安達先生が、ドアをドン!
「ごめんなさい!」
・・・と、
閉まっていたドアが、
数センチ開いたところで、
ふーわふーわ。
うぉぉぉぉ



場にいる全員が凍りつきました。
*
部屋の中と外。
ドアの向こうにいる相手の顔は、見られない。
でも、お互いに、思いは伝わる・・・、
というシーンなのに、
ドアがこのままパッカーンと開いちゃったら、
もうどんな芝居したって、
すべてがぶち壊し!!
*
ドアの向こう側にいるのは、
延ぶ役の春名風花ちゃんと、初江役の廣瀬響乃ちゃん。
こっち側は、安達先生役の新田えみちゃんと、
青田先生役の大久保洋太郎さんと、
菅沼先生役の私。

ドアの向こうとこっちで、
それぞれ、立場が違う役の5人が、
思う事はただひとつ、
これ以上開くなーーーーーーーっ!!!
叩いた安達先生も、
ヤバいと思ったのでしょう。
もうこりゃ、
何があってもドアは叩けない

そこで、言葉だけで、
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
(開くな!開くな!)
だけど、ここは、
終ったあと、ヘトヘトになるほど、
思いを込めて演じるシーン。
彼女の息づかいの迫力だけで、
ドアが開くんじゃないかと、
もう気が気じゃない

でも、そんな心配をしつつも、
頭では、また違うことを考えていて・・・。
(つづく)
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