AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

OTODAMA特集~筋肉少女帯 その1~

2007年08月21日 | まったり邦楽
さて、OTODAMA特集第一弾は、筋肉少女帯をご紹介したいと思います。

この奇妙奇天烈なバンド名、Voオーケンのカルトなキャラで人気を博し、90年代のバンドブーム世代の方なら知らない人はいないはず。
筋少はやっぱり三柴江戸蔵氏在籍時のぶっ飛んでいた初期の作品が素晴らしく、誰が何と言おうと『SISTER STRAWBERRY』は日本ロック史に残る名盤中の名盤でありましょう。
三柴氏が全編に渡り凄まじいピアノワークを展開し、そこへゲストの速弾きギタリストのジェットフィンガー横関敦氏の超絶ギターワークが切り込んでくるのですから、もうそんじょそこらのメタルバンドの演奏よりも凄まじいことになっております。
冒頭の2曲、特に“キノコパワー”での両者のソロバトルは、この作品のハイライトというべき名演でありましょう(というようなことを前のブログにも書いた)。
ブルー・オイスター・カルトを想わす内田氏の闇を徘徊するような怪しげなベースラインにオーケンの怪談話をするかのような語り口調に戦慄を覚えずにはいられない“夜歩く”。コント仕立ての“日本の米”。
そしてラストを飾るオーケン自身が物語に登場する9分にも及ぶ語り長大作“いくじなし”。オーケンが「兄さん!兄さん!いくじなしの兄さん!!」などと危なっかしい滑舌で語る物語に沿ってバック演奏もその場面場面に合わせて適度に雰囲気を盛り上げていく演出、アレンジには感動すら覚える。
そして後方で「それでもぉ!!」と素っ頓狂なバックコーラスを務める内田氏のヴォーカリゼーションは絶品。正に名演である。



今日の1曲『キノコパワー』/ 筋肉少女帯
コメント (3)
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