シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

アイスなんて何年ぶりか

2024-08-20 15:30:00 | 日常から
パートに出ている会社で、アイスが支給された。

昨年8月21日から勤め始めた会社だが
ちょうど明日で一年になる。
初めて迎えた夏の職場だったが、
先日アイスが支給された。

休憩室の冷蔵庫に、
一口サイズのスティック状の、シャーベットのアイスが入った。
100個近くあるだろうか。
『節度を守って、ご自由にお取り下さい。 総務部』
と、貼り紙がある。

この話を聞いた、職場の仲間の女性方は
納入初日に休憩室の冷蔵庫を開けて
「キャー、あったあった!」と
まるで女子高の食堂のように嬉々として
好きな味のアイスを手にした。

数には限りがあるし、
早い者勝ちのような状況だった。
女性方も、『あっという間に無くなるかもね』
と話していた。


ところが、あれからもう何日も経つが
まだ結構な数が残っている。
どうやら、男性社員はあまり取らないらしい。
私も、自分からは手に取らなかった。
仲間の女性が「持ってきてくれたから」食べたようなもので
とりたてて食べたいという物でもなかった。

皆で話したのだが、
やはり男性は、アイスなどチュルチュル食べない。
男性の多い会社なので
まだ残っているのだろうとの事。

私は子供の頃から、アイスはあまり食べなかった。
段々溶けていくソフトクリームなんか面倒。
途中で氷シロップみたいになるシャーベットも嫌。
逆に冷え過ぎて、スプーンも通らないような氷アイスは
手間がかかってしょうがない。

そんな、面倒なアイスを
仲間の女性方は、毎日のように冷蔵庫から取り出している。
「一番美味しいのはイチゴ味かな」
私は二本ほど戴いたが、
何味だったか忘れてしまった。


そういえば、アイスなんて口にしたの何年ぶりか。

チョコ南部

2024-04-10 16:45:50 | 日常から
このブログで、あまりお菓子の紹介はした事がないが、
ちょっと評判?のお菓子があるので記事にしたい。

職場で一緒の人達から、
いつも休憩時間にお菓子を戴いている。
女性が多いので、皆さん必ず何かを持ってきている。
チョコやせんべい、飴に小倉パンまで。
私達の時間帯は、私も含めて朝食抜きで出勤する人が多いので、
皆さんからのお菓子は、どれも本当に美味しく戴いている。

いつも戴いてばかりでは、と思い
私も一度用意して配ったことがある。
私の場合は、せっかくなので変わったものをと思い、
皆さんにあげたのが、『洋酒入りチョコ』だった。

これが好評で、そのあと
もう少しレア的なものがいいかなと思い探していた。
せんべいの好きな人、チョコの好きな人といるので、
それなら両方一緒のお菓子はないかと探していた。

そして見つけたのが、岩手県の『チョコ南部』。
南部せんべいをチョコで包んだものだが、
クランチチョコ状態でありながら、
南部せんべいの柔らかさがあるため、食べやすい。
しかも、チョコなので夏は販売せず、
5月から9月の間は手に入らないという。

東京では、銀座にある岩手県アンテナショップくらいしかなく、
そこらのスーパーでは手に入らない。
そんな話をしながら、お菓子通の女性方に差し上げたら
洋酒チョコ以上に、美味しいと好評だった。


休憩時間のお茶菓子。
コンビニのお菓子でも充分美味しく感じるのだが、
女性の皆さんが、そうそう行かない所で手に入れた
ちょっと期間限定、地域限定のようなお菓子をあげたい。
私のささやかなプライドと楽しみである。



今年の私の漢字一字

2023-12-30 13:51:35 | 日常から
令和5年もあと2日。
まもなく新しい年に変わる。

今年の漢字一字は『税』だったが、
私自身の漢字は『会』である。

今年、何十年ぶりかに再会した友人がいた。
楽しかったりつらかったりと、色々あったのだが、
再会できた事は、とても幸せなことだった。

新しい職場に入った。
久しぶりの『会』社勤めをする。
そして、新しい人達との出会いがあった。
来年も、この人達と仲良く仕事をしていきたい。

地域の商店会に、十数年ぶりに顔を出した。
祭りの窓口的な仕事を任され、
大変だったが充実した。
月々の会合にも出席し、
『会』の必要性をあらためて考えさせられた。
2年後の2025年、私はここの会長になる事も決まった。


人と接すること。集まること。
『会』は、他人がいなければ成り立たない言葉だ。
来年、どんな『会』を経験していくのか。
そして、来年の末には
どんな漢字一字になるのか。

色々なスイッチが入ったり消えたりした
私の2023年も終わる。

カードを間違えた

2023-11-27 11:34:12 | 日常から
みずほ銀行のATMで引き出しをするため
キャッシュカードを入れた。

『暗証番号を入力して下さい』
番号を入力した。ところが、
『暗証番号が違います。もう一度押して下さい』
慎重に番号を入力。するとまた、
『暗証番号が違います』

これはいけないと思い、取引停止を押す。
機械はウンともスンとも言わない。
行員を呼ぶようかな・・と思ったその時、
カードが返却された。

よく見たら、ウエルシアのTカードだった。

こちらも同じ青色。
みずほの方が少し紺色だが、
薄暗いATMの前で、メガネをしていなかった私は、
すっかり投入したのは、みずほのカードだと思った。

一緒にレシートが出てきた。
『次のご操作で再度暗証をお間違いになりますと、
カードが使用できなくなります』

といっても、
元々みずほのカードではないのだし
関係ないか、と思う。
それより、なぜ最初の画面で
普通に暗証番号の入力画面が出たのか。
みずほ銀行ではTカードも使えるのか。

それに私は、暗証番号は間違えていない。
カードを間違えただけである。

私の友人は昔、海外でクレジットカードを出す際、
間違えて、ダイエーのオレンジカードを出し、
店員から、このカードは何だ、偽造かと、
あれこれ言われたらしい。
それに比べれば良いか。

ともかく今後は気をつけよう。

今度は司会だ

2023-11-18 17:17:57 | 日常から
4月に地元の商店会の役員になった。
商店会には以前から入っていたが
役員になったのは、今年が初めてだ。

私は、商店会の活動からしばらく遠ざかっていたのもあり、
この一年は、目立たず裏方に徹しようと思っていた。
ところが、8月の盆踊りでは受付を任された。
最前列の席で、来客に頭を下げたり
落とし物からトイレの位置から露店のご案内まで、
一番目立つ所で仕事をした。

しかし、思った以上に満足感を得た。
やはり、最前線で活動する仕事は良いなと感じた。


10月には市の祭りがあり、
商店会では焼きそばの露店を出店した。
ここでは、金銭の受け渡しを担当する。
同時に、列の並びや売れ行きなどを把握していく。
ここでも結局最前線だった。

しかし、ここでは前の記事で紹介した
『西友の奥様』Iさんも来て下さり、
焼きそばを5個も購入して戴いた。
なぜか写真まで撮られたが、楽しい一日となった。
これも、満足感を残してきた。


そして、来年1月には
商店会の新年会が開かれる。
ここでは、市長はじめ市議や各方面の来賓が
多数出席する、重要な会だ。
今度は、この司会を任される事になった。
司会の経験はあるが、
これだけの大事な席では初めてとなる。
司会も、裏方どころか一番目立つポジションだ。
頑張ろう。

もう、私も未経験の若者ではない。
歳に応じ、信頼されているという事だ。
『司会の進行や段取りなどは、全部任せる』
と、会長に言われた。
会長は、私と30年近く一緒に活動してきた人だ。
それに応えなければならない。


ここまでどれも、
残ったのは満足感と楽しい思い出だ。
自分だけでなく、出席した皆がそう思えるように
心に残る司会をしたいと思う。

主婦会話になる

2023-10-14 18:30:22 | 日常から
新しい職場も慣れ、
仕事は覚える事が色々増えたが、
楽しく働いている。

ここで同じチームとなっている、主婦のIさん。
楽しい人で、話もけっこう合う。
先日、勤務帰りに近くの「西友」で買物をしていたら、
Iさんも食品売場にいたが、声はかけなかった。

そして今日、
西友で見かけた話をしたら、
なんとほぼ毎日、西友で買物をしているという。
私が「西友のオリジナル『お墨付き』の商品って
どれもあまり、うまくないですよね」と言うと
彼女は『そう、シーザードレッシング以外は
全然おいしくないよね』と言って、大笑いした。

近くに、ちょっと高級志向な食品スーパーがあるが、
そこでは、10時の開店とともに
馬刺しの半額セールをする時があるという。
Iさんは馬刺しが好きで
中でも、福島・会津の馬刺しが一番だという。
私も馬刺しが好きだが、
いつも買うのは熊本産だ。

写真が会津の馬刺しだ。
たしかにうまそうに見える。
私も今度買いに行ってみようかと思った。


娘が一人暮らしで家を出たため、
元々、自分の夕食はとらない妻は、
あえて私の分だけの夕食は作らないと宣言した。
それなら、好きなものを自分で作ろうと考え、
料理にも興味を持つようにした。
今後の、自分の老後のためにも、
自炊出来ることは必要である。

どこの店の何が安い、おいしい。
Iさんとのような「主婦会話」は
今の私には貴重なのである。

なんとかなるものだ

2023-10-06 16:56:45 | 日常から
本業の店と、時給社員で勤めている会社。
二足のわらじで頑張っています、
と思っていた私だが、他にも結構あった。

自分のマンションの管理人としての仕事。
地域の商店会の役員の仕事。
他にも当然ながら、
家族のいる父親もやっている。
さらに、犬の散歩の時には、
その飼い主として責任がある。


店の仕事は、インボイスの対応で忙しく、
会社は、二つのフロアで別々の事を覚えなければならず、
マンションは、水漏れの修理の手配に追われ、
地域では、今月の市民祭りの受付をお願いされ、
家族は、娘が一人暮らしを始めたために
夕食が一部、自炊を余儀なくされたり、
犬は最近、好き勝手な方向に行きたがる。

すべてこの1ヶ月に起きていることである。

しかし、
一つずつ手がけ、一つずつこなし、
一つずつ解決している。

なんとかなるものだ。

人の気持ちを変えるのは難しいけど、
自分の気持ちを良い方向に考えるのは、
簡単なことだ。
なんとかなる、との思いを持てば。

昔の植木等さんの歌に
『そのうちなんとか なるだろう~♪』
というのがあった。
こんなお気楽な大人は困るな、と思ったが、
この気持ちは大事だと、今思う。

左利きを考える

2023-09-14 11:36:23 | 日常から
私の娘は左利き。
妻は両利きだ。

日本人の1割が左利きだという。
10人に一人だ。
両利きだと2.5%ということで、
50人に一人くらいとなる。

左利きの親から、左利きの子が生まれる確率は20%
娘は高い確率で、左利きとなっていたのだ。
というより、生まれた時から『たぶん左利き』と言っていたし、
その通りだったという感じである。


世の中は、右利き用に出来ている。
自動改札機もそうだし、日常のハサミなどの道具もそうだ。
娘が、これまでで何が一番不便だったかというと、
料理のバイキングにある『レードル』だという。
ドレッシングなどをかける、大型のお玉だが(上の写真)、
これが右利き用に出来ていて、
実際左手に持つと、どうにもならない物なのだ。

今は左利き用の品も多くなり、
レードルも左用が出来ているという。
でも、通常ホテルやファミレスなどに置いてあるのは右用だ。
右利きにはわからないちょっとした事が、
不便になっているのだろう。


高校時代好きだった子が左利きだった。
彼女は、自転車を降りる時に右側から降りる。
一度その事を聞いてみたが、
意識した事はなかったと答えていた。

いとこの女の子で左利きがいる。
魚をさばく時、常に反対になるという。
家庭科で、魚料理の実習の時に、
いつもは器用なのに、一番遅かったという。

女優の斉藤由貴さんも左利きだ。
小さい頃、両親は右に直そうとしたが、
由貴さんは頑なに、それを拒否したという。
『持って生まれた自分の世界を、矯正されるのが嫌でした』


でも、左利きの人は見ていてカッコいい。
野球のサウスポーもそうだが、
普通に何か書いている姿も、
どこか神が降臨したような姿に映ったりする。
大げさではなく、
鏡に映った形というのが、神秘的に見えるのだ。

ともあれ、左利きの人に対して、
同情するのも理解するのも変だし、
特別視するものでもない。
なんとも感情移入の難しいところである。

とりあえず、神秘的な目で見よう。

進もう、とにかく。

2023-08-25 17:03:20 | 日常から
今週から、本業の店の仕事に加えて、
もう一ヶ所で仕事を始めだした。
大勢の人達と一緒に働くのだが、
私は過去にも、同じ会社の別の支店で働いた。
なので、今度の仕事もある程度理解し、
付いていく事は出来る。

でも、私自身で決めた事がある。
それは、
『経験は生かす。 プライドは捨てる』
ということである。

前の支店と共通した仕事は多い。
それは経験値として発揮したい。
だが、

あちらでは通用したのに・・
あちらでは注意されなかったのに・・
あちらでは誉められたのに・・

こういうプライドは捨てていきたい。
今度の支店は、ここでのやり方がある。
根本的に初めて扱う作業もある。
上司やベテランの仲間に聞きながら、
謙虚に仕事をしていきたい。


もう一つは、『嫌いな人を作らない』
多くの人間がいれば、全員と仲良く楽しく仕事など、
それは難しいものだ。
だが、一度嫌いになってしまうと、
その人が正しい事を言っても受け入れられない。

でもあえて我慢して、その人を好きになったり、
自分を捨ててまで従う必要はない。
嫌いにならなければ良い。
それだけだ。

ムダに歳をとった人間にはなりたくない。
新しい職場で、頑張っていこう。


写真はガーベラ。
花言葉は、思いやり、前進、律儀、忍耐・・
だという。
仕事の場に必要な言葉ばかりだ。

60歳。
人生、もうひと花咲かせたいと思っていた私に
ピッタリの花だ。

ゆっくり登ろう

2023-08-17 15:38:05 | 日常から
前の記事の『お寺の掲示板』の中で紹介した言葉のひとつに、

『にぎっているから 新しいものがつかめない』
という言葉がある。

そしてもう一つ、こちらは初めて紹介するが、

『人が幸せだと感じる大きな要因のひとつは、
「物事を自分の意思で決定し、それを実行する」ことなんです』


この二つの言葉を胸に、来週から新しい仕事を加える。
「加える」というのは、私は自営の店を経営しているが、
なかなか厳しい状況なのと、
本来大勢の人と賑やかに仕事をしたい、という性格なので、
一つ新たな職場に勤めることにした。
当分、二足のわらじでいく。

「にぎっている」というのを、グーのまま開かないではなく、
何かを掴んだまま離さない、という解釈をすると、
私の場合、にぎっているのは店の仕事という事になる。
なので、にぎっていなければいけないのだが、
この数年間それにとらわれすぎた。
店と、自分自身のプライドを守るべく経営に専念したが、
やはり外での仕事をする事で、店も自分もプラスになる。
そう決断した。
新しい仕事は、過去にも別の所で経験したことがあるが、
一から初心者のつもりで頑張りたい。


昨日、港区の愛宕神社に行ってきた。
『出世の石段』と呼ばれる急な石段を登り、
新しい自分を祈ってきた。
昔はこの石段を、馬で駆け上がった者が英雄とされたが、
私は一歩一歩ゆっくり登ってきた。

自分の意思で決めて実行していく。
決して無理をせず、登っていく事を幸せだと思える日々にしたい。