1月27日はモーツァルトの誕生日である。
モーツァルトは、27曲のピアノ協奏曲を作曲しているが、
その中では、第23番が一番好きである。
明るいイ長調のメロディは、
いかにもモーツァルトらしい旋律で、
オーストリアの青空を思い浮かべる。
昔、合唱団にいた頃、
お付き合いしていた女性とコンサートに行った。
その時聴いた曲でもある。
それから何年か経ち、
一人のクラシック好きな女性と知り合った。
友人達と食事に行った席で知り合い、
音楽の話になった。
彼女は、私が本当にクラシック好きかどうか
聞いてみたかったのだろう。
まず私に質問したのが、
『モーツァルトのピアノ協奏曲、何番が好きですか?』だった。
私は即座に、「23番」と答えた。
彼女もすぐに、『私は20番』と答えた。
そこからお互い、音楽の話をする間柄になった。
やがて私も、20番にのめり込むようになった。
23番とは逆の深みがあった。
しかし、この彼女とは疎遠になり、
20番は、彼女との思い出と共に、
自分の奥にしまわれた曲になった。
もう何年も経った今、
時々、20番も23番も聴く。
二人の女性にまつわる思い出が、
それぞれに甦る。
今、『モーツァルトのピアノ協奏曲、
何番が好きですか?』
と聞かれたら、
私は「20番と23番」と答えるだろう。
23番が一番好きなのは間違いないのだが、
20番は対になって私を支配している。
好きな曲というのは、そういうものだろう。
モーツァルトは、27曲のピアノ協奏曲を作曲しているが、
その中では、第23番が一番好きである。
明るいイ長調のメロディは、
いかにもモーツァルトらしい旋律で、
オーストリアの青空を思い浮かべる。
昔、合唱団にいた頃、
お付き合いしていた女性とコンサートに行った。
その時聴いた曲でもある。
それから何年か経ち、
一人のクラシック好きな女性と知り合った。
友人達と食事に行った席で知り合い、
音楽の話になった。
彼女は、私が本当にクラシック好きかどうか
聞いてみたかったのだろう。
まず私に質問したのが、
『モーツァルトのピアノ協奏曲、何番が好きですか?』だった。
私は即座に、「23番」と答えた。
彼女もすぐに、『私は20番』と答えた。
そこからお互い、音楽の話をする間柄になった。
やがて私も、20番にのめり込むようになった。
23番とは逆の深みがあった。
しかし、この彼女とは疎遠になり、
20番は、彼女との思い出と共に、
自分の奥にしまわれた曲になった。
もう何年も経った今、
時々、20番も23番も聴く。
二人の女性にまつわる思い出が、
それぞれに甦る。
今、『モーツァルトのピアノ協奏曲、
何番が好きですか?』
と聞かれたら、
私は「20番と23番」と答えるだろう。
23番が一番好きなのは間違いないのだが、
20番は対になって私を支配している。
好きな曲というのは、そういうものだろう。