キトラ古墳に行く…
キトラ古墳は奈良県明日香村にある藤原京があったところの南、阿部山に築かれた古墳なんですが…
1983年、ここでの、この発見に多くの人々がコーフンしたと思われる
このキトラ古墳での1983年の調査で
高松塚古墳に次いで2例目となる…
漆喰壁画が発見された古墳なんですね…
キトラ古墳は、小さな円墳で7世紀末~8世紀初頭頃に造られたと考えられているらしい…その墳丘の中央には、18個の凝灰岩の切石を組み上げた石室があって…
その石室内にはすでに盗掘によって空けられてしまっていた穴があったらしく、その穴を利用してファイバースコープで覗いてみれば、その石室の中に極彩色壁画が発見…
まずは最初に北壁の四神の玄武図が発見されたとのこと…
その後、1998年には四神の青龍、白虎図が発見、そして後には石室の天井に描かれた天文図も確認され
2001年には四神の中の朱雀図と十二支像が確認されたとのこと…
発見後、その壁画はカビ等で劣化していたため、石室から剥ぎ取られて…保存…
その石室の調査が終わると、盗掘によって空けられた穴も二上山産の凝灰岩で封印され、埋め戻されているとのこと…
そんなキトラ古墳を、クソ暑い中、観に行く!!
じゃじゃーん!!この円墳…
模型でみると、でべそのように見えちゃうのが…キトラ古墳!!
炎天下の中、読む気もなくなる解説板…
このキトラというネーミングの由来には諸説あるようだけど
古墳の盗掘孔から覗くと、亀(玄武)と虎(白虎)が見えたので、
「亀虎(きとら)」と呼ばれるようになったという説が一番強いらしい…
ちなみに…私の勝手な妄想の説では???
「キトラ」もとい「キドラ」と呼ばれる王(キング)が眠ってる…その王は首が3つあって…それ、「キングキドラ」やないか!
その王が尋ねた??…今何時だ??「ゴジらー」(ゴジラ)
といった…ゴジラVSキングキドラの対決にコーフン(古墳)していた場所…??
といった私の説は、どーやら、ただの妄想だけのようで…苦笑
さてさて、これで、今回のブログはおしまいじゃありませんよ!!
ただ…ただ…クソ暑い中、キトラ古墳を眺めにきたのではありません!!
実は…国宝キトラ古墳壁画公開があって…
事前申込制で…要は予約制で…
この時期は、「南壁」である「朱雀図」のホンモノがみれちゃうのよ!!レプリカじゃないよ!!ホンモノがみれちゃうのよ!!
それも、太っ腹の「無料」で…要はタダで!タダで!!
この受付場所は、このキトラ古墳が発見されたがために造られた…キトラ古墳壁画を保存するために造られた
この
「古墳壁画体験館四神の館」にて…
もう…この扉をくぐれば…別世界!!
空調が効いててめちゃ涼しい!!
さてさて、受付をば…10時15分の時間を予約し…到着したのは9時50分ごろ…
受付を終えると、このようなワッペンをいただき、
10時20分に、またここに集合してくださいと言われるので…
それまでの時間は…
「キトラ古墳」とは、なんぞや??ということが、この「古墳壁画体験館四神の館」を見学することで、よーく理解出来ちゃいます!!
雰囲気も薄暗くて、古墳の中に…石室の中にいるような気分が味わえて、コーフンしますなあ…
「キトラ」だけに…(笑)…「トラ」
今年こそ、阪神タイガースにも「コーフン」できるいいなと思いつつ
館内の中へ…
キトラ古墳の断面の模型…
ど真ん中に「石室」が…
「キトラ古墳」の墳丘は何層にも土をつき固める「版築」という手法で造られているそうな…
版築とは、石灰を混ぜた土を原材料に壁の両側を板で囲み枠を作り、板で挟まれた間に土を入れ、入れた土を突き硬く固め、固まったら板を外し次の枠を作る…こうした土を突き固める作業を続け、目標の高さに達したら、枠板を外し完成する工法のようで…
そんな石室が同じ大きさで発見当時の漆喰壁画が復元されていて…
汚れが凄くて、私には…よく見えないけど…観る人が見れば…キトラ古墳の四神像は…今にも動き出しそうに躍動しているようで…
北壁の「玄武」
西壁の「白虎」
汚れが酷すぎて、よくみえんけど
東壁の「青龍」
そして、今回「生」でみれる!!コーフン気味で…テンション上がる
南壁の「朱雀」
そんな石室内部は意外と小さいようで…
「大仙古墳」と比べれば、めちゃ小さいって
そもそも巨大な「大仙古墳」と比べなくてもよさそうなのに…(笑)
次の比べる対象は理にかなっている…(笑)
一番最初に古墳の壁画がみつかった高松塚古墳とキトラ古墳との比較
高松塚古墳の方が絵の数は多いようで…
さてさて、今度は赤外線を通した画像を…
さきほどの写真よりウンとよくはっきりと見えますなあ…
西壁の白虎
北壁の玄武
東壁の青龍は、赤外線画像でも、ちょっとわかりにくいですな…
そして、この日「生」でみる朱雀の画…
おお、はっきりと見えます!見えます!!
そんなキトラ古墳、発見の歴史…
発見した頃は、古墳にこのように樹木が立ってたんですね…でべそのようではなかったようで…
発掘せずに石室内を調べる…
盗掘の穴が空いてたようで、そこからファイバースコープで覗いてみたんですね
かろうじて人が入れる盗掘者が空けてた穴から入ったようで…なんでも、その盗掘者は鎌倉時代に盗品しようと穴を開けたらしい…
その盗掘者の視線???実際は、研究者が初めて石室に入ったその視線で、このように石室が再現されています…
朱雀はこの盗掘された面にあるようで、朱雀の画が盗掘者によって壊されなかったことが、一つの奇跡といえるようで…
保存の検討
漆喰が剥離して、生クリームのようにもろい状態だったとか
高精度撮影
壁面を取り外す作業
そして壁画修理
そして、ふたたび静かな眠りに…
それが、先ほど見たこの姿なんですね!!
さてさて、このキトラ古墳の展示だけではなく…
それに関連した「渡来人」の展示、ジオラマが…
このキトラ古墳のあった集落では、多くの渡来人が暮らしていたらしい
おお、二人とも翌日の腰痛は、間違いないだろうな…
みなさん、よく働いています…
器を作りながら…この「器」と私の心の「器」と、どちらが広いんだろう!!と悩みながら、器を作る人たち
彼女とこの木の下で会おうと約束したのに…
「きっと君はこない…」(山下達郎さんのあのメロディーで…苦笑)
その彼女は結婚していたのでしょう!!
この家で暮らしてて…でも…
彼女も旦那とうまく行ってないんでしょう…旦那にはそっぽをむかれ、イライラで、子供に当たっているようです…
おそらく、ジオラマ眺めてて、こんな妄想に想いを馳せるのは、私だけなのかもしれません!
檜隈民使博徳が最初の渡来人だったようで
その檜前遺跡群と
檜隈寺の紹介パネル
さてさて、最後にもう一度「南壁実物大」の朱雀の画を眺めて…
10時20分になったので…集合場所へ!!
「第20回国宝キトラ古墳壁画」の「生」を拝見!!
一度に入るのは10名ほど…
みられる時間は10分間…
おお…これぞ「生」の!!「生」の!!「朱雀画」だー!!
いやー、古墳だけにコーフンするね!!
いやー、古墳だけにコーフンするね!!
いやー、古墳だけにコーフンするね!!
目一杯、時間一杯、譲りながら…眺めた!眺めた!!!
(他にも、盗掘者が崩した漆喰の残る石材の破片等も展示されていたので…展示品やパネルも他にあって…)
別に朱雀が動き回るだけではないから、10分あれば、十分…!!
まあ…正直なところレプリカというか…赤外線の写真の方が…朱雀画がよく分かりやすかったけどね…(笑)
でも「朱雀画」の「生」が観れたというこの満足度!!
いやー、コーフンしたなあ…〇〇〇だけにね…苦笑