舞台の裏のウラ話＜アンサンブルにもいろいろあって・その９＞

少しずつ話がズレながら、
果てしなくディープになっていく・・・


あ、それから、私の書き方で、
誤解されたかもわかりませんが、

これは、ひとつの団体の話ではありません。
少しずつタイプは違えども、
こういう「タチの悪い団体」が、いくつもあるんです。


また、実を言うと、
普通に活動している団体さんでも、

そこまでノルマ取るか？　とか、
客演にそこまでやらせるか？　とか、
衣裳代や小道具代を負担させるか？　とか、
素人のような役者と一緒にやらせるか？　とか、

問題のある所は沢山あります。

しかし、結局、問題のある所には、
いい役者が出なくなるため、
作品のクオリティが落ちていき、
あまりハッピーエンドにはならないんですね。


・・・って、
全然違う話をしてた！



タチの悪い団体は、クオリティも低いので、
ゲストが手を抜く・・・という話でした。

実は、これに近い話がありまして、

一度だけなのですが、
著名な劇作家の公演で、悲惨な例を目撃しました。


この方は「過去の有名人」などではなく、
当時は現役の、本当に実力のある有名な劇作家で・・・。


もう７、８年前のこと。

友人が客演した団体さんの、
「作・演出」の名前を見て、

「ええええっ！」
と声を出すほどびっくりしました。

いや、もう、だって、
そばにも寄れないような超ベテランの、
劇作家の名前だったんです。


どちらかというとＴＶのシナリオ中心で、
タイトルを言えば、すぐわかるようなドラマを、
沢山書いている大御所。

舞台なら、大劇場に有名俳優がズラリ、
みたいな公演ばかりやっている方。


でも、その時の劇場は、典型的な小劇場。

　　なんでこんなすごい方が？？

チケットを頼むついでに、その友人に聞いてみたところ、
主宰のベテランの女優さんと知り合いで、
それで引き受けて下さったのだとか。


あんな方に稽古してもらえるなんて、と
本気でうらやましい、と思っていたのですが、

終演後。
その友人に話を聞いて、ゾッとしました。


（写真はイメージです）


　　　　（つづく）




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今のベランダ

夕方とは思えない気持ちのいい空。
昨日の雷が嘘のよう。

どこかしらから、甘い花の香り。

今日はベランダで深呼吸。



最近、今まで見えてなかったものが、見えてきた気がする。

といっても、
元の生活に戻ったら、
すぐに見えなくなってしまうんだろうけど。




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