新しいことには ついていけない 高齢者です。
過去のしっぽに しがみついて振り落とされないように 頑張っています。
先日 クリスマスイブに 料理上手の友達が真っ白い平皿に オーブンで焼いた
鶏ももと羽身を片手に「今夜は 焼き鳥食べる日よ」と大分弁で
ほやほやを届けてくれました。
後日 この白い皿を見つめ 昔々子供のころ母は マッチを乗せて お礼の言葉と
ともに 返却していたのを 思い出します。
あちこち マッチを探しますが チャッカマンは何本も見つかっても マッチは
見つかりません。
ようやく見つけたマッチ 軸はそそくれた粗末な木製 まあるい先端は 白一色
あの可愛い 丈夫なピンクのものは見つかりません。
生活の必需品だったマッチ どこに消えたのでしょう。
それより右手をかざし かまどの前で勢いよく 一度で火をつける女も
見かけなくなりました。