EXTREME DOJOで今週の火曜にデストラクションが大阪にやってくるそうで。
私は不参加なんですが、ここでちょっくらVS企画でも。
今回対戦するのは1990年に火花を散らしたあの2作品!
HEADHUNTERの「PARODY OF LIFE」 VS DESTRUCTIONの「CRACKED BRAIN」です。
デストラクションが絶頂期だった1989年、シュミーアがデストラクションから電撃脱退するという、予想だにしなかった悲劇が起こりました。
引き金となったのは、一発屋THE KNACKのポップソング“MY SHARONA”のカヴァーをやるやらないを巡っての実に他愛の無いものでした。
シュミーアはその後、急遽HEADHUNTERという新バンドを立ち上げデストラクションにリベンジを謀ります。
そしてカイ・ハンセンまでも巻き込んでデキあがったのが1st「PARODY OF LIFE」でありました。
まだジャケットデザインもデキあがらない内に、電光石火のごとくCDは日本でもリリースされました。
(発売時はジャケがついておらず、あとから正式ジャケが郵送されてきました。)
デストラクションのニューアルバムより3ヶ月も遅れをとったシュミーアの焦りと並々ならぬ対抗意識が窺い知れるというものです。
ただ、その内容は勢いやアグレッシヴさはあるんだが、かなり普通のメタルに近いサウンドになってて、シュミーア独特のあの雄叫びは聞けるものの、歌い方に妙な色気が出ていて、そこには女々しさすら感じさせるものがあります。
楽曲に“MY SHARONA”のフレーズを皮肉タップリに挿入してきたりと、デストラクションに対しアテつけがましい小細工を仕掛けてるところが哀れでもあり、見苦しくもありました。
シュミーアは中坊の頃から私のアイドル的な存在だったので、この作品を好きになろうと何回も聴きましたが、聴けば聴くほどつまらなくなってきて、なんか脱退した理由が理由だけに本末転倒なことしてるなーって思いました。
一方、DESTRUCTIONの5th「CRACKED BRAIN」は、POLTERGEISTのアンドレ・グラインダーを臨時ヴォーカリストに迎え制作されたのだが、B!誌では「シュミーアの存在の大きさを思い知らされた」というその一点だけでかなり酷評されてたけど、いやいやどうして、サウンドそのものは前作の延長線上的なもので、なんといってもデストラクション特有のあの“陰湿さ”がいささかも薄れるところがなく、“MY SHARONA”のカヴァーを除いて各楽曲もよく練られていて普通にカッコいいです。
マイクの妙チクリンなギターとかもますます磨きがかかっているし、リフも相変わらずイビツでカッコいい!
私のスラッシュ心の友あっさんも「100対0でデストラクションの勝ち」と断言しておりました。
逆にシュミーアが戻ってからの最近のデストラクションのサウンドは、ちょっともデストラクションらしさが感じられずつまらないです。
スラドミ05の彼らのライヴを見て、それをイヤというほど痛感させられました。
まぁシュミーアとマイクが仲直りしたことはえがったけどね。
今日の1曲:『CRACKED BRAIN』/ DESTRUCTION
私は不参加なんですが、ここでちょっくらVS企画でも。
今回対戦するのは1990年に火花を散らしたあの2作品!
HEADHUNTERの「PARODY OF LIFE」 VS DESTRUCTIONの「CRACKED BRAIN」です。
デストラクションが絶頂期だった1989年、シュミーアがデストラクションから電撃脱退するという、予想だにしなかった悲劇が起こりました。
引き金となったのは、一発屋THE KNACKのポップソング“MY SHARONA”のカヴァーをやるやらないを巡っての実に他愛の無いものでした。
シュミーアはその後、急遽HEADHUNTERという新バンドを立ち上げデストラクションにリベンジを謀ります。
そしてカイ・ハンセンまでも巻き込んでデキあがったのが1st「PARODY OF LIFE」でありました。
まだジャケットデザインもデキあがらない内に、電光石火のごとくCDは日本でもリリースされました。
(発売時はジャケがついておらず、あとから正式ジャケが郵送されてきました。)
デストラクションのニューアルバムより3ヶ月も遅れをとったシュミーアの焦りと並々ならぬ対抗意識が窺い知れるというものです。
ただ、その内容は勢いやアグレッシヴさはあるんだが、かなり普通のメタルに近いサウンドになってて、シュミーア独特のあの雄叫びは聞けるものの、歌い方に妙な色気が出ていて、そこには女々しさすら感じさせるものがあります。
楽曲に“MY SHARONA”のフレーズを皮肉タップリに挿入してきたりと、デストラクションに対しアテつけがましい小細工を仕掛けてるところが哀れでもあり、見苦しくもありました。
シュミーアは中坊の頃から私のアイドル的な存在だったので、この作品を好きになろうと何回も聴きましたが、聴けば聴くほどつまらなくなってきて、なんか脱退した理由が理由だけに本末転倒なことしてるなーって思いました。
一方、DESTRUCTIONの5th「CRACKED BRAIN」は、POLTERGEISTのアンドレ・グラインダーを臨時ヴォーカリストに迎え制作されたのだが、B!誌では「シュミーアの存在の大きさを思い知らされた」というその一点だけでかなり酷評されてたけど、いやいやどうして、サウンドそのものは前作の延長線上的なもので、なんといってもデストラクション特有のあの“陰湿さ”がいささかも薄れるところがなく、“MY SHARONA”のカヴァーを除いて各楽曲もよく練られていて普通にカッコいいです。
マイクの妙チクリンなギターとかもますます磨きがかかっているし、リフも相変わらずイビツでカッコいい!
私のスラッシュ心の友あっさんも「100対0でデストラクションの勝ち」と断言しておりました。
逆にシュミーアが戻ってからの最近のデストラクションのサウンドは、ちょっともデストラクションらしさが感じられずつまらないです。
スラドミ05の彼らのライヴを見て、それをイヤというほど痛感させられました。
まぁシュミーアとマイクが仲直りしたことはえがったけどね。
今日の1曲:『CRACKED BRAIN』/ DESTRUCTION