ケケケケ・・・ケフネスケケケ・・・
今度は神奈川の某古書店よりまたしても忌まわしき暗黒の奇書が届けられた。
『魔道書ネクロノミコン』の完全版である!
この書は、私が学生時代に既に購入していた『魔道書ネクロノミコン 正編』に、新たに禁断の240ページの続編が加えられたもの。
そしてさらには、付録として『ルルイエ異本』の日本語翻訳版が収録されているのだ!
そこには「ヒュプノスの指輪の造りかた」「ノーデンスの護符」「大いなる旧支配者の訪れ」「アルハザードの卜占」など、人類が決して触れてはイケナイ禁断の奥儀が図式入りで記されている!キャーーーー!!
しかし彼らはいかようにして、この人類誕生以前の言語である、測り知れない永劫の太古にクトゥルーの落とし子によって地球にもたらされたという奇妙な象形文字から成るルルイエ語の解読に成功したのであろうか・・・
あと「スタニスラウス・ヒンターシュトイザー博士の手紙」の中でほのめかされている「ネクロノミコン」とアラビアの奇書「キタービ・マアニ・アル=ナフス」との関連性、及び精神寄生体の存在については非常に心騒がされる内容であった。
この書が届けられた日、私はとり憑かれたかのようにこの空前絶後の奇書を読み耽っていたのだが、それはまるでなにか得体の知れない見えざる緒力によって読まされているかのような感覚であった。
そしてその晩、私はこの書物を巡って夜鬼(ナイトゴーント)のような魔物どもに追われている悪夢にうなされてしまった。
きゃつらの“こそばし攻撃”は、それは耐え難く恐ろしいものであった。
命からがらどこかの巨大なショッピングモールに逃げ込んだのだが、中では買物客の行列が出来ていてそこになんとなしに並んでいると、私の後ろに坊主頭の得体の知れぬ男が立っていた。
その男は突然私に向かってなにやら呪詛めいたライムを手振りをしながら浴びせてくるのであった。それはよくよく聴いてみると小沢健二 feat.スチャダラパーのヒットソング“今夜はブギーバッグ”(古!!)であるようだった。
その時私は直感的にこの男が“這い寄る混沌”ナイアルラトホテップの化身ではないかということに思い当たり、恐怖に震え戦いた。
そう、ご存知ナイアルラトホテップは“千の顔を持つもの”と呼ばれており、「闇に吼えるもの」「顔の無いスフィンクス」「膨れ女」と、数多の化身をもってあらゆる時空に顕現するといわれている彼のものどもの使者である。
そこでハッと目が覚め、私の全身は凍りつくような悪寒に襲われており、鼓動が早鐘のように脈打っていた。
その日以来、私はこの禁断の書物を寝床で読むことだけは避けるようにしている。
クトゥルー神話の目立った特徴の多くは、夢を媒介として伝えられたもので、この種の夢は潜在意識がアストラル界との接触をあらわす手段であるとされている。
このアストラル界とは、自然の記憶保管所のようなもので東洋では“アカシヤ記憶”という呼び名で知られている。
かつて大いなる旧支配者が地球を闊歩したことがあり、彼らの歴史はアストラル光に記憶されているに違いなく、この書物を読んだことにより高ぶった私の精神がアカシヤ記憶に結びつき、あのような名状し難い悪夢を映じせしめたのではないだろうか!
もし、この書を全て読了してしまったのなら、私もミスカトニック大学のダンフォースのように発狂してしまうのだろうか!!
考えるだけでも恐ろしいことだ!
人間椅子の新譜をBGMに、平城京跡の真っ只中でこのおぞましき書を読み耽るのではなかった・・・
イオンの多目的トイレの中で『ルルイエ異本』の中に記載されていた「墓所では安らがぬ死者と随者と使い魔について」の項目を詠唱するのではなかった・・・
カールの元祖カレーかけ味を一袋まるまるドカ食いするのではなかった・・・
今後、この書を読了するなどということは、絶対にヨクナイ・・・ヨクナイコレ・・・ヨクナクナクナクナクナクナーイ?
今日の1曲:『今夜はブギーバック』/ 宇多田ヒカル feat スチャダラパー
今度は神奈川の某古書店よりまたしても忌まわしき暗黒の奇書が届けられた。
『魔道書ネクロノミコン』の完全版である!
この書は、私が学生時代に既に購入していた『魔道書ネクロノミコン 正編』に、新たに禁断の240ページの続編が加えられたもの。
そしてさらには、付録として『ルルイエ異本』の日本語翻訳版が収録されているのだ!
そこには「ヒュプノスの指輪の造りかた」「ノーデンスの護符」「大いなる旧支配者の訪れ」「アルハザードの卜占」など、人類が決して触れてはイケナイ禁断の奥儀が図式入りで記されている!キャーーーー!!
しかし彼らはいかようにして、この人類誕生以前の言語である、測り知れない永劫の太古にクトゥルーの落とし子によって地球にもたらされたという奇妙な象形文字から成るルルイエ語の解読に成功したのであろうか・・・
あと「スタニスラウス・ヒンターシュトイザー博士の手紙」の中でほのめかされている「ネクロノミコン」とアラビアの奇書「キタービ・マアニ・アル=ナフス」との関連性、及び精神寄生体の存在については非常に心騒がされる内容であった。
この書が届けられた日、私はとり憑かれたかのようにこの空前絶後の奇書を読み耽っていたのだが、それはまるでなにか得体の知れない見えざる緒力によって読まされているかのような感覚であった。
そしてその晩、私はこの書物を巡って夜鬼(ナイトゴーント)のような魔物どもに追われている悪夢にうなされてしまった。
きゃつらの“こそばし攻撃”は、それは耐え難く恐ろしいものであった。
命からがらどこかの巨大なショッピングモールに逃げ込んだのだが、中では買物客の行列が出来ていてそこになんとなしに並んでいると、私の後ろに坊主頭の得体の知れぬ男が立っていた。
その男は突然私に向かってなにやら呪詛めいたライムを手振りをしながら浴びせてくるのであった。それはよくよく聴いてみると小沢健二 feat.スチャダラパーのヒットソング“今夜はブギーバッグ”(古!!)であるようだった。
その時私は直感的にこの男が“這い寄る混沌”ナイアルラトホテップの化身ではないかということに思い当たり、恐怖に震え戦いた。
そう、ご存知ナイアルラトホテップは“千の顔を持つもの”と呼ばれており、「闇に吼えるもの」「顔の無いスフィンクス」「膨れ女」と、数多の化身をもってあらゆる時空に顕現するといわれている彼のものどもの使者である。
そこでハッと目が覚め、私の全身は凍りつくような悪寒に襲われており、鼓動が早鐘のように脈打っていた。
その日以来、私はこの禁断の書物を寝床で読むことだけは避けるようにしている。
クトゥルー神話の目立った特徴の多くは、夢を媒介として伝えられたもので、この種の夢は潜在意識がアストラル界との接触をあらわす手段であるとされている。
このアストラル界とは、自然の記憶保管所のようなもので東洋では“アカシヤ記憶”という呼び名で知られている。
かつて大いなる旧支配者が地球を闊歩したことがあり、彼らの歴史はアストラル光に記憶されているに違いなく、この書物を読んだことにより高ぶった私の精神がアカシヤ記憶に結びつき、あのような名状し難い悪夢を映じせしめたのではないだろうか!
もし、この書を全て読了してしまったのなら、私もミスカトニック大学のダンフォースのように発狂してしまうのだろうか!!
考えるだけでも恐ろしいことだ!
人間椅子の新譜をBGMに、平城京跡の真っ只中でこのおぞましき書を読み耽るのではなかった・・・
イオンの多目的トイレの中で『ルルイエ異本』の中に記載されていた「墓所では安らがぬ死者と随者と使い魔について」の項目を詠唱するのではなかった・・・
カールの元祖カレーかけ味を一袋まるまるドカ食いするのではなかった・・・
今後、この書を読了するなどということは、絶対にヨクナイ・・・ヨクナイコレ・・・ヨクナクナクナクナクナクナーイ?
今日の1曲:『今夜はブギーバック』/ 宇多田ヒカル feat スチャダラパー