舞台の裏のウラ話＜アンサンブルにもいろいろあって・その１１＞

著名な劇作家というだけで、
信じてはいけない、と、
まぁ、私自身、勉強にはなりましたが。

ただね。

そんな著名な人じゃなくても、

ホンの上がりが遅くて、
本番寸前でも、
まだ台本が出来上がらない状況というのは、

　ものすごーーーーく、

　ものすごーーーーく、

よくあるんです！


私の経験したワースト記録は、
忘れもしない、

　本番1週間前なのに、

　まだ、

オープニングしかできてなかった！！！

この時なんて、登場している役者はせいぜい数人。

オープニングに登場しない役者は、
自分がどんな役かもわからない


自分たちは悪くないのに、
ギリギリになって、
無理やり台詞を詰め込まねばならない時って、
モチベーションの維持が難しいんですよね。

先に「怒り」がありますから（笑）

やはり台詞は時間をかけて読み込んで、
熟成させてから舞台に立ちたい。

これが役者の最低限の望みです。


なので最近は、
初めての団体さんからオファーは、
受ける前に、徹底的に情報を収集します。

稽古場の状況はもちろんのこと、
何よりチェックするのが、この「ホンの上がり」

「あそこはホンが遅いよ」
なんてヤバいところには、ぜーーったいに出ません。

だって私、
自慢じゃないが、
台詞、全然覚えられないんですよ！

って、そこで居直ってどうする


・・・って、
話がまったく違ってきてるーー


（写真はイメージです）


　　　　（つづく）




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