AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

どりーだがー

2009年10月20日 | ♪音楽総合♪
ツタヤの半額クーポン券の有効期限が切れる寸前だったので、急遽CDを3枚ほどレンタル。
すぐPCに取り込んで当日返却するので、1枚あたり110円。
セコく、アバンギャルドに生きてます。

今回レンタルしたのは、椎名林檎最新作『三文ゴシップ』と、JIMI HENDRIXの『First rays of the new rising sun』、EVERYTHING BUT THE GIRLのリミックスベスト『Adapt or Die』の3枚。

椎名林檎の作品は東京事変になってから全然関知していなかったっけ。
10年もたてばもう落ち着いてはるやろうと思ってなんとなくかりてみたんやけど、相変わらずゴチャゴチャしたもん作ってんなーと。
とにかく腕利きのミュージシャンかき集めて、ゴージャスに飾り立てたって感じ。
まぁ1曲目の“流行”は「おっ!ええ感じ。さすがは歌舞伎町の女王」と思ったんやけど、中盤辺りでこの種々雑多な音色に疲労感が募りもういやんなってきた。
やっぱ林檎の歌声はずっと聴いてたらしんどい。とにかく不純物というか、コレステロール成分が多すぎる。
まぁ林檎のアルバムはもういいかな。私も歳だし。


ジミヘンの『First rays of the new rising sun』は、彼の死後発表された『THE CRY OF LOVE』、『RAINBOW BRIDGE』、『WAR HEROES』の3枚のアルバムに分散されていた17曲を総括した作品で、生前ジミヘンが構想していた2枚組みアルバムの姿をある程度具体化したものとなっている。
学生の頃、同期のツレの車ん中で流れてた“FREEDOM”に感銘を受け、私が最初に買ったのが 『THE CRY OF LOVE』だったのでこの作品にはかなり思い入れがあるんですが、今回未聴だった7曲を聴いてみて、悠香茶のしずくを使った真矢さんやないけど、「興奮したぁぁぁ~~!」
これほどの秀逸な楽曲群がまだまだあったことを知らなかったなんて、ジミヘンファン失格ですね。てか別にそれほどジミヘンファンでもなかったかな。
ベスト盤とかも持ってるんやけど、1st曲ばっかでこの辺の曲は収録されてないからな。

全体的にファンクやソウル、そしてブルース色がより濃くなっており、よりリズムに重きを置いた感じ。この辺はやはり黒人の血がそうさせるのかな。
うん、ゴニョゴニョとしたトリップ感や、サイケデリックなエフェクトを多用していた初期よりもはるかに好み。
今回超お気に入りなのは、インストの“BEGINNINGS”。
徐々にリズムセクションを変化させていき、ジミのリフがいよいよ高揚感を増していく!まるでライヴでのジャムセッションを聴いている感覚だ。カッコ良すぎる!
この曲聴いてて一瞬だが、VOIVODのピギーを想ってしまった。



この縦横無尽に繰り出される大胆且つ繊細なジミのプレイを聴いたら、ギター知識なしなしの私なんかでも、ジミがどれだけ独奏的なギタリストだったかがわかりますね。
とにかくジミの超絶ギターを十二分に官能したいなら、このアルバムから聴いてみてはと。


EBTGの感想ですが、お時間となってしまいましたので次回。

今日の1曲:『FREEDOM』/ JIMI HENDRIX

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2 コメント

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地味変 (ジェフ・ゴールド・スミス)
2009-10-20 19:30:03
死後、てきとーな編集盤が乱発されていたジミヘンですが、90年代後半ぐらいから権利関係が整理されてきて、「~rising sun」も、本人の意思に近いであろう形で聴けるようになりました。
「ほんとのほんとに完成してたらどんなマジックが生まれたのか」と、思いを馳せながら聴いているしだいでございます。
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>スミスさん (あましん)
2009-10-21 06:48:48
いや~毎晩ジミヘンにカマされっぱなしです!
音質もマバラなんで寄せ集め感がいなめませんが、よい楽曲ばかりで未完成とはいえ、聴き応えは十分です。
ただ、ジャケはタイトルまんまとはいえ、もうちょっとなんとかならなかったのかと。
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