「見よ飛行機の高く飛べるを」という作品に、
私、2回出ておりまして、
その2回目が2年前だったのですが、
まずは簡単に、このシーンの説明をさせて頂きます。
*
明治末期の女子師範学校で、
ある事件をきっかけに、
女学生たちが、ストライキを決行する。
そして、いろいろあって(雑だ・・・


この写真のシーンは、
結果的に彼女たちを裏切る形で、
ストライキをやめさせた安達先生(赤いハチマキ)が、
2人だけ談話室に残って、
ストライキを続けている延ぶと初江(主役2人)に、
ドン、とドアを叩きながら、
「ごめんなさい」と謝って、泣き崩れるシーン。
切なくて、つらくて・・・
でも、大好きなシーンです。
といっても、
ドアに続いて壁があるワケではなく、
「あるつもり」の、芝居の「お約束」で、
みんな、こんな感じで、ドア越しに喋ります。

ちなみに、主役たちの髪がグダグダなのは、
これがヘアメイクさんのいなかった、
ゲネの時の画像だからでゴザイマス

*
そしてその日の本番も、
新田えみちゃん扮する安達先生が、
万感の思いを込めて、
ドアをドン!
「ごめんなさい!」
・・・と、
・・・と、
・・・と、
閉まっていたドアが、
ふわっ
と開いたかと思うと、
数センチ開いたところで、
ふーわふーわ
うぉぉぉぉ



(つづく)
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