しかし、いつまで続くんでしょうね、この寒さ
まだ洗ってなかった冬物を、
また引っ張り出して来ています。
とまぁ、それはそれとして・・・、
後ろ向きの多い、小劇場のアンサンブル。
もちろん、懸命に演じるからこそ、
楽しいのですが、
うーん。
やっぱり、何かしらの緩みがあったのかなぁ
*
その時の作品というのが、
アラブっぽい格好をした、
王様やら兵隊たちが登場する、
ファンタジーというか何というか、
そういう感じのものだったんです。
個人的には、はっきり言って、とても苦手
だって、普通の日本人のおじいちゃんが、
王様の格好しても、似合うワケないでしょ?
ちゃんとしたシェイクスピア作品がOKなのは、
それだけ役者の演技力が・・・ととと、
口が滑った
*
ま、そんな話だから、
アンサンブルが大勢必要だったんですね。
そして、そんな話だから、
群衆が兵隊たちに向かってわーーっと詰め寄って、
兵隊たちがそれを振りほどく、みたいな、
そういうシーンもありました。
で、いつものように、わーっと詰め寄った我々を、
兵隊長が恫喝するのですが、
この隊長役をやっていたのが、
ベテランのBさん。
巧い人だから迫力がありました。
なんだけど、たまたまその日、
彼の芝居が違ってたんですね。
計算してたのか、その場の勢いで変わったのか。
あれ? Bさん、今日芝居が違うわ、
と思った途端に、
彼に向かって、ふっと微笑んじゃったんです。
にたぁ
そしたら、にらみつけている顔が、「ウッ」。
・・・で、なんか「ふにゃ」っとなっちゃった。
数秒、時が止まりました。
*
終わってから彼に、
「もう、望子さん、やめてくださいよ〜」
と嘆かれましたが、
私もそういうつもりじゃなくて、
意味もなく、ふっと笑っちゃった。
まぁ、普通に芝居しているときに、
そんなことをした経験はないので、
やっぱり、緩んでたんでしょうね(笑)
ちなみに、
稽古場では、あんなにピリピリしてたのに、
本番ではみんな、盛り上がること!
役者っていうヤツは、まったくねぇ・・・。
しかし、和気あいあいとは別に、
このときはねぇ、
あったんですよ、本番中に。
とんでもない「事件」が・・・。
(写真はイメージです)
(つづく)
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