Salyuが今月京都でライブを演るという知らせは、先々月くらいから知ってはいたが、行こうかどうかと迷っている内にもう次の日ライブってなった時点で、ローチケではすでに完売しとったし、平日やし「もう行かんでもいっか」って気持ちになってたんだが、ライブ当日になって仕事しながら「しかし、今年すでになんの予定もあらへんし、多分もう年内いい事ひとつもあらへんなぁ~」ってポケ~っと考えてる内に、気が付いたら京都の神宮丸太町駅に降り立っていた。
まぁ今回は開演が20:00からってのがよくて、仕事終わって家帰ってから会場に向かっても十分間に合う余裕があった。
家出る前に会場に問い合わせたら、当日券出ますって回答も得られたので。
Salyuはここ数年、小林武史氏とのコンビユニット“Minima”などで精力的にライブ巡業を行っているが、今回神宮丸太町駅にある京都Metroで行われたライブは、『ウッタギッタ』という歌とギターで織り成す構成で、内橋和久氏という、国際派の、なんだかすごいキャリアのギタリストさんとのユニットライブ。
このユニット企画、ここ京都Metroで今春にも演ったらしく、実は今年二回目。
前回は瞬く間にソールドアウトになったらしく、今回はそのアンコールに応えてのものだったらしい。
まぁこの小さなハコの狭い空間で、Salyuの歌を堪能できるなんてことはめったにない事だから、そらSalyuファンは殺到するだろう。
京都Metroは3年前のチボ・マットのライブ以来(チボ・マット先日解散しちゃったんだよね)。
まぁここは京都で屈指のオシャレなライブハウスで、Salyuのアコースティッキーなライブにはピッタリですわな。
当日券なので当然座席には座れなかったけど、前回のチボ・マットの時と同様、右側の一段せり上がった通路の上からかなりステージに近い所で見ることができた。
わりとのんびりしていて、20:00をかなり回った頃に演者が出てきてライブがスタートした。
序盤はSalyuが自前の多重ループサウンドマシーンを操作しての演目で、1曲目ウォーミングアップな感じでSalyu × Salyuからの楽曲 「Sailing Day」で幕を開けた。
まだ声の方は本調子ではないようだったが、それでも忙しなく機械を操作しながら歌うSalyuの姿は、なんだか余裕のある一端のミュージシャン然としていて、やはり場数を踏んでいるだけあるなと思った。
そして、2曲目で早くも私に、この日一番の衝撃が走った!
Salyuがなんかブルージーな洋楽のカヴァー曲を歌い出したのだが、なんだか聴き覚えのある歌だった。
で、徐々にその曲の輪郭が見えだし・・・・え?おい、まさか!・・・こ、これは・・・・
ス、スティーリー・ダンの「Show Biz Kids」!!
そのことがわかった瞬間、もう今年一番っていうくらいの寒イボが全身をかけ巡った。
まさか、Salyuのライブで、スティーリー・ダンの2nd『Countdown To Ecstacy』からのこの地味な曲のカヴァーが聴けるとは・・・・
今回カヴァー曲はけっこうあって、ジブリ映画の主題歌で有名なユーミンの「ひこうき雲」、スタンダードナンバー「My Favorite Things」、Salyuの(最近始めたばかりだという)ギター弾き語りによるヴェルヴェット・アンダーグランドの「Femme Fatale」・・・・etc。
あ、そうそう、Salyuのシングル『iris~しあわせの箱~』に収録されてたc/w曲、ジョニ・ミッチェルのカヴァー「River」が聴けたのはよかった。
リリイ・シュシュからの楽曲も数曲披露されて、「グライド」「飛べない翼」「エロティック」の3曲だったかな。
まぁリリイの楽曲は大好きなんだが、アコースティッキーなこのイベントにはリリイの楽曲はあまりそぐわないなと思ったのは私だけだろうか?
想定外にもSalyu名義の楽曲が少なく、「messenger」と、本編ラストに「to U」が演奏されたくらいか。
今年8月に宮城県石巻市の特設ステージでSalyu自身が演劇の舞台に立って披露したという、宮沢賢治の詩に曲をつけた「雪の下のふきのとう」は、最初に説明のあった宮沢自身の若くしてこの世を去った妹の事を綴った詩ということも相まって、Salyuの神々しくも哀愁感溢れる歌声に目頭が熱くなるのを禁じ得なかった。
宮沢賢治作品モチーフ『四次元の賢治』、一体どんな舞台だった?
おそらく、今回のが今年最後のライブ観賞になると思うが、まぁ、どんなものかとふらふらと見に行ったこの私の優柔不断な行動力が今回見事功を奏したと申しましょうか。
狭いオシャレな空間で、番外編的な趣のアダルティーなSalyuの歌を至近距離で堪能でき、「ほんと来てよかった」って思える、プレミアムで極上のいいライブだった。
(今までで見たSalyuのライブで一番よかったかも)
今日の1曲:『ひこうき雲』/ Salyu
まぁ今回は開演が20:00からってのがよくて、仕事終わって家帰ってから会場に向かっても十分間に合う余裕があった。
家出る前に会場に問い合わせたら、当日券出ますって回答も得られたので。
Salyuはここ数年、小林武史氏とのコンビユニット“Minima”などで精力的にライブ巡業を行っているが、今回神宮丸太町駅にある京都Metroで行われたライブは、『ウッタギッタ』という歌とギターで織り成す構成で、内橋和久氏という、国際派の、なんだかすごいキャリアのギタリストさんとのユニットライブ。
このユニット企画、ここ京都Metroで今春にも演ったらしく、実は今年二回目。
前回は瞬く間にソールドアウトになったらしく、今回はそのアンコールに応えてのものだったらしい。
まぁこの小さなハコの狭い空間で、Salyuの歌を堪能できるなんてことはめったにない事だから、そらSalyuファンは殺到するだろう。
京都Metroは3年前のチボ・マットのライブ以来(チボ・マット先日解散しちゃったんだよね)。
まぁここは京都で屈指のオシャレなライブハウスで、Salyuのアコースティッキーなライブにはピッタリですわな。
当日券なので当然座席には座れなかったけど、前回のチボ・マットの時と同様、右側の一段せり上がった通路の上からかなりステージに近い所で見ることができた。
わりとのんびりしていて、20:00をかなり回った頃に演者が出てきてライブがスタートした。
序盤はSalyuが自前の多重ループサウンドマシーンを操作しての演目で、1曲目ウォーミングアップな感じでSalyu × Salyuからの楽曲 「Sailing Day」で幕を開けた。
まだ声の方は本調子ではないようだったが、それでも忙しなく機械を操作しながら歌うSalyuの姿は、なんだか余裕のある一端のミュージシャン然としていて、やはり場数を踏んでいるだけあるなと思った。
そして、2曲目で早くも私に、この日一番の衝撃が走った!
Salyuがなんかブルージーな洋楽のカヴァー曲を歌い出したのだが、なんだか聴き覚えのある歌だった。
で、徐々にその曲の輪郭が見えだし・・・・え?おい、まさか!・・・こ、これは・・・・
ス、スティーリー・ダンの「Show Biz Kids」!!
そのことがわかった瞬間、もう今年一番っていうくらいの寒イボが全身をかけ巡った。
まさか、Salyuのライブで、スティーリー・ダンの2nd『Countdown To Ecstacy』からのこの地味な曲のカヴァーが聴けるとは・・・・
今回カヴァー曲はけっこうあって、ジブリ映画の主題歌で有名なユーミンの「ひこうき雲」、スタンダードナンバー「My Favorite Things」、Salyuの(最近始めたばかりだという)ギター弾き語りによるヴェルヴェット・アンダーグランドの「Femme Fatale」・・・・etc。
あ、そうそう、Salyuのシングル『iris~しあわせの箱~』に収録されてたc/w曲、ジョニ・ミッチェルのカヴァー「River」が聴けたのはよかった。
リリイ・シュシュからの楽曲も数曲披露されて、「グライド」「飛べない翼」「エロティック」の3曲だったかな。
まぁリリイの楽曲は大好きなんだが、アコースティッキーなこのイベントにはリリイの楽曲はあまりそぐわないなと思ったのは私だけだろうか?
想定外にもSalyu名義の楽曲が少なく、「messenger」と、本編ラストに「to U」が演奏されたくらいか。
今年8月に宮城県石巻市の特設ステージでSalyu自身が演劇の舞台に立って披露したという、宮沢賢治の詩に曲をつけた「雪の下のふきのとう」は、最初に説明のあった宮沢自身の若くしてこの世を去った妹の事を綴った詩ということも相まって、Salyuの神々しくも哀愁感溢れる歌声に目頭が熱くなるのを禁じ得なかった。
宮沢賢治作品モチーフ『四次元の賢治』、一体どんな舞台だった?
おそらく、今回のが今年最後のライブ観賞になると思うが、まぁ、どんなものかとふらふらと見に行ったこの私の優柔不断な行動力が今回見事功を奏したと申しましょうか。
狭いオシャレな空間で、番外編的な趣のアダルティーなSalyuの歌を至近距離で堪能でき、「ほんと来てよかった」って思える、プレミアムで極上のいいライブだった。
(今までで見たSalyuのライブで一番よかったかも)
今日の1曲:『ひこうき雲』/ Salyu