卒業式シーズンである。
私も、34年前の今日3月13日に、
高校を卒業した。
私の母校はもうない。
都立高校の統廃合により、
2007年春に閉校となった。
高校への母校愛は強かったが、
無くなってしまったのはとにかく寂しい。
高校時代の思い出なんか何もない、
という人の母校が残っている現実に、
不条理を感じる時がある。
しかし、建物はそのまま残っていて、
地域のコミュニティセンターとして、
今も、学んだ教室が有効に使われている。
それだけでも良しと考えたい。
東北の被災地をはじめ、
過疎地などの学校の閉校により、
最後の卒業式というニュースを聞くたびに、
そこの子達の幸を願ってやまない。
母校を無くした人でないと、わからない。
さて昨日は、
会社近くの都立高校で、卒業式があった。
夕方4時頃、その学校の前を通った。
すると、門の前に20人ほどの母親がいる。
いや、生徒はいなかったが、
身なりからして、母親達である。
そこへ、一台の観光バスが到着する。
母親の一人が駆け寄り、運転手に合図をした。
バスは、東京ディズニーリゾートの、
有名オフィシャルホテルの車だった。
いわゆる、『謝恩会』に行くのだろう。
近年、保護者と先生がホテルの会場で、
謝恩会を開くのが主流だという。
しかし、小学校ならともかく、
高校にもなって、親が先生と謝恩会なんて、
そこまで皆さん繋がりが深いんですか?
と思ってしまう。
子供達はまあ、高校生だし、
親と一緒の席なんて嫌がるだろうから、
主役である卒業生不在でも結構だが、
高級ホテルでの謝恩会。
そういう時代なのかと思う。
私達の頃は、高校生にもなれば、
親同士の付き合いなど無かった。
私の母などは、卒業式の時に、
初めて私の親友のお母さんと顔を合わせて、
「最初で最後の」挨拶をしたという。
私も都立高だったので、
昨日の都立高の観光バスには驚きである。
でも、学校が無くなろうが、
親と先生が飲み騒ごうが、
卒業式は、一人一人の心にずっと残る。
なぜなら、
その日は、間違いなく主役だったからである。
私も、34年前の今日3月13日に、
高校を卒業した。
私の母校はもうない。
都立高校の統廃合により、
2007年春に閉校となった。
高校への母校愛は強かったが、
無くなってしまったのはとにかく寂しい。
高校時代の思い出なんか何もない、
という人の母校が残っている現実に、
不条理を感じる時がある。
しかし、建物はそのまま残っていて、
地域のコミュニティセンターとして、
今も、学んだ教室が有効に使われている。
それだけでも良しと考えたい。
東北の被災地をはじめ、
過疎地などの学校の閉校により、
最後の卒業式というニュースを聞くたびに、
そこの子達の幸を願ってやまない。
母校を無くした人でないと、わからない。
さて昨日は、
会社近くの都立高校で、卒業式があった。
夕方4時頃、その学校の前を通った。
すると、門の前に20人ほどの母親がいる。
いや、生徒はいなかったが、
身なりからして、母親達である。
そこへ、一台の観光バスが到着する。
母親の一人が駆け寄り、運転手に合図をした。
バスは、東京ディズニーリゾートの、
有名オフィシャルホテルの車だった。
いわゆる、『謝恩会』に行くのだろう。
近年、保護者と先生がホテルの会場で、
謝恩会を開くのが主流だという。
しかし、小学校ならともかく、
高校にもなって、親が先生と謝恩会なんて、
そこまで皆さん繋がりが深いんですか?
と思ってしまう。
子供達はまあ、高校生だし、
親と一緒の席なんて嫌がるだろうから、
主役である卒業生不在でも結構だが、
高級ホテルでの謝恩会。
そういう時代なのかと思う。
私達の頃は、高校生にもなれば、
親同士の付き合いなど無かった。
私の母などは、卒業式の時に、
初めて私の親友のお母さんと顔を合わせて、
「最初で最後の」挨拶をしたという。
私も都立高だったので、
昨日の都立高の観光バスには驚きである。
でも、学校が無くなろうが、
親と先生が飲み騒ごうが、
卒業式は、一人一人の心にずっと残る。
なぜなら、
その日は、間違いなく主役だったからである。