ユーライア・ヒープの5th『魔の餐宴』を思わず紙ジャケ買い。
2006年リリースのボートラ9曲入りリマスター盤である。
赤と青のコントラストが実に魔術的で素晴らしい。そこにグラデーションを施し、アクセント程度に緑を配色した感じ、さすがロジャー・ディーン画伯といったところである。
思うに、このジャケ画はロジャー先生の作品の中でも1、2を争う傑作なのではないでしょうか?
って、肝心の音源の方はどないやねん?と。
いや、いいと思いますよ。重厚且つ魔術的なコーラス、デヴィッド・バイロンのセクシーで豪快なヴォーカリゼーション、英国らしいドラマティックな曲展開と、ユーライア・ヒープ以外の何物でもない魔力的世界が広がっている。
とくに10分にも及ぶタイトル曲“魔の餐宴”での後半、まさにジャケ画を説明するかのような悪と善との壮絶なバトルを彷彿とさせる激しき間奏シーンは、「これぞ!まさに魔の餐宴!」と、与えられた邦題通りの感想しか出ない自分が情けなくなるほどである。
やけに和やかな「ハピバ~スデ~♪」のコーラスシーンでのバックで奏でられるカズーという楽器(草笛みたいなもん)の奇妙奇天烈な音色はなんだか妙な気分にさせられる。
ただ、やっぱあの魔力がかった傑作『対自核』と比較してしまうと、なんだか小さくまとめられとるな~というか、物足りなさを感じてしまう。
ジャケ負けしてるというか・・・
まぁ前作から半年もたたんうちに作らされたアルバムらしいからな。そんなに急かされて納得できるもんが作れるハズもないかもしれんが。
まぁ、4th『悪魔と魔法使い』にしろ、いくらロジャー・ディーンの幻想的なイラストワークを駆使しても、あの神がかった名作3rdを超えられず苦戦している感は否めない。
今回ボートラとして追加された曲は、本編よりも長いというテンコ盛り内容だが、クソつまらないポップなアウトテイクや、どうでもいいヴァージョン違いがほとんどで、はっきりいって蛇足以外のなにものでもない。
ただ、“魔の宴”をダイジェストよろしく思いっきり短く編集した“Happy Birthday”は、誰も祝ってくれな自分の誕生日の夜なんかに聴くと、しんみりと心に響くもんがあっていいかもしれない。
(写真上のケーキは「スプーンで食べる神戸純生ロール」消費期限本日のため30%引き)
今日の1曲:『Happy Birthday』/ URIAH HEEP
2006年リリースのボートラ9曲入りリマスター盤である。
赤と青のコントラストが実に魔術的で素晴らしい。そこにグラデーションを施し、アクセント程度に緑を配色した感じ、さすがロジャー・ディーン画伯といったところである。
思うに、このジャケ画はロジャー先生の作品の中でも1、2を争う傑作なのではないでしょうか?
って、肝心の音源の方はどないやねん?と。
いや、いいと思いますよ。重厚且つ魔術的なコーラス、デヴィッド・バイロンのセクシーで豪快なヴォーカリゼーション、英国らしいドラマティックな曲展開と、ユーライア・ヒープ以外の何物でもない魔力的世界が広がっている。
とくに10分にも及ぶタイトル曲“魔の餐宴”での後半、まさにジャケ画を説明するかのような悪と善との壮絶なバトルを彷彿とさせる激しき間奏シーンは、「これぞ!まさに魔の餐宴!」と、与えられた邦題通りの感想しか出ない自分が情けなくなるほどである。
やけに和やかな「ハピバ~スデ~♪」のコーラスシーンでのバックで奏でられるカズーという楽器(草笛みたいなもん)の奇妙奇天烈な音色はなんだか妙な気分にさせられる。
ただ、やっぱあの魔力がかった傑作『対自核』と比較してしまうと、なんだか小さくまとめられとるな~というか、物足りなさを感じてしまう。
ジャケ負けしてるというか・・・
まぁ前作から半年もたたんうちに作らされたアルバムらしいからな。そんなに急かされて納得できるもんが作れるハズもないかもしれんが。
まぁ、4th『悪魔と魔法使い』にしろ、いくらロジャー・ディーンの幻想的なイラストワークを駆使しても、あの神がかった名作3rdを超えられず苦戦している感は否めない。
今回ボートラとして追加された曲は、本編よりも長いというテンコ盛り内容だが、クソつまらないポップなアウトテイクや、どうでもいいヴァージョン違いがほとんどで、はっきりいって蛇足以外のなにものでもない。
ただ、“魔の宴”をダイジェストよろしく思いっきり短く編集した“Happy Birthday”は、誰も祝ってくれな自分の誕生日の夜なんかに聴くと、しんみりと心に響くもんがあっていいかもしれない。
(写真上のケーキは「スプーンで食べる神戸純生ロール」消費期限本日のため30%引き)
今日の1曲:『Happy Birthday』/ URIAH HEEP