等身大人形歌舞伎…高浜茶屋吉貴に行ったレポの続き
をば早速…
その楽屋の横では
三助さんが遊女のマッサージをしているようで
つい、男の性(サガ)…覗いちゃいますなあ…
でもこれって、
癒しの存在…
じゃなくて
いやらし…の存在やろ…
まさに…
リアルに覗き…覗き…
ほんまもんの芝居小屋で、こんなふうに覗いたら…
…キットカット??…もとい…きっとアウトやろ!!
それにしても、人形とは思えない
日本人的な曲線美…
「おぬし、勝手に覗いたな!!成敗してやる!!」
…とお約束の…「助けてくれー!!」
ここは、真剣白刃取り
頭の上に振り下ろされた刀を両手の平で合わせるように挟んで受け止めたー!!(あ、真剣に受け止めないでね…)
エロい気持ちは負けない???
これぞ、エロが武器…えろがぶき…エロ歌舞伎…???
さて、気を取り直して…
一階へと
中央は人形中心のお土産屋となってまして…
かわいすぎるやろ!!
私にも、きっとこんなときがありました…
(ウン十年前だけど…)
さて、廻りには
甲冑と、等身大人形と…
おお、徳川家康公…
2023年にはNHK大河が「どうする家康」
きっと、お客さんが徳川家康公に会いにわっさわっさ訪ねたことでしょうね…
NHK大河「どうする家康」で大高城兵糧攻めで
家康が身につけていた甲冑…のレプリカ
甲冑が並ぶ…
と思ってたら
突然、顔があるので、びっくり
腰を下ろしている甲冑には顔がある!!
どんな武将か知らんけど…
さてさて続いては
2025年NHK大河「べらぼう」の世界観
花魁たちがずらっと…
人形とはいえ、目が合うとどっきりしちゃう
ああ、吉原が近くになくてよかった…
思わず、通ってしまいそう…
花魁と世話人、町人が実に所狭しと大集合…
おっと、怪しげなおいらん(花魁)も…
こんなおいらんは、もお、いらん!!
さて、その後は、オーナーか店番かわかんないけど
おばさまにお茶をいただきながら
おばさまの話に耳を傾ける
ナレーションでは50体の等身大人形と言っているが
実際は、100体以上並んでいることから始まって
人形は100体以上いるのに
2025年、この日は1月20日であるが
2025年になって、私が4人目のお客さんであること…
(経営、大丈夫か???)
昔は観光バスもきて、凄く賑わっていたのに…
来客も減り
人形を購入するお客さんも減ってきて
(リアル平家物語やないか!)
私は、2025年のNHK大河「べらぼう」と関連した等身大人形があるので
きっと、春になると賑わいますよ!!とおばさまを励ましつつも
ここはB級スポットマニアの聖地になりますよ…
とは言えなかった私
だって、人形は創設者花雲斎紫峰さんが遺した
最高の芸術傑作
その、見応えたっぷりの等身大人形や
フツーの大きさの人形たちが所狭しと飾られている…
歌舞伎の名場面であるだろう
錦絵っぽい絵も掛けてある
この表情惹かれるねえ…
こんなふうにここでいっぷくするお客さんが増えるといいねえ…
2階の見学所要時間の2倍、いや3倍、それ以上
おばさまとのよもやま話はあれよこれよと尽きず
気が付けば1時間以上…
心の中では
祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり
娑羅雙樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす
おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ
この「平家物語」の冒頭が頭の中をぐるぐるしながら
陽が短い冬の夕暮れ時の「高浜茶屋吉貴」を後にしたのでした…