イタリア四重奏団のベートーヴェン四重奏集、ユニヴァーサルイタリアフィリップス盤入手。
前にボールト指揮エルガー交響曲と管弦楽曲選集とともに貸して貰ったので探究盤だった。
ミトロプーロスのマーラー選集多く見掛ける。みなミトプーを売り払って平気なのか。
バレンボイムの新しいベートーヴェン交響曲全集の巨匠ぶりには脱帽。巨匠プレイみたいではある。
テンシュテットのメモリーズのベートーヴェン全集は凄絶で臨場感がある。
たまに中古CD店で見掛ける。
私はと言えば吉祥寺ディスクインがまだ輸入盤に力を入れていた頃、発売当時新品で入手した。
テンシュテットの第九を検索すると、BBCの1985年盤、凄絶な1991年盤、諦念の美の1992年盤があるという。私の持っているテンシュテットのベートーヴェン全集の日付けを見るとまさに1991年8月31日。
凄絶な1991年盤である。
聞いてみると走るテンポ、只ならぬ切迫感、異様な熱気と臨場感が手に取るように伝わってくる。
概して奇数番は凄絶、偶数番は穏やかだがともに臨場感は格別。
メモリーズのベートーヴェン全集は一応ボックス仕様だがインナースリーブはぺらぺら、音盤も薄く、
音源の出自も多種多様で、正規盤とは違う。
ただテンシュテットのベートーヴェン全集などメモリーズでしかお目に掛かれないので見掛けたら即入手お勧めである。
手に汗握る切迫感、臨場感、疾走感に唸ること請け合いである。
これを正規盤で出せなかったテンシュテットは巡り合わせが悪すぎる。
配って歩きたい名全集の筆頭である。
今日会った友人はコダーイのガランタ舞曲が仕掛けが多くて名曲だ、沖縄の曲を前衛的に取り上げたのは中川昌巳という人だ、と喋っていた。面白い話を聞いた。
数々の名盤駄盤をかき分けて耳にする音一期一会で