あと10日ほどで今年も終わる。
コロナ一色だった今年、世界中が静かな悲しい一年になった。
そして、この偉大な音楽家もまた不運な巡り合わせとなった。
ベートーヴェン。今年生誕250年。
先週、12月16日が誕生日だった。
本来ならば、この年末は例年にないベートーヴェンイヤーになり、
世界中が第9で溢れていたはずだった。
しかし、ほとんどの演奏会が中止。
14年前のモーツァルト生誕250年のような華やかさはない。
ベートーヴェンの逸話は数多く、
真偽はともかく話の種になりそうなものが多い。
交響曲第7番は有名だが、本人は、
「8番の方がいい曲なんだ。なぜ皆7番ばかり聴く?」と言う。
足し算が出来ない。
よく、自筆のスコアの隅に計算が書かれてあるようだが、
ほとんどが間違っているらしい。
自身に声楽の経験が無いため、第9の合唱の音域はやたら高い。
アマの合唱はほとんどが、第9ではボロが出る。
しかし、交響曲に初めて合唱を入れるなど、
ベートーヴェンはとても研究熱心で、フロンティア精神のあった人だ。
私は子供の頃、第9のレコードを聴いていて、
突然人の歌声が入ったので怖くなったのを覚えている。
中学生の時、6番「田園」を聴いて田舎に行ってみたくなり、
夏休みに岩手まで初めての一人旅をした。
高校生の時には、バイトで貯めた金で第9のチケットを買い、
生まれて初めてのクラシックのコンサートに行った。
そして、大人になり合唱団に入り、いろんなところで第9を歌った。
12月だけで5回歌ったこともある。
その、子供の時聴いた第9のレコードの表紙の写真が、
冒頭の写真である。
ウィーンのベートーヴェン記念公園の像だ。
新婚旅行でウィーンに行き、この像の前で同じポーズをした。
ベートーヴェンは特に好きな作曲家でもない。
が、自分の中に色濃く存在している。
耳が不自由なのに大作曲家となったベートーヴェン。
その記念すべきメモリアルイヤーに、現代の人が不自由に陥っている。
でも彼流に言えば、
「来年こそがいい年なんだ。なぜ皆今年にこだわる?」
そう、来年心からベートーヴェンを、第9を聴ける年にしたい。
昨日CDで久しぶりに第9を聴いた。
合唱団に入って多くの人と出会い、
練習で苦労した思い出などがよみがえった。
私の原点となっている曲だ。
コロナ一色だった今年、世界中が静かな悲しい一年になった。
そして、この偉大な音楽家もまた不運な巡り合わせとなった。
ベートーヴェン。今年生誕250年。
先週、12月16日が誕生日だった。
本来ならば、この年末は例年にないベートーヴェンイヤーになり、
世界中が第9で溢れていたはずだった。
しかし、ほとんどの演奏会が中止。
14年前のモーツァルト生誕250年のような華やかさはない。
ベートーヴェンの逸話は数多く、
真偽はともかく話の種になりそうなものが多い。
交響曲第7番は有名だが、本人は、
「8番の方がいい曲なんだ。なぜ皆7番ばかり聴く?」と言う。
足し算が出来ない。
よく、自筆のスコアの隅に計算が書かれてあるようだが、
ほとんどが間違っているらしい。
自身に声楽の経験が無いため、第9の合唱の音域はやたら高い。
アマの合唱はほとんどが、第9ではボロが出る。
しかし、交響曲に初めて合唱を入れるなど、
ベートーヴェンはとても研究熱心で、フロンティア精神のあった人だ。
私は子供の頃、第9のレコードを聴いていて、
突然人の歌声が入ったので怖くなったのを覚えている。
中学生の時、6番「田園」を聴いて田舎に行ってみたくなり、
夏休みに岩手まで初めての一人旅をした。
高校生の時には、バイトで貯めた金で第9のチケットを買い、
生まれて初めてのクラシックのコンサートに行った。
そして、大人になり合唱団に入り、いろんなところで第9を歌った。
12月だけで5回歌ったこともある。
その、子供の時聴いた第9のレコードの表紙の写真が、
冒頭の写真である。
ウィーンのベートーヴェン記念公園の像だ。
新婚旅行でウィーンに行き、この像の前で同じポーズをした。
ベートーヴェンは特に好きな作曲家でもない。
が、自分の中に色濃く存在している。
耳が不自由なのに大作曲家となったベートーヴェン。
その記念すべきメモリアルイヤーに、現代の人が不自由に陥っている。
でも彼流に言えば、
「来年こそがいい年なんだ。なぜ皆今年にこだわる?」
そう、来年心からベートーヴェンを、第9を聴ける年にしたい。
昨日CDで久しぶりに第9を聴いた。
合唱団に入って多くの人と出会い、
練習で苦労した思い出などがよみがえった。
私の原点となっている曲だ。