シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

ストリートビューのハト人間

2013-06-26 11:46:05 | 世の中あれこれ
グーグルの「ストリートビュー」で、
謎の「ハト人間集団」が写り込んでいるという話題があった。

東京・三鷹市の玉川上水緑道で撮影されたもので、
前方に、ハトのマスクをした男女8人が立ち、
ビューカメラを見ているというものだ。

たしかに不気味だが、
偶然写り込んだ心霊写真モノと違い、
よく見ると笑えてしまう。


ある雑誌社のスタッフが、
ハトのマスクを持参し、打ち合わせをしていた所に、
偶然ストリートビューのカメラがやって来たとのことだ。

ストリートビューは、顔にボカシが入る。
そのため、せっかくなのでボカシを入れられないように、
つまりはお面で写り込もうと、とっさに考えたようで、
持っていたハトのマスクをしたということだ。


しかし、どう見てもこれは、
グーグルと、この雑誌社との「企画」。
普通、ストリートビューと遭遇する率や、
マスク持参という、どちらも稀な確率を考えれば、
これは、双方の宣伝狙いが確実と見える。

実際に、この位置の映像を、
遠くの交差点から徐々に近づいてみると、
かなり前から、8人は並んで準備し、
カメラを「お迎え」している。
偶然発見したタイミングでは、間に合わないだろう。


ただ、この件自体は別に害はないし、
見ている者を驚かすとはいえ、迷惑をかけているわけではない。
楽しませるという点では、これも良いかなと思う。

ただ、あまり頻繁になると、
宣伝目的で、奇抜な格好で写り込み、
自らネットで騒いで、何らかの利益を得る不届き者も出る。
実際、今回はそれに近い行為、という声も多い。


ストリートビューの「通過予定時刻」はシークレットのままで、
あくまでも、普通の映像に徹して戴きたいと思う。

そうでないと、街の自然な姿を見ることが出来なくなる。

国民栄誉賞と好感度

2013-06-12 09:47:03 | 世の中あれこれ
「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」

国民栄誉賞の基準となる一文である。


80歳でエベレスト登頂、世界最高齢での快挙を果たした登山家、
三浦雄一郎氏に対する国民栄誉賞受賞の話が持ち上がった。

しかし、前回の長嶋・松井氏への贈呈に際しての、
安倍首相のパフォーマンス?が問題となり、
今回の三浦氏への話も、待ったがかかっている。

しかし、政治的な観点はともかくとして、
三浦氏への国民栄誉賞、
これ自体がアリかナシかの議論も沸いている。

金をかけて達成しただけ。
健康な老人の偉業に賞はおかしい。
登山は個人の趣味。 等々・・。


たしかに、これまでの受賞者を見ると、
スポーツや芸能で、広く国民に希望や夢を与えてくれた方々だ。
そしてなにより、
大半の国民から「好かれている」という点にある。

アンチ巨人でも、長嶋氏や松井氏個人は好きとか、
サッカーは興味ないが、なでしこは応援していたとか、
好感度の高い人が多い。

ただ、三浦氏の場合どうか。
登山家ということと、よくエベレストに登るおっちゃんという親しみはあるが、
国民の好感度となると、それほどなのでは・・と思う。

登山自体が、趣味の範囲であること、
危険を伴うため、金や多くの人の協力が必要なこと、
日本人の文化では、みんなが納得できるスポーツではない。

今回の、三浦氏の受賞に関するアンケートでも、
6割以上の人が「不要」と答えている。
ただ、政治的な利用も含めての数字だと思うので、
三浦氏個人にあげたいと感じるかどうか、調べてみたほうが良いのではと思う。


私自身、過去の受賞者を見ると、
全員納得できるし、好感度を持っている。
ただ、三浦氏に関しては、
私も山登りは好きだし、氏の業績はすごいと思うが、
ぜひとも差し上げたい、という気持ちは沸いていない。

むしろ、国会でも話が出ているようだが、
高齢者の希望となる人物に贈られるシルバーなんとか賞のような、
別の形で差し上げたほうが・・と感じている。
「国民栄誉賞」は、必ず議論がつきまとう。
それでは三浦氏のためにも良くないと考えている。

サッカーを語るには・・

2013-06-05 11:06:18 | スポーツ大好き
昨日は日本が、
サッカーW杯5大会連続出場を決めた。


この時期になると、
いわゆる「にわかサッカーファン」が増えてくる。
ずっとサッカーを応援し続けている人との間での、
温度差が話題になる。

・・というのは、もう昔の話だろう。
今は、どんなファンも一緒になって、
ニッポンを応援するようになった。


私は、サッカーは詳しくない。
本当にこの時期になり、選手の名前を知るくらいだ。
なので、昨日の試合などは、
単純に、追いついて良かった、埼玉で決めて良かった、
本田という選手はすごい、などと浮かれていた。

しかし、サッカーファンのコメントなどを見ると、
「世界で通用しない」「拾ったような引き分け」等、
厳しい見方が多い。

ザック采配も疑問だらけ、との事だが、
私にはさっぱりわからなかった。
ただ、間違いだったことは確かなようだ。


それにしても、本田という選手の表情は、
あの、ロンドン五輪で金メダルを獲った、
柔道の松本薫選手の、あの試合前の顔を思い出す。
射るような目つき。絶対に決めてやるというオーラ。
日本人の闘志も変ってきたな、と思う。


W杯まで一年もある。
ずいぶん先であるが、楽しみに待ちたいと思う。
「にわかサッカーファン」の私にとっては、
それが精一杯の、サッカーを語る思いである。