕事の他に考えている仕事がある。
今年、家の中は確実に動く。


昨日、近所の人と話をしたのだが、
その人の娘さんは30代で、まだ独身。
でも結婚など考えていないという。
その人は言う。
『結婚適齢期なんて誰が決めたの?
40でも50でも、自分が一緒になりたい人が見つかり、
結婚したいと思った時が、一番の適齢期。』

そうかもしれない。
私は26歳で結婚した。
早くに家庭を持って安定したいと考えていた。
なので自分の選択や判断に後悔していないが、
もう少し、色々な人とお付き合いをして、
色々な女性の考え方を学んだ方が良かったかなと、
この歳になると感じたりする。

子供の手が離れ、
夫婦で老後、のんびり過ごす人もいるだろう。
ただ私と妻は、
それぞれ自分の好きな時間や仕事を大切にする。
夫婦で温泉旅行などという
フルムーンのCMのような老後は送らない。

それも人生である。

甲子園と観客

2023-08-06 17:29:51 | スポーツ大好き
今年も夏の甲子園が始まった。

昔は毎年のように楽しみに見ていた高校野球。
甲子園まで、夏の開会式を観に行った事もある。
しかし、だんだんと興味も薄れ、
今年は気がついたら、代表校が決まっていた感じだった。

しかし、今日の開会式。
4年ぶりに、『観衆と全員の行進による開会式』となった。
「いつもの」夏の光景が見られ、
やはり、甲子園の高校野球はいいなと感じる。


観衆で思い出すことが二つ。

31年前の、あの明徳義塾-星稜戦。
松井秀喜選手が5敬遠され、
勝った明徳義塾の校歌が流れている間、
スタンドから「帰れコール」が起こった試合だ。

翌日のスポーツ新聞に載った記事だ。
『勝者にも敗者にも優しかったはずの甲子園で、
帰れというコールは残念でならない』

しかし、明徳義塾が次の試合で敗れ、
甲子園を去る時にスタンドからは温かい拍手が送られた。
この時のNHKのアナウンサーが
『甲子園が、いつもの甲子園に戻りました』と語った。
優しい拍手は失われていなかったのだ。


そして昨年。
決勝で仙台育英が下関国際を下し、
東北に初の大旗が渡った。

翌日のネットの記事は、ほとんどが仙台育英の偉業を伝えた。
これは当然であろうが、
たった一社だけ、伝えていた記事があった。
『閉会式も終わり、最後に敗れた下関国際の選手がグラウンドを去る時、
甲子園のスタンドの観衆は、
スタンディングオベーションで、下関国際を見送った』

スタンディングオベーションで
最後の温かな拍手を浴びた下関国際の選手は、
優勝旗にも増して、
大きな思い出をもらったに違いない。


甲子園の主役はもちろん選手。
そしてアルプスで応援をする両校の声援だ。
しかし、その雰囲気を大きく色付けをするのが、
甲子園の観衆なのだ。

私も甲子園に観に行きたいが、なかなかそうもいかない。
甲子園で観ている観衆の皆さんには、
強く、大きく、温かな色付けをお願いしたいと願っている。


祭りの受付

2023-08-02 10:59:27 | 日常から
昨日今日と、地元で盆踊りが開かれている。

私は過去に何度も、この祭りに参加したが、
いずれも、焼きそばやジュースを売るなどの、露店の担当だった。
若かったし、仲間と楽しく売り子をした。

そして、今年は私にとっても十数年ぶりの参加になった。
もう歳で?ということで、
本部のテント付けになった。
今度は二日間、座ったままの仕事だ。


と、思いきや昨日の1日目。
一緒に座るべきベテランのYさんが、体調不良で欠席。
私一人でやることになった。

祭り初日なので、多くの人が御祝いを持ってくる。
その都度席を立ち挨拶し、御礼のタオルを渡す。
座ったままでも良いらしいが、
葬儀の受付ならともかく、お祝い事である。
結婚式の受付と同じように、立っての挨拶をした。

その合間に、来場客の対応をする、
『このチケット、何のチケットですか?』
『子供のお菓子配布は、高校生でも貰えますか?』
『ペットボトル、どこへ捨てればいいの?』
『100円玉落ちてました。』
『トイレどこですか?』

私は実は、こういった受付をした経験が多く、
色々な人と会話をするのが好きな方である。
昔の同級生がお母さんになり、子供を連れてきて
「あれ?Kくん!?』などと声をかけてくれるなど、
楽しい仕事と思っている。


最近、仕事や体調、
人との付き合いで悲しい思いをしたり、
少し落ち込んでいた私。
でも、久しぶりの賑やかな場に身を置いて、
少しだけ元気をもらえた気がする。

私はやっぱり、
人と接するのが好きなのだな、と
自分を再認識したような一日だった。
今日二日目も、楽しく頑張ろう。