端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

大晦日

2016-12-31 | 思うこと

空き箱に 最低限の縫物道具をのせて 狭い家の陽だまりを探して 動いています。

宮崎県も 季節らしく寒さを増してきましたが 穏やかな冬の日差し一杯の 大晦日を迎えています。

40戸に満たない集落のはずれに 神社があります 高台の集落の先祖は 四国からの移住者だと聞いています。

厳しい開拓の日々の心のよりどころは あの金毘羅宮だったのか 海のお守り金毘羅様が 御神体です。

暦の変わる深夜それぞれが 神社に集まり たき火を囲んで ラジオの除夜の鐘を 待ちます。

温かいぜんざいの大きな鍋 つまみのするめ めざしは 菰樽のあけられるのを待っています。

久しぶりに里帰りの方や お孫さんに会えるのもこの時です。

新年のあいさつや 近況の話に 笑い声が響きます。

昔 新年に家々を回っていましたが 今はそれもありません。

洗濯機や 鍋の様子を見ながら 立ったり座ったりしつつ 針を握っています。

爺と婆の 大晦日 何事もないのが一番と 自分に納得せています。

この一年 私の下手なブログを 訪ねていただいた皆さん 本当にありがとうございました。

私にとってどんなに 励ましになったことか 心から感謝します。

くる年が 皆様にとっても 私にとっても 良き一年であるように お祈りします。

本当にありがとうございました。                  穴熊の女房