新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「ヤマザキマザック美術館」の続き…見応え十分な「常設展示」…

2021-08-25 07:09:15 | 博物館・美術館

「ヤマザキマザック美術館」にて

4Fにて展示してある

特別展「名古屋城からはじまる植物物語」を観た後は

5F にあがって、常設展をみる!!

 

前回のブログで記したとおり

タダで…笑…
私の大好きなタダで音声ガイドを貸してくれる

「ヤマザキマザック美術館」…実に太っ腹!!

 

…さらにですね…


常設展に限っては
美術館なのに…一部、「ピカソ」の絵などを除いて
「写真撮影可!!」


凄いぞ…
「ヤマザキマザック美術館」
太っ腹!!!

 

かつ…
絵画はガラスのショーケースなんぞに入っておらず

「生」

…の展示…

凄いぞ…
「ヤマザキマザック美術館」
太っ腹!!!

 

 

で、今回は、写真撮影OKだった常設展示にあった作品を、次々と紹介していこうと思う訳…

あの…ここからは、観たまんま、感じたまんまを書き綴っていきますので、筆つがいがどうだとか、技法がどうだとか、絵画の歴史的背景はどーだとか、そんな専門的な記述は一切ありませんので…ご容赦を…

…ということで…早速…

 

展示室は、高級ホテルのよう…

 

 

かつ…まったく混んでなくてこのソーシャルディスタンスが保てる空間…疲れたらソファもあり…最高の鑑賞空間です…

 

 

最初の展示室はロココ調の絵画が並ぶ…

ピエール・ボナールの 「薔薇色のローブを着た女」

 

 

これが一番最初に、このヤマザキマザック美術館が購入した作品だとか…

 

ジャン=バティスト・グルーズの「犬と遊ぶ子供」

犬も少女もめちゃカメラ目線ですな…めちゃ目が合います!

 

ジャン=バティスト・パテルの「野営」

男性の手が女性の胸に伸びているようにしか見えないのは、私の気のせいでしょうか…

 

 

ニコラ・ランクレの「からかい」

若い女性が枝でくすぐって…いたずらしている…実にほほえましい1枚の画

 

 

アントワーヌ・ヴァトーの「夏の木陰」

小さい画ですが、こんなにきれいに特別に飾られています…

光と影のバランス、構図の素晴らしさに惹かれます…

 

シオメン・シャルダンの「兎と獲物袋と火薬入れ」

ああ、読売巨人軍ことオレンジ兎も、こんなふうにクタバッテルといいのに…(なんのこっちゃ!)

 

ジャン=マルク・ナティエの「狩りの衣を着たマイイ伯爵夫人」

肖像画だから当たり前だけど、めちゃ目が合いますなあ…(笑)

 

二コラ・ド・ラルジリエールの「ジャッソ夫人とふたりの子供」

左端の犬には何がみえているのでしょうか…また抱かれている女の子には何がみえていたのでしょうか…

 

かなり大きな画である

フランソワ・ブーシェの「アウロラとケファロス」

 

 

頭の上に星があるのが暁の女神アウロラで、その左にいるのが人間で恋人のケファロスとのこと…神と人間の「いちゃいちゃ」してる画ですね…

 

フランソワ・ブーシェの「恋文」

私なら、この作品名「ノゾキ」と名付けますかね!!…苦笑

 

ジャン=バティスト・ウードリの「果物と野菜の静物」

なんか、「ノゾキ」をみたせいでしょうか…男性器と女性器が描かれているように、瞬時、思っちゃいました…汗

 

ユベール・ロベールの「メレビル庭園の眺め」

この子どもに…落っこちるよ!気をつけて!!…と声をあげてる夫人の声が聞こえてきそうです…???

 

 

ジャン・オノレ・フラゴナールの「キューピットのささやき」

きっと、胸がはだけていますよ!露わになってますよ!と囁いているに違いない???

 

 

ジャン=バティスト・グルーズの「少女の頭部像」

なんか艶っぽくて、どこかに憂いを秘めた表情…そして光の当たり具合がより写実性を増し、こんな女性にみつめられたら、ぞくっとしちゃいますなあ

 

ヴィジェ=ルブランの「エカチェリーナ・フェオドロヴナ・ドルゴロウキー皇女」

白馬に乗った王子様が現れないかな…と思ってるような優し気な表情…でも、後に暗殺劇に加担した女性だそうで…いやあ、女性はコワイ!コワイ!!こんな表情でいると、騙されちゃうよ!!

 

 

ヴィジェ=ルブランの「リラを弾く女性」

 マリー・アントワネットの寵愛を受け、18世紀最も成功した美貌の女性画家ルブラン

この図は、ひょっとしたら自画像かも…と思った次第…美人だし…

 

 

ウジェーヌ・ドラクロワの「シビュラと黄金の小枝」

ジャンボ鶴田の「オー!!」を思い出した私…

実際は黄金の小枝を指さしているらしいんですけど…

 

テオドール・ジュリコーの「突撃する近衛猟騎兵の士官」

この後、彼は馬から転倒しちゃってるんじゃないかと思われます…

 

ドミニク・アングルの「ルイ14世の食卓のモリエール」

下方から照らす光が…インパクトを与え、より写実的に…

 

 

 

こちらは焼きもの

 

こちらは、ブロンズ像

 

同じ形をした作品でも、ブロンズ像であると…より芸術的な感じがしますよね…

常々不思議に思うのは、ブロンズ像はこういった美術品として扱われる場合が多く、こうした美術館などの館内に…でも、その素材がコンクリートだとすると、吹きさらしの人気の少ない野外の公園にあったりして…同じ立体芸術でも素材によって扱われ方が違うんだよね!!

 

フランスの写実主義の画家・ギュスターヴ・クールベの「波、夕暮れにうねる海」

つい、これだけ災害が多いと、津波、そして東海大震災を思い浮かべてしまうほどのリアリティ感が感じられます…

 

クロード・モネの「アムステルダムの港」

光溢れるこの絵に、惹きつけられる…

 

カミーユ・ピサロの「ルーアンの波止場・夕陽」

光と影を点描で表現しているんですね!こんな作品がガラス越しではなく、「生」で堪能できちゃうんですよ!!

 

そんな素敵な美術館なのに…館内人はパラパラで、ときには、この広い贅沢な空間、一人占め!!

 

アルフレッド・シスレーの「サン=マメのロワン運河」

写実主義の絵画って、行ったことのないその土地にいったような気分にさせてくれるから、私は、写実主義の絵画を好んで眺める傾向が…

ああ、…旅したいな…でも、海外なんてとんでもない話で、ずっとずっと…県を跨ぐ移動すら自粛とか言われてて…

 

アルベール・マルケの「パリ、ルーヴル河岸」

アルベール・マルケはフォーヴィスム(野獣派)に分類されるフランスの画家とのことだけど、フォーヴィスム(野獣派)という言葉とは裏腹に落ち着いた色彩を用いた穏やかな作風の一品でした…

 

アンドレ・ドランの「胸を開いた夫人の半身像」

まあ、フォーヴィスム(野獣派)の作品ってこともあるでしょうけど、こう恥じらいもなく見せられては、この女性に全く色艶は感じられませんな

 

同じくアンドレ・ドランの「オーの風景」

この迫りくる入道雲の発達に「オー」と思いました???

 

 

ポール・セリュジエの「ブルターニュのアンヌ女公への礼賛」

ゴーギャンの影響を受けた画家とのこと…確かに…ゴーギャンの絵の匂いが感じられますよね…

 

モーリス・ドニの「エウリュディケ」

「エウリュディケ」はギリシア神話のトラキアの詩人オルフェイウスの妻のこと…もし「無題」だったら、多くの方がヌード・ビーチだと思って、この絵を眺めることでしょう…

 

同じくモーリス・ドニの「聖母月」

聖母子を囲むかたちで女性たちが讃美歌を唄っている画で、先ほどの画とは一変…といっても、どちらも神さまをモチーフに描いているんですけど…

 

エドゥアール・ヴュイヤール「書斎にて」

左のオネーサンの心が屈曲していないか心配…

 

 

オーギュスト・ロダンの「オウィディウスの『変身物語』」

ブロンズ像だから芸術ですけど、生身だったら完全に「R15指定」ですな…

 

モーリス・ユトリロの「サンノワの風車」

ネクラの私には、色合いと言い、惹かれる画…単純にこの画に描かれている風景を見てみたいかなと…なんか心が落ち着きそうで…

 

アメディオ モディリアーニの「ポール・アレクサンドル博士の肖像」

おお、この構図の細長さ…いかにもモディリアーニの作品だなと…ただ、私の知ってるモディリアーニの作品に比べると、人物が写実的に描かれているように感じたのは、初期の作品だからでしょうか…

 

ジュール・パスキンの「椅子に座る女」

…を私もソファーに座って眺める

ジュール・パスキンはブルガリア人の画家…モンパルナスで華やかな浪費生活をし「モンパルナスの王子」の異名を得るもアルコール依存症と鬱病に苦しみ、1930年自殺したとのこと…なんかその背景を知ると、この色づかい…わかるような気がする…

 

モイーズ・キスリングの「雉と鴨」

モイーズ・キスリングは、エコール・ド・パリ(パリ派)の画家…色彩が強烈

 

オーギュスト・ロダンの「ピエール・ド・ヴィッサン裸像」

私には「うわー、ポイ捨てのガム、踏んじゃった…」といった声がきこえてきたような…笑

 

シャイム・スーティンの「ふしのある木」

スーティンは内向的な性格から、ほとんど友人もいなかったらしい…唯一年上のモディリアーニとだけは深い親交を結んでいたそうな…そのモディリアーニが亡くなり、絶望にくれた頃に描いたのがこの作品だそうな…そういった背景を知るとなるほどと頷いてしまう単純な私…

 

ラウル・デュフィの「グッドウッドの競馬場」

コロナ禍になってから、一度も中京競馬場に行ってないな…なんて思いつつ

 

 

最後に…なんか不格好だけど安定感の感じる

女性の裸体像の画をみて…

 

以上、ま、ざっくり…「マザックり」…

画を紹介してきたけれど…

この美術館は、ホントゆったりと…ゆったりと…2時間強…高級ホテルのロビーにいるような贅沢な空間でソーシャルディスタンスを十分に保てながら…かつ鑑賞に疲れたら、ソファーで休憩をとって、自分のペースで観賞出来て、音声ガイドも無料で…時間を忘れるほど、この世界観に浸り

時には、この広い空間を一人占め…

何とも、贅沢な優雅な時間…

ここ、ヤマザキマザック美術館は、街のど真ん中にあるのに別世界…

 

けっこう著名な画家の作品もあって、かつ作品は幅広くて見応え充分!!

この非日常的な空間に…地下鉄代だけでやってこれて…かつ雨にも濡れない、カンカン照りの直射日光も浴びずにこれる新栄駅直結の美術館


なんといっても
「涼しい」し…「涼しい」し…

きっと、冬は「暖かい」だろうし…

休日の時間潰しにも最適…

私のお薦めの美術館なのです…

 

 



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