AMASHINと戦慄

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2010年09月15日 | やっぱりメタル!!
昨夜からバンドのイメージカラーの緑を基調として、オーヴァーキル特集をお送りしておりやす。

今日取り上げちゃいますのは、1987年リリースの2nd『TAKING OVER』。

実はこの2ndを最高傑作に挙げるオーヴァーキルファンは案外多い。
うん、わかりますよ。
だって最高傑作なんですもの。
なにが最高って、このサウンドの重厚さ加減ですよ!

まず、重戦車のごとくたたみ掛けるリフの応襲がイカつすぎる1曲目“Deny The Cross”でもう君はすぐさま殺られちまうだろう。
そしてテンション高めの2曲目“Wrecking Crew”(邦題「破壊集団」)のガフタフソンのスリリングな名ギターソロに悶絶、のたうちまわること必至である。
とまぁ、いきなりキラーチューンが続けざまにオーディエンスに襲い掛かる劇薬のような作品なのです。

で、演歌歌手ばりにコブシをきかす3曲目“Fear His Name”でのエルスワースのヴォーカリゼーションもこの頃のオーヴァーキルの魅力のひとつなのです。
そうなんです。ブリッツは昔はちゃんと歌を歌っていたんです。
名曲“In Union We Stand”もいってしまえばスラッシュ演歌だ。重厚なリフが容赦なく刻まれる中、冷ややかさとブルース・デッキンソンにも通ずる伸びやかさを武器としたこの頃の(ヘアメタルな)ブリッツのヴォーカリゼーションが好きだった。
この名曲を今のウド声で歌われたら、俺泣くよホント・・・




まぁ捨て曲がないからっつってこのままダラダラ1曲1曲ちくいちコメントしていくのも面倒くさいので(あと眠い)この辺でやめにしておくが、その他どっかのスラッシュバンドが自分達のバンド名にもした“Powersurge”や、男くさいコーラス連発の“Electro-Violence”など、スラッシャーにはたまらんキラーチューンが満載されている。

ヴァーレンス!!ホイ!!ヴァーレンス!!


ギリギリの整合感の中で、とてつもない狂気と暴力性を放っていた、まさにスラッシュ魂全開の歴史的超必聴盤である。


でもなんで廃盤なんよ!!ええ!!

ジャケットか!?ジャケットがダサいからか!?





今日の1曲:『十字架への拒絶』/ OVERKILL

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