超人日記・俳句

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#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">クレンペラーのEMIのマーラー届く</span>

2011-10-19 19:02:12 | 無題

待望のクレンペラーのマーラー交響曲集(EMI音源集)をきく。
17日が発売日で6時半の段階でオンラインで入荷待ちだったのでこれは発売延期かと思ったら新宿の回転寿司に行く前にタワーレコードに寄ると入荷済みで店頭で売っていたので買って帰りたかったが、通販とダブると困るので泣く泣く買うのをあきらめた。回転寿司で友人と会って安い皿とビールを頼み、談笑して1481円。
友人は名古屋のトゥーサムという店でクワイアーで歌った。憑かれたように歌い尽くしたと言っていた。

家に帰って十時半頃オンラインで入荷済みになっていた。買って帰らなくてよかった。翌日出荷準備中、発送準備中、発送となった。
今日宅配で受け取って聞く。
今、マーラーの7番を聞いている。7番は一時期入手困難で中古で数千円で売られていた(9番も事情は同じ)。EMIで再発売してからも2枚で二千数百円だったのでちょっと手が出なかった。
クラシック好きの友人によると究極の演奏だという。
聞いてみると確かにクレンペラーのベートーヴェン交響曲全集のようにひじょうに遅い。ゆったりとした止まりそうなテンポでマーラーの思い描いていた音を執拗に表現する。友人が言うように異常な時間感覚がある。それが何とも言えない美音なのである。
このマラ7は癖になる。2番、4番、7番、9番、大地の歌と歌曲つきで二千円を切る破格のお値段。
クレンペラーはマーラーでも同じ曲ばかり何度も録音していて、1番など見向きもしない極端な審美眼。
とても全集を残すようなタイプのマーラー指揮者ではなかった。
その異常な時間感覚、執拗な楽譜表現、独特の審美眼が堪能できるのがこのマーラー交響曲集(EMI音源集)である。
スタジオ録音だけあって録音状態も万全である。クレンペラーのような頑固で巨匠テンポの長大な世界を垣間見たい人に是非お勧めのEMIフランスの快挙と言えるボックスセットである。

御大の巨匠の深い審美眼垣間見るならこの音を今



コメント
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