明日は誰が豊かなのか？

明日は、初めてのプレミアムフライデー。

午後３時に退社して、豊かな時間を過ごせ・・って？

まあ、政府が音頭をとる『豊か』というのは、
どこかズレていて企画倒れが多い。
豊かさ指数第何位の都市だのと。
ともかく、今回はやってみなければわからないし、
ここで批判しても仕方ないが。

ただ、明日の３時過ぎには、
確実に働いている人がいるわけで、
その人達が負け組のように括られるのは変だ。
ましてや、
『むしろそういう人達は儲かるチャンス』
などと思うのもお門違い。
現場で、時給制で働くような人達は、
仕事が増えるだけだ。

豊かさを売り物にした企画なら、
もっと公平なものでないといけない。
それに、プレミアムといっても出費は自腹。
国で夕飯代や旅行代を補助してくれるわけではない。


私は今の職場で、毎月最終金曜日は、
一緒に組んでいる人が所用で休むため、
担当の仕事は、私一人に任されている。
なので、最終金曜日は張り切って仕事している。
明日もそうだ。
私にとって、明日は仕事が豊かな時間となる。
充分「勝ち組」ではないか。


まあ昔から政府が提唱するものは、
ノーカーデーだの省エネルックだの、
『そんなものもあったね』という程度が多い。
月曜日祝日の「ハッピーマンデー」も、
言葉としては定着していない。
プレミアムフライデーも、
死語にならないようにと願う。