今日は連れと友人と文学館で待ち合わせ、常設展をじっくり見る。
凄い見応え。人名が多すぎて覚えきれない。
友人は図録の文章をカフェで熟読していた。
バスで街へ出て、角煮サンド食べる。トルコのサバサンドも懐かしいという。
資料館でインプロヴィゼーション音楽を編集した映像をスクリーンで見る。
歩いて風呂敷工房のビルでグレープフルーツアイスティー飲む。
中古CD店に寄ってビアホールライオンに着く。叔父さんもすぐ来た。
円空と木食の話、五來重の仏教民俗学の話、ロルカのデッサンは確かに線がいいよねという話、ビアホールの昭和20年代の写真はここの空間のどこを撮って飾ってあるのかという話、叔父さんは坂のスケッチを中心に千枚絵を描いたという話、絵を積んで自分の背丈ほど絵を描けば物になると言われた話、古い町並みが残っているところしか描く気がしないという話を聞いたり話したりする。
ファドは良いよねという話、一度にファドのCDを10枚ごそっと買うのは選ぶ眼があるのと選びようがないのと両方あるという話、哲学の木は見なかったのかという話、私の友人のライブをここで見たいという話、人は6人介せばどこか共通点がある、縁で繋がっているという6次の隔たりの話を聞いたり話したりする。
そのあと明治風西洋酒場に連れて行ってもらう。
木造で浪漫的な造りで感じが好いお店。
地元の文庫は非売品で古本屋で売っていて7・8冊持っているが、風景など参考になるという話、坂を上から下を描いてみている話、山田風太郎の晩年のエッセイはいいという話、山田風太郎の人間臨終図巻を読んでいる話、坂を下った先には異界があるから下り坂を描いている話を聞く。叔父はスケッチ帳を取り出して店内と私と友人をササっとスケッチして見せた。
叔父と別れて友人と喫茶ひのでに入るが、友人は寝てしまう。
店を出て友人は書店でタウン紹介誌と地図を買い、鞄がどんどん重くなると言って帰る。
今度いつ会えるか分からないからなというので来てくれてありがとうと言って友人と手を振って電車で帰る。
哲学の木を見過ごした早足の私の日々を縁が支える