シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

17個のおまんじゅう

2008-08-31 11:55:09 | 懐しい話
今日で、子供達の夏休みも終わりだ。
明日から二学期。

今日は、宿題に追われている子も多いかもしれない。
私も、どちらかといえば、
後回しにするタイプだったので、
8月31日は、慌てていたような記憶がある。


さて、宿題で思い出したが、
私は、算数が苦手だ。

いや、「よく考えればわかる事」が、
どうにもわからない。


小学生の時に見た、算数のクイズ。
未だに、この理屈がわからないでいる。

        ▼

17個のおまんじゅうがあった。
それを、一郎・二郎・三郎の兄弟で分ける事になった。

おまんじゅうの横には、指示がある。
 『一郎は2分の1を、
  二郎は3分の1を、
  三郎は9分の1を取れ。』


しかし、17個では、
2分の1も3分の1も、分けようがない。
困った兄弟はケンカを始める。

そこへ、算数の神様が現れる。

神様は、同じおまんじゅうを一個足して、18個にした。
そして・・、

一郎には、18個の2分の1で、9個。
二郎には、3分の1で、6個。
三郎には、9分の1で、2個。

全部で17個を配った。
そして神様は、自分の出したおまんじゅうをしまって、

これでめでたし。

         ▲

ナゼだ!?
なぜ、一個ふやしたのに、
最後は、きっちり17個を分けられたのだろう?


以前、
『10円はどこへ?』という記事を書いた。
これと共に、
算数の弱い私には、依然としてわからない話である。


→2006,3.20 『10円はどこへ?』

ストリートビュー

2008-08-27 13:54:49 | 世の中あれこれ
googleの新機能、「ストリートビュー」。

地図上の道路をクリックすると、
その道路に立っている視線で、
360度の風景を見渡せるというものだ。

散歩をしている感覚で楽しめるし、
実際に行ったことのない場所でも、
画面から楽しめるのだ。

楽しい反面、
写真には、当然ながらプライバシーが存在する。

家のズームアップもできるし、
通行人も写り込んでいる。
これらは、すべてぼかしは入っているが、
特定できないこともない。


現在このサービスは、
東京や横浜、札幌、大阪など、
大都市圏に限られているが、
私の住む、東京郊外の町の路地裏まで、
このカメラは入り込んでいる。

私の家は、幹線道路沿いなので、
しっかり写っていた。
時間的に夕方の撮影だったらしく、
私の家の玄関は、電気が灯っている。

近所の商店で、いつも店先にいるおじさんも、
その姿は写っていた。
しかしこれは、全世界から閲覧できるわけだし、
まさに、笑えるような笑えぬような・・だ。


ふと、昔の思い出をたどる。
高校時代、友達や彼女と帰った道だ。
久しく歩いていない、懐かしい道を、
画面をたどりながら、プレイバックする。

平屋のアパートが立ち並んでいた場所は、
今は公園になっていた。
いつも、ジュースを買っていた商店はなく、
コインパーキングになっていた。

友達とよく入った喫茶店は、
レンタルビデオ店に変わっている。
そして・・
当時、お付き合いしていた彼女の家もなく、
広い駐車場になっていた。


だが、思い出に浸る・・というには、
何か、あまりにも「後ろめたい」。
盗撮や、ストーカーになってしまった気分だ。
程々に楽しむにとどめたい。


「ストリートビュー」から確実に感じたのは、
地図を見て、「ここに行ってみたい」と思う気持ちが、
なくなってしまうことだ。

町歩きや思い出は、
五感から感じるものなのかもしれない。