端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

感 涙

2014-10-18 | 思うこと

先日 地方新聞の地元の 若い記者さんが「布あそび展」の取材に 見えました。 

勿論 わが息子より ずーとお若い記者さんです。

二人のおばさんを前に 色々聞かれますが この思いをどうやって若い記者さんにわかってもらえるか 母ちゃんが 息子を諭すような取材になっていました。

昨日「布あそび展」開催中の 記事が掲載され 沢山の方に 来ていただきました。

そんなお客様の中に なんと県北に住む 高校の同窓生と県南に住む同窓生3人が 私に会いに来てくれました。

感激です。

あのころの セーラー服のままでしたなどと言えば 叱られそうですが 本当にあのころのままです。

お昼休みに 映画の話 先生の話 食べ物の話 と今思えば あんなことがどうして楽しかったのかと 不思議です。

伴侶を見つけ 子供を育て 親を見送り 今なお元気に 孫の相手をし それぞれ生きがいを見つけ 忙しい中 電車に乗ってきてくれたのです。

白髪を染め 若いふりをしても しわは隠せません。

そんなものは どうでもいいのです。 時は昭和30年に戻っていました。

4時間ほど 楽しいときを過ごし お別れでした。

なんの おもてなしもできなかった私は 胸を熱くするだけでした。  

駅までのタクシーに乗り込んだ 3人 運転手さんに「 おばさん3人ですが よろしくお願いします。」 と  頭を下げて見送る私。

青春は 思い出しても いいもんだ と 思った日でした。