毎日の猛暑に 参っています。
汗をかいた後に ぐいーと冷たいビールを飲めるといいのですが 体質が受け付けてくれません。
そこで 冷たいアイスを 冷蔵庫から出して かじりつくことになります。
小学校の 3年生まで通った街中の学校は 自宅まで色々な商店街を通って通学していました。
その中にアイスキャンデーを製造しているお店がありました。
窓際が 販売の窓口でしたが 沢山の配管は いかにも冷たそうに水滴をつけ いつも冷却器の大きな音が響いていました。
古い木製の蓋を 開けると割り箸をつけたアイスキャンデーが 沢山並んでいました。
戦争に負けて3年しかたっていない日本でしたから 大人は必至で働き 子供たちは空腹を抱えていました。
おやつは 冷やしたトマト きゃうり 茄子がおやつでした。
家庭に冷蔵庫のない時代ですから 自転車のアイスキャンデー売りが 鐘をチリン チリン鳴らしつつ 荷台に木箱を乗せ 売り歩いていました。
溶けかかった アイスキャンデーは 今のアイスよりずっと 硬ったような気がします。
高齢者二人の生活ですから 近頃は 抹茶のアイスキャンデーが 我が家のブームです。
近くの 量販店の アイス売り場には 沢山の種類のアイスクリームや アイスキャンデーが これでもかと言わぬばかりに 並んでいます。
地球の戦火の中にいる 子供たちはこんなアイスキャンデーを味わうことがあるのだろうかと ふと思ってしまいました。