高橋研ライブツアー
「2022・続・はじまりの旅~春~」ツアー
怒涛の5日間で、4日のライブ最終日は
2022春…
各務原ミュージックルーム 6-21で高橋研さんのライブ
ここは、言うなれば…オーナー佐伯さんの宝物館のよーなもの…
ギプソン、マーティン、もうそれはそれは高価なギターがいっぱい飾られていて、他にもLPレコードがこれでもかっていうくらいにあって…初めて来た時、こんな私でも、ここに一週間くらい籠って住みたいくらいと思ったくらいだから
音楽に携わる者…ミュージシャンにはたまらないはず…
高価なギターを手にして奏でてみながら
一瞬して、ギター少年に…
最終日なのに…ここにこれば、疲れがぶっとんだように、こんな少年のよーな笑顔で
「土性くん、もうライブはやんなくていいか!」
そんな研さんの冗談を聞き流して
リハに突入…
昼は鰻を食べて、先ほど、薬局で買ったユンケルも呑んで…高橋研さん、もう、それは即、臨戦態勢…笑
MMKさんの三人組が楽しませて温めてくれたこの空間に、満を期して登場した
怒涛の5日間で、4日めのライブ最終日での
高橋研さんのライブレポをば、早速…
「奇妙な果実」
ブルージーな
私にはドストライクな研さんの唄声…
たまらないね!!
この歌を聴けば
本当にどんな悩みも
♪へっちゃら~で♪ケセラセラ~に思えてくる
歌っている合間にみせてくれる
研さんの笑顔が加味されるから…
もう…なおさら…
♪へっちゃら~で♪ケセラセラ~に思えてくる!!
さらにサビのフレーズ
♪人はみんな どっか変な奴なんだからさ~
時々目が合うので、私のことを歌ってるみたいにも…
でも、きっと、研さんは、自分自身のことを表現してるんだろうな…(笑)
「それなり」
疾走感あふれるリズムにのって、ロックテイスト満載で…
♪それなりに満足 それなりに生きてるけれど それなりってなんだ~
この歌詞のように聞かれたら、私きっとこう答えるだろうな…
「時間はお金と同じように貴重なもの」
それ「時は金なり」やないか!
まあ、怒涛の5日間、ツアー4日目、最終日なのに、よくぞボケられた、と自分自身を褒め称えながら
最初のご挨拶のMC
自己紹介の後には、「東海地区ツアー、4日目、疲れ果てています、ユンケルを呑みました…薬物??…笑…に頼らないといけないくらい疲れ果てている」と
その原因を語る研さん
前日が関市のギターマン、そこで歌わせてもらってるけど、そこでこき使われると…笑
オーナーの青木さんが、たくさん俺とジョイントをしたがるんで、しかも彼はエレキギターを弾くんで、僕も元気にやらなくてはいけない…元気に終わって、元気に呑んで、今日疲れ果てている…だいたい、そういう流れになってると
次回のギターマンでは、悲しい歌ばかり歌って、元気を保ってここに来れるような状態にしたらいいのかなと、さっき楽屋で考えていたんですけど、それはそれで盛り上がらないだろうし、どうしたもんかなと思っていますが、今日は最終日なので、英気を残さずにたっぷりここにおいて帰ろうと思ってますので、最後まで付き合ってくださいと述べれば
客席から、拍手喝采!
「まだ、外、明るいよね!久しぶりだわ!明るいうちに歌うの!だいたい歌い終わると、ちょうど呑むのにいい時間になるんですけど、今日はまだそんなに夜は深くない時間に終わるので、さきほど楽屋で話していたベトコンラーメンを食べに行くのかな…昨日は、岐阜タンメンを美味しくいただいたので食い物でエネルギーを蓄えて…笑」
近代化が進んで
街並みが変わってしまった街
新宿のことを歌った
「金色のライオン」
ハスキーな声の響きは4日目とは思えないほどイイ感じ
描かれる心象風景には…
新宿の…都会の中の雑踏のなかで
…賑やかな風景とは反比例して…
その片隅で…生きながらも
そこに描かれる女性は、なんか切ない…
…でも前向きで…そこがなんとも素敵な…
そんな心象風景が…
研さんの歌声で…
心に浮かび上がる…
…もう…新宿に行くたびに…
自然と…いつのまにか
口ずさんじゃってる大好きな曲…
♪新宿も もう変わっちゃったね 僕らが知り合ったあの頃は
ネオンサインだってもうすこし優しかった気がする♪
詞もメロディーも
ホント心に沁みる!!
間違いなく…名曲です!!!
はやく新型コロナウイルスがおさまって、自由に新宿に行ける日がくるといいなあと願いながら…
「嘘つきのロッカー」
研さんの一挙一動…繊細な指の動き…
さらには
…じわっと心に伝わってくる研さんの歌声によって…
…広がる心象風景…
…きらびやかな都会の中に…蠢く孤独感…
そんなことを感じながら…
研さんの描く世界観に惹きこまれる…
秀悦なバラードの連発は
心に沁みる!沁みる!!
唄い終えてのMCは、ここ「ミュージックルーム 6-21」の話
ここに来るときは、ギターを弄らせてもらうのが楽しみで、今日は着くなりオーナーの佐伯さんが、「今日の壁一面は全てマーティン、マーティン勢ぞろいです」って教えてくれて、マーティン…ギターに興味のない方も名前くらいきいたことがあると思うけど、一応、ちょっとだけ説明しておきますと,トヨタみたいなものです??…違うよな…一応、昔は3大メーカーと言って、マーティン、ギプソン、ギルドというアコースティックのメーカーがありまして、その中で今は2大メジャーですね…マーティンとギプソンがトヨタとニッサン、なんで車にするんだろ、スミマセン、喩えが悪い…そういう感じなので、ここにあるギター20本弱ありますよね…これ、みなさん全部持って帰ると家が建ちますよ…笑…その辺のレコードも貴重なので、持っていくと物置が作れます…笑…で、奥にもとっても貴重なギターがあるので、もし帰り、ドリンクのところにも壁際に化粧ケースがあって、そこを覗くと、そこにはマーティン以外のギターが山ほど並んでまして、東京でいうと御茶ノ水のギターやさんよりも、いいギターがいっぱいありますので、是非見物するだけでも目の保養になると思うんで、みて帰ってください…これで、家が建つのか…と言うことですよね…佐伯さんのここは、ホント楽しみで…と少年のように目を輝かせて語る研さん
さらに、話題は犬山城下町へと
あと、前回ここに来た時に、犬山城探索させてもらう時間があって、ふらふら歩いていたら、げんこつあめと言う飴が、こちらの昔からの飴らしく、そこで買ったらすっかりハマってしまって、今日も寄ってきたんですけど、私よりも私の母親とかおばあちゃんに差し上げたら、凄く喜んでくれまして、美味しい!美味しいって…今日もげんこつあめ屋に行って田舎の親に送り、自分も買い、そういう凄い親孝行みたいなことをやってまいりました…なんか、それぞれの街で、行ったら何をしようと言った楽しみが1個でも2個でもできてくると旅はなおさら楽しくなると語る研さん
「ここは佐伯さんのギターと犬山城のげんこつ飴と…で、今日は凄く混んでいて、これ、桜が満開だと、東京ディズニーランドくらいに混むんだろうね…土性君ともさっき話していたけど、地元の人は大変だよなって…観光地がそばにあると、ちょっと買いものに行くにも車を出すのが大変ってことにもなるし、まあ、それが観光地をもっている街の強みでもあり弱みでもあるという…なんで、こんな話をしているの俺…笑…そこのカウンターのところに、ここに訪ねたアーティストの写真、オーナーの佐伯さんと一緒のツーショットの写真がいっぱい飾られているんですけど、それをみてたら、私の友人である小山卓治と言う男がこないだきたのかな…小山卓治は写真うつりもカッコイイし、ホンモノもカッコイイんですけど、小山もここにきて、喜んでここでギターを弾いていたという話も聞きました…小山卓治とアルバムを1枚作り、曲も何曲か共作しているので、その中で昨日も歌った歌を」と
「夕陽に泣きたい」
自然発生的に手拍子発生
盛り上がる中
♪このままじゃいけない このままじゃいけない~
もう心に残るフレーズなど、高橋研さんの匂いが十分感じられるこの曲
♪このままじゃいけない このままじゃいけない
あきらめちゃいけない ため息じゃいけない~
小山卓治さんが、ライブでもよく歌っていて、今までこの歌に励まされてきたことが何度かあった私には、この曲がどうやら新譜に収録されるときいて、めちゃめちゃ嬉しい!!
いやー、新譜が楽しみだー!!
唄い終えて研さん、嬉しそうに
「何だ、みんな手拍子したいのかよ,言ってくれたら、そういう曲をいっぱいやるよ!でも、まあまあその前にやりたいことがあるので…なんか…その…たとえば、いろんなルーティンが、この街でも、げんこつ飴を買いにいくとかできていますけど、ライブも何回もここにきてるとルーティンと言うのか、決まりごとができてきまして、昨日も関市ではいつも来てくれる女性と一緒に、THE ALFEEの曲をハモるという決まりごとがありまして、実は佐伯さんのここでも、MMKの「みなっち」さんと「メリー・アン」でハモるという決まりごとがありまして、ちょっとみなさんに唄って差し上げたいと思うんで、盛大な拍手でお迎えください…」
と「みなっち」さんを招き入れる…
♪星の降る夜は~と即興で歌う研さん…
「ああいうのいいよね…」
「昭和感たっぷりで」と「みなっち」さんが応えれば
「昭和歌謡っていいよね…まあこれも昭和歌謡のようなものですから」
「そうですか?」と聞き返せば「そうですよ!作った本人が言ってるのだから」と研さん
それをうけて、「みなっち」さん
「本当にいい曲ですよ、カラオケでお世話になってます…よく歌ってます」
と言われて、照れてる感じの研さん
「じゃあやってみますか、唄がお上手ですものね…「みなっち」さんは「みなこ」さん??」
「正解です」と答えれば
研さん「じゃあ、高見沢みなこで…私は「桜井研」…ああ、そのままか…笑…」
「メリー・アン」
「みなっち」さん、めちゃめちゃサビのハモリが素晴らしいの…まさに、高見沢みなこさんって感じ…ところで、高見沢みなこさんって誰だ??…笑
もう素晴らしくて素晴らしくて「メリー・アン」が「ベリー・ワン」って感じ…(それを言うなら、「ベリー」じゃなくて「ベスト」だろうけど、韻を重視して…笑
唄い終えて絶賛する研さん
「次はAメロ…2番も歌ってね!」
「いえいえ…」の返答に「割と図太そうな人だけど、シャンとしてるんだよね…」
さらに研さん
「「メリー・アン」…さっきも話したけど、小山卓治もこういう歌を歌うタイプじゃないけど、この歌を凄く歌いたがる…ハモって楽しいみたいで…THE ALFEEの曲はハモることが楽しいようにできているんだね…そういうグループだものね…ああ、楽しかった、ありがとね」と
拍手をいっぱい受けながら「みなっち」さん、ステージから退場
続いては、みなさんが手拍子をしたがってるみたいなのでと
こんな感じでと手拍子を誘って
「唇にメロディ」
はい、加藤いづみさんバージョンは愛らしくていいけど、研さんバージョンも、なんか味があっていいんだよね…
間奏はカズーを鳴らしてご機嫌…でも途中、むせて咳き込んだりしてたのも味があるっていうか…
「楽しいね!手拍子大丈夫?じゃあ、手拍子、足拍子で楽しんでください!ロックンロールを」と
「僕は君じゃない」
盛り上がる!盛り上がる!!ご機嫌のロックンロール
そして、実に心地よい会場、お客さんとの一体感!!
唄い終えて「楽しいね!なんかいっぱい歌いたくなっちゃった」と研さん
みなさん楽しんでますかと声を掛けつつ
ここでのMCは戦争の話題
「連日、ニュースをみてるとウクライナのニュースばかりで、もう1か月くらい…どうにか解決の方法が見つけられるといいなあと思いますけど、なかなか難しいんだろうなと思う部分もある…話してもわからない人って言うのは世の中で何人か出合ったことがあるし、考え方もまるっきり違う人たちもたくさんいたりするので…でも、ニュースで子供が悲惨な目に遭ったり、妊婦が悲惨な目に遭っているのをみてても、心の痛まない人がいるんだなっていうのが、ちょっと…人間とは怖いし、悲しい生き物なんだなと思ったりすることはあります…遠く離れているし、できることはあんまりないんだけど、でも、できるだけ、他人事にならないように、できることがあったら、なんか協力したいなと思っている」と
4月29日に東京でライブをやる、配信もあるので、僕だけじゃなくて、あと4人バンドの連中がきて配信ライブをやるので、もしよかったら来てただけると…収益金からウクライナの寄付金を募って差しあげるということになっておるのでと…下北沢でのライブの告知をはさんで
そのヨーロッパというのは地続きで、縄張りだ、陣取り競争みたいなことが起きがちなところなんでしょう…そういったところの国境なんてなくなればいいのになと言う歌を
「僕たちの国境」
緊迫感の感じられるメロディアスなサウンドの中のどこかに
切ない雰囲気が漂う…
サビのメロディーは秀悦
メッセージ性の感じられる歌詞は
心に響く!響く!!!
♪国境線を越えて かならず会いに行くよ
国境線を越えて 今すぐ会いに行くよ~
このフレーズが実に印象的で…
いつまでも…いつまでも心に響き渡る…
唄い終えての本編最後のMC
われわれシンガーソングライターみたいな人たちは因果な商売で、悲しいことがあると歌ができる…失恋すると歌ができる…中村あゆみさんが歌ってくれた「翼の折れたエンジェル」も実は、恋に破れて作った歌だと
「なんか、そういう胸が締め付けられる思いをすると歌ができる…しょうがないけど、これが僕らの職業柄の性なんだろうなって思う…11年前、故郷、岩手、宮城、福島も込めて震災がありまして、そのときに出来上がった歌を最後に」と
故郷に帰るたびに沿岸の街へ行って復興の具合をみにいったりすると、もうすっかり景色は変わってしまって、本当は渚があったところには、防波堤ができ岩陰にはテトラポットがいっぱいあって、ちょっと人工的な港がたくさんできていると…でも、まあ、しょうがないんだろうなと思いながらも、やっぱり昔の景色を懐かしむ自分がいたりして、歌うたびに、その光景を目に焼き付けようと思っているので、そんな気持ちをこめて、最後にと
「帰れない町」
研さんの笑顔とは対照的な
実に切ない唄
背景にあるのは
原発、大震災…
しゃがれた…かすれた
ハスキーな歌声で…
心象風景が…はっきりと浮かび上がり
果てしなく切ない…
ハープの響きが切なさをより彩って…
さてさて、鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手に応えて
UN
お客さんに感謝しつつ
さっきから名前が出ている小山卓治と共作した歌をと
今、アルバムを作ろうと思って制作中でしてこの曲もたぶん入れることになると…でも、なかなか進まない…笑…宅録…
「自分の家でやってるから、自分の家でやると怠けるじゃん!人間って!スタジオを借りて、外でやってると、その時間で終わらせなくてはいけないから、と思うけど…自宅だとそうはいかない…TVみたりYOU-TUBEみたり、ギターがうまく弾けないと、すぐ休憩ってなっちゃうから、まあ、そういう自由さもアルバムの雰囲気の中に入ったらいいなと思っているので、ぜひ買ってください!いつになるかわからないですけど…次の次くらいに廻って来る時にはもって…次は、無理だから」と、そこに収録される予定の曲
小山卓治さんとの共作
「ジオラマ」
小山卓治さんらしさが伝わってくるこの曲を高橋研さんが渋く…渋く…
いやあ、かっこいい!
都会の片隅で影と光が垣間見える高橋研さんの姿が、小山さんとは、これまた別の世界観で彩りを放って…
いやあ、アルバムが楽しみだー!!
「最後は、一人で終わるのが寂しいので、もう1回、MMKのみなさんを呼んで、何も決めてないけど、一緒にやります!!MMKのみなさんです!」
心底、戸惑うMMKのお三方
だって、そんなリハはやってないし…笑
「大丈夫!大丈夫!怖くないから―!歌うよ!」と研さん
「怖ーい」と「みなっち」さんの率直な気持ち
研さん
「「翼の折れたエンジェル」をやろうと思うんだけど、盛り上がると思うよ!」
と、その場で即興、サビのハモリの練習をして
「全然、大丈夫!!」
サビの練習を何度かしつつ
「間違えても拍手だよ!最終日、一人だと淋しいじゃん!」
MMKのまみさんは、鳴り物でハモリから遠ざける作戦…笑
さてさて、ラストの曲は
「翼の折れたエンジェル」
もう研さん、水を得た魚のように元気いっぱい!!
手拍子で、お客さんも巻き込んで、それはそれは見事な一体感
「みなっち」さん、ハモリがめちゃ上手い!!!
もう、翼が折れても飛んじゃいそうなほど、大盛り上がり
ラストは♪いつかは飛べるぜ エンジェル~
どんどんテンポが速くなって…昇天!!!
春風亭昇太さんじゃないよ!それは笑点(しょうてん)!!
高橋研さん、最高!!
MMKさんに感謝の言葉を…それにしても研さんの無茶ぶりにも応えるMMKさんも最高!
いやあ、ほんとに濃い!濃い!!5日間の同行、4日のツアーでした…
私なんか、歌ってもいないのに…終わったあとの、この「祭りのあと」状態は、毎度のルーティン
なんか楽しい祭りが終わっちゃった…みたいな…
この4日のツアーのヒーローは
もちろん、高橋研さん
写真は「ヒーロー乾杯」というよりも「疲労困憊」の図…のはず…笑
ホントに笑って笑って…濃い!濃い!!ツアー珍道中
この後、濃いみなさんと…笑…ベトコンラーメンの濃いスープを呑みほしたのでした…笑
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