東京ディズニーリゾート。
買物先で、置いてあった求人誌を何気なく見ていたら、
東京ディズニーリゾートのスタッフ募集があった。
6月8日から3日間、
浦安市の体育館で開かれる、合同の大面接会。
これだけの規模とスタッフなので当然だが、
昔からディズニーランドは、一斉に大面接会を行なっている。
実は私も、大学時代にここでバイトをしようかな、と思った。
電話で問い合わせると、なんとこちらの希望を聞くまでもなく、
「あなたの面接は、○日の3時15分から、カウンター番号△番です」
と言われた。
その日は都合が悪かったので、別の日を希望したら、
「それは受けられません。次の募集時でお願いします」
で、具体的にどんな仕事になるのか聞いたら、
「それは面接の時に決めます」
まあ、私の勉強不足・・と言われそうだが、
実はこの年は、ディズニーランド開園2年目。
「トゥーンタウン」もなかった頃。
応募する方も、「とにかくディズニーランドで働きたい」
採用する側も、「とにかく来て下さい」式で、
ゆっくり考えて、説明を聞いてから決めるような私には、
ちょっと最初から合わなかった。
結局、ディズニーランドでのバイトは経験せずじまいだったが、
夢と魔法の国の舞台裏も、見てみたかったな、と思う。
求人誌によると、
時給は900円~1450円。
6:00~24:00の間で、5~7.5時間。
それほど、飛びぬけて待遇や内容が良いわけでもない。
でも、憧れの的、「ディズニーリゾートキャスト」。
カストーディアル、 ゲストリレーション、 ワールドバザール、
カリナリー、 テラー、 マーチャンダイズストック・・・。
皆、職種の名前だ。
当然ながら、横文字が飛び交う魔法の国。
以前行った時、ある大学生が、
「今度、どの遊戯施設乗る?」と言って、
「アトラクション、だよ」と、仲間から笑われていたのを見た。
そう、この記事もやたらにカタカナ変換を要している。
「徹底した作り物のウソの国」と、批判した作家がいた。
「マークトウェイン号の進み方が変」と言ったのは船舶関係者。
ミッキーマウスの中にいるのが子供だと思い、
「8時以降の労働は違反ではないか」と真顔で詰め寄った客・・。
でも、夢と魔法の国は、さらに新しい「遊戯施設」を作っている。
バイトの面接も、今は予約制ではない。
直接行って、そのまま面接できる。
「エントリー」というらしい。