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端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

初 盆

2008-07-14 | Weblog
どこに住んでも その土地 その土地の慣わしや 伝統的な行事は
あるもので 新参者がとやかく言っても だめなものはだめの
ことが多いのですが 時代とともに 若い方たちの考えも入れて 
田舎は変わりつつあります。
又変わらなければ いけないと私は思っています。

昔から 盆は8月と決まっていましたが 早期水稲の取り入れ時期と
重なるので 生身の人間が勝手に盆は7月と決めていましたが 大型
機械の導入等で手早く終わるようになり ここ近年は 8月にお盆を
されるお宅が多いようです。

集落はいくつかの 講中に分かれていますが 特別な付き合いを除けば
この講中ごとに行われるのが普通です。

初盆を迎えられる お宅には 七夕の7日の日に提灯を届けます。
初盆のお宅は青竹を 用意しそれに沢山の提灯を下げ 初めて盆を
迎えます。 
親戚 ご近所に 盆にお参りくださいと 主は声をかけて回ります。

盆の当日は お盆らしいご馳走とお酒が振舞われ 夕方には皆で 
集落のはずれのお墓まで 青竹に下がった提灯を担いで行き そこで
焼却するのです。
昔は 其の提灯が欲しくて 子供達がぞろぞろ付いて行き 争って
もらっものだと 穴熊さんは言います。
今は 沢山の提灯も処分に困るからと 「お提灯料」に変わり 盆の
振る舞いも盆に近い休日になりました。

昨日 ご近所の初盆に招かれ 穴熊さんは いい機嫌で帰ってきました。
故人をしのんで 話も弾みますが 人間は勝手なもので 生活に追われ
日々疎くなり 段々忘れられていきます。

父も母も 逝ってしまった今 時折思い出すだけですが 元気にしている
自分を どこかで喜んでいるだろうと 信心薄い私は勝手な解釈を
して生きています。

タバコ畑は 一枚一枚の黄色くなった葉を収穫します。
良く枯れてからでないと ニコチンの含有量が多いのだとか。
暑い暑い 夏の仕事です。

蚊 帳

2008-07-13 | Weblog
昨日は あちこちで猛暑になったらしく 熱中症の患者さんの報道を
していました。
他人事ではありません。 水分を取って暑さ対策をしなければと肝に
命じています。
地球も段々暑くなり 夏の暑さも 私が子供の頃より暑くなってきている
ように感じます。

田舎に住んでいると 窓を開け放し 一晩中網戸です。
天然の風と 星空を見ながら寝ていますが 蚊が出ますので 今流行の
液体の蚊取りをコンセントにつけています。

子供の頃は 生活環境も悪く どぶや下水道の整備もない頃でしたから
もっぱら寝るときは 蚊帳を張って寝ていました。
其の仕事は 長女の私の役目。 
踏み台に上って部屋の四隅の蚊帳つりに 丸い金の輪を取り付けて
いくのですが 青い蚊帳の布の上で 泳ぐ弟達といつもけんかになって
いました。

蚊帳の前に正座し すそを二 三回振り一気にめくり蚊帳の中に
入らないと 蚊を連れ込むことになり 翌朝はかゆい思いを
するのです。

それにしても あの普通と違う狭い空間は子供にとってなんとも
楽しいものでした。電気を消して蛍を放したり 垂れた天井に
足蹴りしたり 蒸し暑い夜も 楽しいものでした。

貧乏な我が家の蚊帳は 一色の○染めでしたが そんな蚊帳の古い
物が骨董市に出ていて おしゃれな衣類に変身しています。
あの蚊帳こそ エコの代表だと思っています。

通院の途中に見かけた 「ゴマ」です。
以前は良く畑に植えられているのを見かけましたが 今は 珍しく
なりました。
これには大きなコロコロの 青虫が良く付いていたので 探しましたが
居ませんでした。
薄紫のベルの形の花 可愛いものです。



小さな 小さな 端切れは つないでキーホルダにします。
気分転換に 作っています。

脅 す

2008-07-11 | Weblog
梅雨が あがりいよいよ夏ですが 昨年はこの時期長雨で 米の品質が
どこの農家も悪く 不作でした。 
今年こそはと 米を作る農家は 頑張っています。

昔 貧乏な百姓を三反百姓と 呼んでいましたが 収穫量の少なかった
昔は 沢山の田んぼの面積を必要としたのでしょう。

我が家の穴熊さんが耕作する面積は 二反にも満たない面積です。
貧乏百姓もいいとこです。

それでも 毎日田んぼに出かけ 水の取り入れの調整をしています。
実が沢山付けば 茎が支えきれず倒れますし 茎だけ強くなって実が
少なくなれば 不作になるしその兼ね合いが難しいようです。

稲の花が 消えそろそろ実になる頃 甘い汁をめがけて「すずめ」が
集団でやってきます。
そのため すずめに遠慮していただくために 色々手を打ちます。

小学校の演習田は 早々と 案山子が立ちました。
まだ穂も出ていません。

昔は 豊作を祈って 家族で案山子を作って 立てたのでしよう。
今は キラキラテープの防雀テープを 田んぼの周りにひらひらさせて
居ます。
このテープ 農家の方は簡単な呼び名「雀脅し」といいます。


一枚の田んぼに 張られると それ以外の田んぼに雀が集団で 
舞い降ります。
こんなことも 米作りの影の苦労でしょうか。
(実るほど 頭を垂れる稲)自然には 教えられることばかりです。 

メタボ

2008-07-10 | Weblog
私の町でも あのメタボの検診が 地区ごとに指定して始まりました。
今日は 私の地区が該当し 穴熊さんと二人朝食抜きで早朝から
出かけます。
二人とも外見は立派な メタボですから どんな判定が出るのか 気に
懸ります。

それにしても 朝飯抜きなので 朝台所に立たないことは なんと楽な
ことか 手持ち無沙汰で仕方ありません。

そこで畑の「空芯菜」を 収穫してきました。
夕食の準備です。
中華なべに 油を入れ薄切りにんにくを炒め 薄切りベーコン 5cm
ほどに切りそろえた「空芯菜」を味付けながら 炒めます。
ご飯のおかずに美味しい 我が家の一品です。
 
暑いのにこの「空芯菜」だけは元気です。
夏の葉物野菜の 少ない時期重宝しています。
今日も 暑い朝日が照りつけています。猛暑日になりそうです。

白 熊

2008-07-09 | Weblog
梅雨明けが宣言されたとたん 一気に暑い夏です。
疲れやストレスが 溜まっているとの意見が一致して いつもの
縫い物仲間と お昼を一緒にしました。

この暑さに 「氷」のメニューも一杯。
ご当地 氷の「白熊」です。
お店によって 氷の上のトッピング色々ですが 今日のレストランは
アイスクリームと話題のマンゴウ グレープフルーツ ゆで小豆
がトッピングしてありました。
デザートは別腹と 言いつつ一杯を二人でつついて 満足 満足。

こんな子供の喜ぶものを食べるときは 遠い昔の子育ての頃を
思い出します。
こんなにデザートを ゆっくり食べられるのも 高齢者の特権かも。

繕 う

2008-07-08 | Weblog
古い布の端切れを広げて 針と糸で遊んでいますが 出来上がった
袋には そんなに執着がないのです。
子供が小さいとき プラモデルや ジグソーパズルを仕上げるのは
私の役目でした。

今も布を広げて 鈍くなりつつある脳を 働かせて作っています。
そんな訳で 自分で使うことは めったにありませんが この袋だけは
気に入って使っています。

いつも 持ち歩く品々が程よく収まり 肩にかければ 両手が使えて
何より私の 体に優しく沿ってくれます。
出来立ては こんな感じでした。


そんなバックも 敵のように使っていると薄くなったところや 弱った
ところが出てきます。

中袋をはずし 表から布をあて 白い刺し子の糸で 繕います。
元々紺の刺し子の糸で刺して 仕上げていますので 繕いの白の刺し子
の糸は 目立ちますが それが又いい感じです。

これからもあちこち 繕って 布が色々重なって 糸が重なって 
いい感じの袋になりそうで うれしくなってしまいます。

袋の繕いは 自分でなんとかなりますが 歳を重ねて 出てくる体の
繕いは お医者様に頼るしかありません。
厄介者の 帯状疱疹で頂いた 高い値段の薬 一週間分しか保険が適用
されないとのこと。
人それぞれなのに こんなことを一律で決めている 保険制度自分が
病気になって 初めて知りました。

高価な病気の帯状疱疹 5日目です。
皆さんに 心配していただいていますが 少しづつ 回復しているようです。

夏です。

2008-07-07 | Weblog
梅雨の愚痴を言っていたら 途端に梅雨明けらしいとのお天気お姉さん。
とたんに 暑くなり猛暑です。
帯状疱疹の痛さと この暑さで踏んだり けったりです。

体は正直です。 どこか具合が悪いと 食欲もありません。
カブトムシみたいに西瓜 メロン と水菓子ばかり食べています。

そこで今朝は 「冷汁」にしました。
私の住む地方の郷土料理ですが 子供の頃から食べている なじみの
料理です。
食欲のない夏に 本来は麦飯にぶっ掛けて食べますが 品がない
といえば品のない 庶民の料理です。

子供の頃「冷汁」の朝は 目が覚めると 母がすり鉢を当たる音が
聞こえ急いで 起きだしてすり鉢の淵を押さえ 母のしぐさを見て
いました。

同じ「冷汁」といっても作り方や 材料がいろいろのようです。
出しに入れるのは 焼き魚の身のほぐし身か  煮干を炒り焼き
したもの等 それに 炒りゴマ 落花生などをすり鉢であたり 
豆腐 味噌を入れ お湯で伸ばし スライスした胡瓜 大葉 冥加
など散らして ご飯にかけて食べるのです。

汁をかけて食べる 食べ方を父は特に嫌っていましたが この「冷汁」
だけは 喜んで食べていました。

こんな朝は 漬物とラッキョウがあれば十分でしたが 家族が健康で
丸い飯台に揃い お代わりをする子供達を眺め 貧乏人の幸せを感じ
て居たのだと この歳になって思い出しています。 

老 い

2008-07-05 | Weblog
ここ 一週間ばかり なんだか体調が変でした。
プール行きもあまり気が進まず 食欲も小さくなり 大将をさせて
もらっているのに 不満が溜まり いらいらしていました。

そんな日が 一週間。

二,三日前から腰の辺りに 虫刺されのような痛み 
軟膏を塗ってもだめ この時期「草取りでもしたの?」と
まわりの外野席。

横になれば 刺されても分からないほど 寝ぼ助の私がとうとう 
痛みで 夜寝れなくなりました。
もしか もしか と朝一番に行った皮膚科で「帯状疱疹」の診断。

患部は 左のわき腹後ろから始まり 前に回ってきそうです。
これ又 自分で見えない場所なので 歯がゆい限り 他人の目で
確認してもらっても いい加減です。
しかも この痛み 尋常ではありません。

以前は入院して 点滴治療でしたが 今は薬が出来て 大丈夫との
医師の話。

色々調べてみると ストレス 免疫低下 などで子供の頃の水疱瘡の
ウイルスが又 動きだしたとのこと。
ストレスといわれても……。
原因は7月になっての 諸物価の値上がりか 穴熊さんか なぞです。

改めて 体の不思議さと 老いを実感しています。

沢山の 薬を間違いなく服用すべく テーブルに並べて 
謹慎中の私です。

2008-07-02 | Weblog
やっぱり 梅雨です。 少し陽が出ても すぐ曇ります。
この時期 草刈が大事な仕事になります。

昔は 大抵の農家には農耕の牛が居ました。 家族と同じように
可愛がられ 畑や田んぼを耕していました。
そんな牛のために朝早く 田んぼや農道の草を刈り 牛の餌にして
いました。
そのため 草が茂ることはあまりありませんでしたが 牛の仕事が機械に
代わり 田んぼやあぜ道の草刈りは 特別の仕事になりました。

少しの 晴れ間に田んぼに行ってみると 藪の鶯も 歌が上手になり
自慢の声で鳴いています 稲ももう穂が出ています。
良く見ると 花を付けています。

これからは 台風のことが気になります。後一ヶ月ほどで収穫時期を
迎えます。

小さめの手提げが出来ました。

横から見たところです。
幅14cm 横のまち14cm 高さ23cmです。
 

7 月

2008-07-01 | Weblog
梅雨と分かっていても 毎日毎日降る雨にうんざりです。
穴熊さんもゴルフが出来ずに 何回か取りやめでした。

そこで「照る照る坊主」を作り 下げていたら 昨日と今日はかろうじて
晴れでした。
照る照る坊主さんが 願いを聞いてくれたのでしょうか。

梅雨の合間の晴れの日 さすがに怠け者の私も 大忙し。
久しぶりに スーパーに買い物に出かけましたら 何もかも値上がり
していて ビックリ。

年金で生活している 私たちの生活 苦しくなることばかりです。
贅沢は言いませんが 世の中の 弱者が安心して生活できるように
考えてもらいたいものです。

いよいよ7月 畑の隅の 栗の木は小さな実を付けていました。