夏祭り
私の住む 小さな集落の先祖は 四国の香川県の出身だったようです。
その証拠に 集落の神社は 海の神様 金毘羅神社です。
一年交代で 講番が決められ 年に4回の 祭りが 執り行われます。
一番 のメインは秋のお祭りです。 昔は 子供相撲や 出店も並び 親戚に祭りよーと呼びかけ それなりのごちそうを作っていたようですが 車社会になり 便利になり 子供が少なくなり 今は 年寄りばかりが集まって静かに 神主さんの 祝詞に 頭をうなだれるのみです。
今年の 夏祭りは 今度の日曜日です。
戸主が 参加して 神主さんに祝詞を上げていただき 豊作と集落のみんなの健康をお願いします。
そんな ささやかなお祭りとは別に 今日と明日は 昔 村だったころの メインの神社のお祭りで おみこしが 私の集落にも お立ち寄りくださるとかで 暑い中 お神輿御一行様の お出迎えでした。
軽トラックから おろされた お神輿をくぐって また戻ると 半年の厄落としとか みんなでくぐりました。
そして 怖ーいのは このお方 ご夫婦らしいのです。
肩から大きな袋を下げています。
昔は 祭りの行列に ついて回り 商店の品物を 遠慮なく 入れていたとか きいています。
今は お店も姿を消していますので 鞄は空のようです。
手に持った青竹で 痛いところをたたいてもらうと 回復するとか 私も腰を お願いしてたたいてもらいました。
そんなことより 子供にとっては とてもとても 怖ーい存在で 胃袋さんが来るといえば 歯磨きをする子がいると ママの話を聞きました。
穴熊さんも 今でも子供のころ 怖かったーと つぶやいています。
どうして胃袋という 名前なのか よそ者の私には わかりませんが その分 嫁は優しいお方のようです。
境内を 涼しく吹き抜ける風を感じながら 子供の鳴き声と大人の笑い声が 続いていました。